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4月, 2010の投稿を表示しています

Apple Universal Dock

Apple Universal Dockはすばらしい。 ただし、単にPCと接続するためのDockとして使う分には値段相応の価値はない。Apple Universal Dockが真価を発揮するのは、室内でオーディオやアクティブスピーカーに接続するときである。背面にLine Out端子がついていて、ここからライン出力を直接取り出すことができる。ヘッドホン端子に直接ケーブルを挿すと、iPodの貧弱なアンプを経由することになり、あまり音が良くないが、Dockコネクタを経由してライン出力を取り出すと、ヘッドホン端子経由のときよりも圧倒的に音が良くなる。すなわち、Apple Universal Dockが値段相応の価値を持つのは、オーディオ機器としてである。Apple製品はシンプルだが良く考えられている。 Apple Universal Dockにはリモコンが付属しており、リモコンさえ手元にあれば、再生も停止も音量調整もリモコンだけでできる。 短時間の使用ならiPodのバッテリー電源だけで十分だが、オーディオ機器として長時間使うためには電源が不可欠で、Dock端子経由で電源を取る必要がある。 あまりかさばらないので、電池式のポータブルスピーカーと一緒に、浴室で使うこともできる。むろん、iPod専用スピーカーを使えば同じことができるのだが、iPod専用スピーカーはiPodが無ければ無用の長物に過ぎない一方で、汎用のアクティブスピーカーやポータブルスピーカーなら選択肢が広いし、他の機器と組み合わせて使うことができるので、長く使うことができる。 室内で使うときにはこれを使い、外に持ち出すときにはDockコネクタ接続のポータブルヘッドホンアンプを使えば、iPodの貧弱なアンプを常にバイパスすることができる。 オーディオ機器として使用するなら、Appleの純正品に限定する必要はなく、オンキョーやプリンストンテクノロジーからも同様の製品が発売されている。オンキョーの製品は音質に定評があるらしい。プリンストンテクノロジーの製品はApple純正品よりも安く、かつリモコンつきである。 どうしてこんなことが気になったかというと、iTunes用の母艦が欲しかったからである。ThinkPad X200sから早くWindowsを捨てたいのだが、あいにくLinu

Apple In-Ear HeadphoneにEP-EX10をつけてみた

Apple In-Ear Headphoneに合うイヤーチップをネットで探したら、ソニーのハイブリッド型イヤーチップのEP-EX10の評判が良かったので、買ってみた。2組で480円である。 もともとMサイズのイヤーチップを使っていたので、同様にMサイズのイヤーチップを買ってみたところ、少し良くなったような気はするが、いまいち物足りない。耳の穴に深く入れないと遮音性を確保できないのだが、それでは疲れてしまう。しかし翌日にLサイズを買ってみたところ、耳の穴の奥までねじこまなくても遮音されるようになったため、軽い装着感で遮音性が良く、しかも低音がよく聞こえるようになった。Apple In-Ear Headphoneは低音があまり鳴らないとされているが、やっとジャズでベースがきちんと聞こえるようになった。さすが音響機器メーカーのソニーだけあって、ハードウェアはよくできている。 Apple In-Ear Headphoneが7500円程度、EP-EX10が480円なので、8000円程度の出費でしかないのだが、この値段にしてはなかなか良いのではないだろうか。 AT-PHA30iとあいまって、小さい音量で明瞭に聞き取れるようになったため、耳にも優しくなった。 結果的にMサイズは無駄になったものの、比較の対象がないと本当に最適なのかよくわからないし、そのための費用が480円なら、別段高くない。 実はネットで評判の良かったComply T-140も気になったのだが、1組1000円近くする上、ウレタンフォームは劣化するので、ランニングコストが高い。それに、フォーム式は音が篭るので、せっかくバランストアーマチュアヘッドホンを使っているのに勿体無い。 ヘッドホンに投資しだすときりが無いが、電車の中で耳に装着するという条件のもとで、費用も勘案しながら総合的に判断すればよいと思う。単品で性能が高くても、周囲の騒音でかき消されてしまったら意味が無いし、どんなに音が良くても、装着感が悪ければ使用に耐えない。

ThinkPad 200sを高速化してみた

できればSSDに換装してWindows 7でも入れたいものなのだが、SSDはともかくとしてWindowsごときのためにお金を出すのもしゃくなので、現状でどこまで動作を軽くできるか試みた。 まず、システムを「パフォーマンス優先」にしてデザインをWindowsクラシックに変えてみたところ、如実に動作が軽快になった。グラフィックチップに描画させるAeroの方が軽いとまことしやかに言われているが、ThinkPadはCPUのパワーに余裕がある反面、グラフィックチップの性能はあまり良くないので、Aeroを切ってCPUに描画させる方がリソースを効率的に使えるようである。 せっかくなので余計なサービスを切ってみたが、間違ってテレフォニーを切ってしまったせいでイーモバイルが使えなくなってしまい、ネットで検索して急遽戻したりした。起動時のサービスの立ち上げを減らすと動作が速くなるようだが、これはあまり体感できなかった。 省電力設定で、ファンの静音化を優先する設定にしてみたが、もともと通常の使い方をしている限り、ファンが回ることはほとんどないため、あまり効果を感じられない。 そうこうしているうちに近所のスーパーで4GBのSDカードが998円で売っていたのでものは試しにReadyBoostで遊んでみた。あまり効果は感じられないが、アプリケーションを立ち上げたときの動作は機敏なような気がする。ハードディスクへのアクセスなしに1秒以内で立ち上がるので、まるでSSDを入れているかのようである。 OS起動時には依然として時間がかかるが、どうせ普段はスリープしかしないので、再起動が必要なとき以外はあまり困っていない。 とりあえず、Vistaのままでもさほど困らない状態になったので、お金を出してまでWindows 7を買う必要は無くなった。 残るはHDDの静音化だけだが、音が気になるのは寝室で他の音がしないときだけであり、空調の音にかき消される程度でしかない。どうしても静音化したければSSDに換装する必要がありそうだが、それだけのためにSSDを買うのはお金が勿体ないし、SSD特有のリスクもある。HDDの寿命が近づく頃にはSSDの値段と信頼性もこなれているであろうことを期待して、もうしばらくこのままの状態で使うことになりそうである。