スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

8月, 2010の投稿を表示しています

EXお出かけ早特でN700系のグリーン車に乗ってみた

週末に東京から大阪まで移動する用事ができたので、EXお出かけ早特を利用してN700系のグリーン車に乗ってみた。 EXお出かけ早特は期間限定の切符で、3日前までにエクスプレスで予約することを条件に、土休日限定で新幹線に安く乗ることが出来る。特にグリーン車が相対的に割安である。普通車用は東京新大阪間13100円でEX-ICより高いのに制約が強い。グリーン車用は東京新大阪間で14500円であり、EX-ICよりも1500円高いだけ、正規の運賃料金と比べると500円程度高いだけである。これなら使わない手はない。ただし、ぷらっとこだまグリーン車エコノミープラン11500円と比べると3000円高い。名古屋までならこだまでも2時間50分なのであまり気にならないが、新大阪までだとのぞみで2時間半、こだまで4時間なので、のぞみを選ぶ場面もあるかもしれない。 こだまのグリーン車は、ぷらっとこだまにせよIC早特にせよ比較的安いので、東海道新幹線に乗るときにはこだまのグリーン車に乗るようにしているが、最近は700系が増えてきたとはいえ、こだまにはN700系が充当されないので、今までN700系のグリーン車に乗る機会が無かった。このたび、EXお出かけ早特で初めてN700系のグリーン車に乗ることになった次第である。 EXお出かけ早特は紙の切符を発券する必要があるため、モバイルSuicaと併用できない(改札内の指定席券売機で発券する場合には、東京駅までの切符を券売機に挿入する必要があるため)。東京駅で一旦改札を出て、エクスプレス予約受取専用券売機で受け取る。これがEX-ICならそのまま新幹線乗り継ぎ改札でモバイルSuicaをタッチするだけで済むのだが。 東京行きの列車が折り返す場合には、車内清掃があるので、出発直前まで乗車できない。ホーム下の待合室に電源のある席があるので、直前までそこで時間を潰すのがよい。ホーム上は当然のことながら冷房が効いていない。 さてグリーン車だが、内装は700系よりも落ち着いている。座席は固めだが、これがよい。特に、腰をしっかりと支えるのがよい。腰痛持ちにはN700系の方がよいだろう。新大阪までの2時間半だとさほど差はないのかもしれないが、広島まで乗り通すならN700系の方が疲れないかもしれない。窓は700系の普通車並の大きさであり、さほど圧迫感を感じな

新幹線の車内サービスに情報技術を

N700系では無線LANを利用することができる。もともと新幹線には通信回線があり、余った帯域を一般乗客に開放するために、車内に無線LANのアクセスポイントと移動局を設置している。しかし、もともとが余った帯域でしかなく、1編成で下り2Mbps、上り1Mbpsしかない。大半の乗客がインターネットにアクセスしたらアナログモデム並みの速度にしかならない。 ボトムネックは列車と地上との間の通信なので、ここを通過するデータ量を減らせばよい。すなわち、列車内で完結するサービスを提供すればよい。そうすることで、せっかく設置した無線LANのアクセスポイントを有効に活用することができる。もちろん、「だったら沿線にWiMaxの基地局を設置すればよいではないか」という考え方もあるが、それだと従来の無線通信の延長でしかないし、そもそも携帯電話の帯域なら既に十分に提供されている。また、WiMaxの基地局増設は正攻法だがお金がかかるため、もともとの「余った帯域の有効活用」という趣旨に反する。そして何よりも、単に通信回線を提供するだけというのは勿体ない。せっかくだから、車内の無線LANならではのサービスがあってもよいのではないか。 では、どのようなサービスなら列車内で完結するのだろうか。真っ先に思いつくのは、車内雑誌やパンフレットなど、従来から無料で提供されてきた印刷物の電子版を提供することである。日本では電子書籍がなかなか普及しないが、無料で配布する印刷物を電子化する分には誰も反対するまい。これは車内のサーバにデータを置いておくだけでよい。地上との通信については、成田エクスプレスや京葉線のE233系のように、駅や車両基地にWiMaxの基地局を設置すればよいだろう。 東海道新幹線で提供されている印刷物というと、グリーン車向けには「ひととき」と「WEDGE」が提供されている。WEDGEは車内販売や書店で有料で販売されている。駅では、冊子型の時刻表が提供されている他、各種切符や、エクスプレス予約の宣伝や、「そうだ、京都行こう」「Shupo」など、行楽地を紹介した印刷物が大量に配布されている。これらは紙媒体向けの版下が存在するので、そのままPDFとして配布すればよい。これは今すぐにでもできる。ちなみに、東海道新幹線の時刻表は既にJR東海のウェブサイトで配布されている。また、JR東海ツアーズの

Pocket WiFiとAirMac Expressとを併用する

既に音楽再生用にAirMac Expressを持っているので、Pocket WiFi環境下でもこれを使えるようにする必要がある。 今までは無線ルータが無かったので、AirMac Expressを無線ルータとして接続していたが、Pocket WiFiを無線ルータにして、そこにAirMac Expressがぶらさがるように設定を変更する。 AirMac Express側の設定では、「ワイヤレスのモード」を「ワイヤレスネットワークに接続」にし、そこにPocket WiFiのSSIDとWPAキーを入力する。「既存のワイヤレスネットワークを拡張する」というのもあるが、これはApple製の無線ルータを使っている場合にのみ可能なので、Pocket WiFiを無線ルータにする場合には使えない。AirMac Expressは、あくまでもオーディオ再生とUSBプリンタの操作のためのデバイスとして使うことになるが、別段これでも支障しない。 次にPocket WiFiの側の設定だが、「無線LAN基本設定」で「プライバシーセパレータ」を無効にする必要がある。そうしないとPCとAirMac Expressとの間で通信できない。他のデバイスとPCとで通信できることにより、セキュリティ上のリスクは少し増えるが、SSIDとWPAキーを変更して他人が入れないようにすることでカバーするしかない。 ここまで無線化した結果、PCにつながっているケーブルは電源コードだけになった。しかし短時間なら電源無しでも動くし、電源コードくらいならさほど邪魔にならない。

Pocket WiFiを買ってしまった(セットアップ)

購入後、早速セットアップ作業を始めた。 まずはUSBで接続し、設定ツールをインストールする。設定ツールはウェブブラウザ上で操作することができる。というか、ウェブブラウザからルータのIPアドレスにアクセスするためのリンクが作成されるだけである。したがって、Linuxからでも設定できる。安全のため、設定ツール上でツールのパスワードや、SSIDや、暗号化方式や、WPAキーやWEPキーを変更する。 WindowsでUSBで接続すると、無線LANルータが無効化され、USBケーブルによるイーサネット接続となる。USBケーブルからは給電されない。なお、LinuxでUSBで接続すると、無線接続のままである。こちらはUSBから給電されているようなので、USBで給電しながら使うならLinuxの方が有利だろう。Linuxの方が動作が軽いしネットワークに繋がるのも早いし、OSの起動も早いので、外に持ち出すならLinuxの方が便利だろう。 3G回線の感度は、D23HWよりも劣るようで、窓側に設置するにしても、設置のしかたに工夫がいりそうである。PCのみを外に持ち出すなら、D23HWにSIMを差し替えて使う方が簡単だし消費電力も少ないが、後述の通り、Pocket WiFiの方が使い勝手は良い。 次に、変更済のSSIDやWPAキーをもとに無線LANの設定をする。Linuxでも設定したが、Windowsよりも簡単に設定できるのが嬉しい。 早速使ってみるが、無線LANの電波強度は十分にある。最初のうちはインターネットにつながるまで随分時間がかかったが、2回目以降は比較的早い。 慣れてしまうとなかなか便利である。USB接続の端末の場合、使用後にユーティリティソフトウェアを閉じて、端末を取り外してからスタンバイモードにして蓋を閉じる必要があるが、Pocket WiFiなら、WindowsであれLinuxであれ、とりあえず蓋を閉じてしまえばスタンバイモードにできるし、再度使い始めるのも簡単である。特に電車の中で使うのに適している。電車を降りるときにはすぐにPCをしまう必要があるからである。

Pocket WiFiを買ってしまった(機種選定)

なぜPocket WiFiにしたのかというと、自宅の電波状況が悪いため、速度向上のメリットを享受できないためである。自宅では300Kbpsから1Mbps程度しか出ないので、スピードの早い通信方式を導入しても実質スピードはほとんど上がらない。むしろ電波の入りやすさがボトルネックになっている。 そのため、WiMaxは使えない。WiMaxは電波さえ入れば、安い、速い、縛り無しと申し分ないのだが、なにぶん電波が入らなければ意味がない。LTEにしても、800MHz帯を使えれば繋がりやすいだろうが、DoCoMoとAUが既得権益として押さえているし、両社が格安の定額プランを出すことは期待しにくい。800MHz帯の次に比較的ましなのが、イーモバイルの1.7GHz帯である。ソフトバンクは2GHz帯、WiMaxは2.5GHz帯なので、イーモバイルの電波状況でギリギリなら、ソフトバンクも見込薄である。 というわけで、少なくとももうしばらくの間はイーモバイルと付き合うことになった。それならば現在使っているD23HWで2年縛りを全うすればよいともいえるのだが、USB接続タイプを窓付近で使うとなるとUSB延長ケーブルが必要で使い勝手が悪いし、1台のPCでしか使えない。モバイル無線ルータを購入すれば解決するが、8000円くらいするので、それとさほど変わらない値段でPocket WiFiが手に入るならそれに越したことはない。現状では、D23HWはUbuntuで使えないことはないが、あまり使い勝手が良くない。また、まだ購入していないが、iPad WiFiやiPod touchはモバイル無線ルータを介さないとインターネットに接続できない。 Pocket WiFiを買う上で気になるのはスピードがさほど速くないということだが、上記の理由に加え、イーモバイルでは8月24日から毎日3万パケット(366MB)の帯域制限が導入されるので、どんなにスピードが速くてもデータ通信量の上限に達してしまったら意味がない。リソースの限られた無線通信を使う以上、スピードでは我慢せざるを得ない。むしろ、いつでもどこでもそこそこのスピードで使うことができることの方が大切である。 なお、Pocket WiFiに内蔵されている無線LANは802.1bと802.1gのみで、最高54Mbpsだが、どのみち3G回線の理論上の

Pocket WiFiを買ってしまった(料金プラン)

イーモバイルの2年縛りがあと9ヶ月残っているにも関わらずPocket WiFiを買ってしまった。Try WiMaxで、自宅が圏外であることがわかってしまったため、当分の間イーモバイルの世話になる見通しが得られたため、無線ルータ付の機種を導入して使いやすくしようと思った次第である。 (1) 現契約の契約解除料10000円を払い、にねんMに加入すると、本体価格1円かつ12ヶ月間の料金が3980円、次の12ヶ月間の料金が4980円となる。この方法だと契約解除料が高いし、再度2年縛りがかかり、契約解除料がもっと高くなる。最初の月が33600円であり、月割りで減額されるが、契約解除料が10000円を切るのは1年6ヶ月後である。しかも機種変更時も契約解除料がかかる。 (2) 2年縛りの契約解除料を節約するためには、本体を9800円で購入し、にねん得割に加入するという方法がある。依然として2年縛りはあるが、契約解除料は9975円だし、機種変更時には契約解除料がかからない。 (1)と(2)とを比較すると、2件間のコストは(1)の方が5000円安くなるが、2年縛りのリスクがより高い。この分野は技術の進歩が早く、新機種や次世代通信方式がそう遠くない時点で利用可能になることを考えると、5000円余計に払っても自由度を高くしておいた方が得策である。そこで店員の勧めもあり、(2)を選択した。 次は現契約の契約解除料10000円をいかに節約するかだが、現契約の2年縛りを全うすれば契約解除料を払う必要がない。そのため、現SIMをそのまま使い続けることにして、2年縛りが解けるまで、新SIMを月額280円で寝かせることにした。8ヶ月間で2240円かかるが、現契約の契約解除料10000円や、新契約の契約解除料9975円よりも圧倒的に安い。現契約の2年縛りが解けたらおもむろに解約し、新SIMを使い始めることにした。 新SIMを使い始める時点で他のサービスに移行する可能性があるが、その際も、契約解除料9975円を払うよりも、残り1年4ヶ月間280円を払い続ければ4480円だけで済む。毎月280円で契約を維持できるにねん得割のおかげで、当初の想定よりも安くすることができた。 店員が親切に教えてくれたからだが、これは、店員にとって重要なのはイーモバイルが得る通信料金ではなく、端末を

日立風アイロンを導入

13年間使ってきた洗濯機が壊れたので、かねてから欲しかった風アイロンを買った。 【当店ポイント2倍】日立 9.0kg ドラム式洗濯乾燥機【左開き】ライトベージュHITACHI ヒートリ... 価格:130,000円(税込、送料込) この機種の最大の懸念は設置できるかどうかだが、幸い防水パンのスペースに余裕があったため、無事設置できた。 早速使ってみる。洗濯時と脱水時は音が静かである。乾燥時には高音が少し気になるものの、さほどでもない。夜に音が気になる場合には「ナイト」モードも利用でき、風速が押さえ気味になるため、音が気にならない。余計に時間がかかるが、どうせ寝ている間なら時間がかかっても平気である。 乾燥後の仕上がりは上々である。天日干しよりもふっくらとしている。しわになりやすい綿100%のシャツはさすがにアイロンがけ不要というわけにはいかないが、普通の衣服ならそのまましまうことができる。風アイロンに限ったことではないが、洗濯物を干したり取り込んだりしなくてよいというのはとても便利である。これなら一人暮らしでも洗濯に困ることがない。 洗濯機を回し始めてから乾燥が終わるまで2時間半強、ナイトモードなら6時間程度なので、丁度寝ている間に済ませることができる。

E2系J71編成に乗ってみた。

東京から盛岡に行く際、たまたま2010年に製造されたE2系に乗ることができた。 JR東海の子会社となった日本車輌製で、JR東海のN700系に準じた装備が取り入れられている。まず、側面の表示器は大画面のフルカラーLEDである。普通車の座席窓側にコンセントが一つあり、これもN700系と同様である。グリーン車の読書灯は座席頭部にLEDのランプが取り付けられており、これもN700系と同様である。グリーン車のセンターアームレストにコンセントが2個ついているのもN700系と同様である。日本車輌の都合に合わせて、装備を増やしつつ安く上げているのが見て取れる。 グリーン車ではフットレストがついていないが、代わりに大型のレッグレストがついている。これはE4系に準じたものだろう。個人的にはフットレストよりもレッグレストの方が好きである。レッグレストの上げ下げは電動である。たしかに背もたれと違って空気式だと扱いにくいので、電動の方が便利だろう。背もたれの調整は従来と同様だが、ボタンがセンターアームレストについている。 細かい装備を除けはE2系1000番代そのもので、座席自体は他のE2系のものとほぼ同様である。E2系なので窓が大きく、窓框も大きい。 もしかしたら台車等もマイナーチャンジしているのかもしれないが、乗ってみただけではわからなかった。 乗り心地はあまり良くない。これは車輌の性能の問題というよりもむしろ軌道の問題だろう。東北新幹線はスラブ軌道なので、開業当初は乗り心地が良いが、開業から30年近く経過し、軌道が劣化したのだろう。バラスト軌道が音を吸収するのに対してスラブ軌道は音を反射するので、音もうるさい。東北新幹線に長時間乗っていると疲れる。東海道新幹線のこだまと違って、グリーン車に格安で乗れるわけでもない。 東北新幹線の車輌をE5系に統一する前にE2系を増備したのは意外だが、上越新幹線に転用されることになっているので、別段無駄ではないだろう。もし60ヘルツにも対応していれば北陸新幹線にも転用できるだろうが、60ヘルツに対応しているかどうかはわからない。