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8月, 2011の投稿を表示しています

今更ながらThinkPad X24にVine Linux 6.0を入れてみた

かつてThinkPad X24にUbuntu 11.04を入れてみたところ、ハードウェアの性能が足りなくて動作しなかったので、ついに寿命かと諦めていたのだが、つい最近になってVine Linux 6.0が出たのを知ったので、Vineなら動くだろうかと思って入れてみた次第である。 インストールはいつも通りなので詳細は割愛する。UIもGnomeなので代わり映えは無い。日本語入力はmozcになったので、操作性が向上した。あいにくデフォルトのウェブブラウザはFirefoxのままなので、SynapticからChromiumを入れた。できればChromiumをデフォルトブラウザにしてほしいものである。ChromiumではGoogleのアカウントによってブックマーク等の情報を同期できるので、そこまでできればあとはネット端末として使うだけである。 残念ながら実メモリが384MBしかないため、仮想メモリの読み書きに時間がかかり、動作は重い。思考のスピードで文字を入力する状態からは程遠いので、筆記用具としては機能しない。HDDも2002年に購入したときのままなので、スピードが遅い。しかしもちろんこれは9年前のハードウェアの問題であり、Vineのせいではない。少なくとも、Ubuntuよりは軽快であるという点では立派である。 それでも、起動と終了およびネットワーク接続が確立するまでのスピードはWindowsよりも圧倒的に速い。さすがに最新のハードウェアにVineを入れるのは勿体無いが、余っているネットブックがあったら、Vineを入れてみると、本来の意味でのネットブックとして使えるかもしれない。ネットブックといえどもメモリは最低限1GB積んでいるだろうから、実メモリだけで足りる限りは軽快に動作するだろう。

書籍紹介「社長をだせ!」

手元にあったので読んでみた。クレーマーのタイプごとの処理について書かれた本なのだが、そういう本題とは別のことばかりが気になった。 1 精密機械は面倒 筆者がカメラメーカー勤務ということもあり、精密機械の不具合の事例が取り上げられていたが、最善を尽くしても事故の起こりうるものを扱うのは実に大変である。デジカメの時代になって本体はソフトウェア化されたものの、レンズは依然として機械部品だから、トラブルは避けられない。そもそも1台のカメラによって美しい写真を撮ることに限界があるのだから、Googleの画像検索みたいに、「自分が写真を取らなくても他人が撮った写真をいつでも気軽に見ることができるようにする」とかいったような、別の方法を考える方が筋が良いのではないか。機械的解決策ばかり追求していると、進化の袋小路に入ってしまう。日本メーカーは要素技術は一流だが、利益を出すのは結局Appleみたいにビジネスモデルを考えつくことのできる会社である。 2 カメラを使う人々 カメラを使う人には凝り性の人が多いようである。随分細かいことを気にするものである。そんな細かいことばかりに執着していたら物事が見えなくて人生の貴重な機会を逃すのではないかと余計な心配をしたくなる。 自分の操作ミスで失敗するのが嫌なら素人が使っても失敗しない程度のものを使えばよいのに、なまじ腕におぼえがあって上級者向けのものに手を出すから失敗する。量販店では客を選べないのがリスク。プロならばカメラという製品がどのようなものでありどのようなリスクがあるかを熟知しているから、相応の対策を取るが、素人だとそこまで知恵が回らないから始末に負えない。 自分は旅先では写真を取らない主義で、必要なときだけメモ程度に使うだけである。カメラには深入りしたくないという思いは昔から持っていて、このたび改めてカメラには関わりたくないという思いが強くなった。旅行ではカメラで撮影することよりも大切なことがいくらでもある。どんなにカメラに凝ったところで、肉眼にまさるカメラは無い。カメラなんて使っている暇があったら、自分の目に焼き付けて記憶に残すことの方が大切である。なまじカメラなんて使うと、写真を撮ることが自己目的化してしまう。 3 自分のことを棚にあげて人を責める人々 他人に対して完璧を求める人の心理がよく理解