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9月, 2014の投稿を表示しています

タイムズカーレンタルの前夜サービスタイムを利用してみた

タイムズカーレンタルでは、タイムズクラブ会員(入会無料)向けに「前夜サービスタイム」というサービスを実施している。これは追加料金無しに借り始めの時刻を前日午後4時まで、返却の時刻を翌朝10時まで延長できるものであり、早朝と夜間に負荷が集中しがちな従業員の作業負荷を軽減するのが目的と思われるが、使い方次第ではなかなか便利である。同じ条件で他社と料金を比較すると、課金される時間に24時間くらい差が出るので、タイムズカーレンタルの方が圧倒的に有利になる。 1)夕方に空港に到着して市内で宿泊、朝に空港で返却 空港付近には宿泊施設がなかなか無いので夕方過ぎに空港に到着したら通常は市内に向かうが、その場合、夕方から借りるか、どうせ市内までの移動だけだからとその日はリムジンバスで市内に向かうかのどちらかだろう。前者だと車に乗らない夜間の分の料金もかかるし、後者だと荷物が多いときにはあまり便利ではない。追加料金無しに空港で車を借りられれば市内への移動が便利である。 2)夕方に駅に到着して郊外で宿泊、朝に駅で返却 駅付近に宿泊する場合、ホテルの駐車場料金が高くつく。1日だけなら朝借りて夕方に返せばよいのだが、2日以上借りる場合には駐車場を確保する必要がある。しかしどうせ車があるなら駐車場無料の郊外のビジネスホテルに泊まれるし、その方がいろいろな面で安い。 3)夕方に駅に到着して市内中心部で宿泊、朝に駅で返却 JRの駅の中には市内中心部から離れている所もある。例えば八戸駅は市内中心部から離れている上、駅前には東横インくらいしかなく、夕食を食べる場所にも不自由する。それならば車を借りて市内中心部に移動してしまう方が便利である。 4)早朝や夜間に車を使用 翌朝までに返却すればよいとなれば、車を使う時間の融通が利き、到着が遅くなっても心配無用である。また、宿泊地とレンタカー店舗の間の距離が短ければ、返却間際に満タン給油するのではなく、前日にホテルに到着する時点で給油できるので、ホテルをチェックアウトしてから車を返却するまでの間に不慣れな土地でガソリンスタンドを探す必要がなくなる。 これが普及すると従業員は開店から朝10時まで接客、10時から午後4時まで整備、午後4時から閉店まで接客と常識的な時間帯に仕事をできるので、作業効率はだいぶ良くなるのではないか。通

原発補助金の使い方

原発補助金の使い方でわからないのは、なぜ箱物に投資するのかである。原発補助金は、原発事故で周囲に人が住めなくなった場合の補償の側面があるのだから、そういうリスクに対処するために使うのが本来の使い方のはずなのに、なぜ人が住めなくなったら無用の長物になる箱物に投資するのだろう。 原発立地に際しては、実際には事故のリスクをゼロにすることなどできないのに、ゼロリスクでなければ立地を認めないという反対運動のせいで、「事故のリスクは無い」という建前で通さざるを得なくなって、そのために「もし事故が起きたらどうするか」という議論がタブーになってしまった。しかしもし本当に事故のリスクが無いなら、補助金を出す理由がなく、むしろ地域の雇用に貢献するのだから、地元自治体が補助金を出す側でないとおかしい。建前は建前、本音は本音として、「地域振興どうたら」みたいな名目をつければ、実質的に原発事故が起きた場合の対応策も取れたのではないだろうか。 原発事故による最大のリスクは環境汚染であり、土地と建物は移動させることができないから、移動可能なものに投資して、いざというときに移住できるようにするのがリスク対応策になる。では何が移動可能かというと、それは人である。しかも高いスキルを持った人材である。手に職があればどの土地でもどうにか暮らしていけるし、余人を以て代えがたいスキルがあればどこでも好きな所に住めるからである。 研究機関の中には大掛かりな装置を必要とするものもある。せっかく箱物に補助金が出るなら、そういうところに研究施設を作れば地元の建設工事にも貢献できる。原発事故が発生すればその施設は使えなくなるが、研究機関にとって最大の財産は人材なので、別の土地に移って研究を続ければよい。研究機関は人材が集積していることに意味があるので、ある特定の分野で一大研究センターを作れば効率的だし、それだけ人が集まれば地元経済にも貢献できる。

ソラシドエアに乗ってみた

このたびANAのコードシェア便でソラシドエアに乗った。ANAの航空券を購入した際、たまたまソラシドエアコードシェア便の時間帯に当たったからである。同じ運賃なのにANAでなくソラシドエアに乗るのはなんだか損をしたような気分になるものの、コードシェア便は時間帯に対するフレキシビリティに意味があるし、便変更可能な切符を持っているなら、選択肢が多いに越したことはない。それに対して、特定便割引を利用していて乗る便を決めているなら、最初からソラシドエアの航空券を買う方が安い。スカイマークにするとさらに安い。 さほど期待せずに乗ったソラシドエアではあるが、最新の737-800で白を基調にコーポレートカラーの黄緑のアクセントを加えた機内はきれいだし、座席の座り心地も良い。シートピッチも実は国内航空会社の運航する737の中では一番広い32インチ(81cm)だったりする(スカイマークの737も32インチ、JALとANAは31インチ)。777の横10列シートの詰め込みに比べればはるかに快適である。スカイマークと違って座席に電源はついていないが、その代わり飲み物が提供される。機内ではビデオはおろか音楽すら提供されていないが、スマホが普及して誰もが自分で動画を見たり音楽を聴いたりできるようになった今となっては必要ない設備だろう。国内線の飛行機なんて普通席で座っている限り大差ない(だからこそ便変更の可能性がないならわざわざ高い切符を買う必然性も乏しかったりする)。 737は座席数が767や787よりも少ないため、乗降に要する時間が少なくて済むし、搭乗ゲート付近もさほど混雑しない。国内線の飛行機を利用する際には、機内にいる時間よりも空港にいる時間の方が長いこともあるので、搭乗前の待ち時間や乗り降りの際にあまりストレスを感じないことは意外と重要だったりする。 これならソラシドエア運航便だからといって避ける必要はない。