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2月, 2019の投稿を表示しています

スマホで購入できる乗車券がほしい

中国で一気に普及したスマホ決済を鉄道の乗車券に応用できないものだろうか。 スマホを操作して乗車券を購入し、スマホの画面でQRコードを表示し、それをバーコードリーダー付の自動改札機にかざすことで改札を通るようなシステムならさほど手を加えずに作れたりしないだろうか。現に、航空券はeチケットを2次元バーコードで表示することで搭乗ゲートを通過できるようになっている。バーコードリーダー付の自動改札機なんて既に空港の搭乗ゲートにいくらでもあり、乗客はバーコードをかざす操作に習熟している。高速バスでも予約・購入情報をスマホで表示させることで乗車できる方式が広まっている。 JRのローカル線のワンマン運転では未だに現金を収受している。JRだったらSuica等のICカードで運賃を支払えれば便利だし、現に大手のバス会社ではとっくに導入されているにも関わらず、交通系電子マネーの元祖たるJRでは未だに電子マネー決済できない。これはICカードリーダーが高価だからだろうが、バーコードリーダーなら安価なのでワンマン運転の運賃箱に容易に取り付けられるのではないか。検札の際にも、車掌がバーコードリーダーでスキャンすれば乗車券情報が表示されるのだったら簡単である。乗車券情報を見るだけなら高速バスでやっているように画面上に言葉で表示させれば十分である。 バーコードで乗車券情報を読み込んでしまえば、そこから先の認証は磁気化券と同じなので、ソフトウェアにはあまり手を加えずに済む。現に沖縄のゆいレールは磁気化券を廃止してQRコードを印字した乗車券に切り替えた。処理速度はSuicaに及ばないかもしれないが、一部の混雑路線を除けばさほど速い処理は必要ないし、世界的にはロンドンのOysterくらいの処理速度が標準である。 その後調べてみたところ、QRコード決済については、 2018年11月5日「駅から切符がなくなる日、カギ握るQRコード決済の強みとは」(枝久保達也) がよくまとまっている。

Lenovo 65W USB Type-C トラベル DCアダプターを購入

かねてから車のDC電源でPCに充電したいと思っていたのだが、ThinkPadの電源端子はスリムチップ(角型)からUSB Type-Cへの過渡期になるため、スリムチップ用の製品を購入してもすぐに陳腐化してしまう。そのため、新機種に乗り換える際にUSB Type-C対応の製品を購入するつもりでいた。 しかしLenovo USB Type-C ノートブックパワーバンクを購入したところ、USB Type-Cからスリムチップへの変換アダプタが付属していたため、USB Type-C用のDCアダプタにこの変換アダプタをつければスリムチップ仕様のPCにも使えることがわかった。そのため、周辺機器が安いときにUSB Type-C用のDCアダプタを発注した。 主な用途は車での移動中にPCに充電することだが、旧来の5VのUSB規格に縛られないため、大容量のモバイルバッテリーに短時間で充電することもできるし、もちろんスマホに充電することもできる。停電した際に車に燃料が残っていれば車のエンジンを回すことでPCを使い続けることができるので、停電対策にもなる(インバータを通してからACアダプターを通すのは無駄)。 いざ届いてみると、実物は結構小さくて軽い。コンデンサやトランスから成るACアダプターと異なりDDコンバータ(スイッチング素子)+制御用チップなので、原理的に小さいのは当然なのだが、実物を見るとやはり小さい。それでいてケーブルは2m近くあるので、車の中で取り回すには十分な長さである。あと気になるのは夏の車内での耐熱性だが、用途は明らかに車載用であるにも関わらず、見た目はACアダプターと似たような感じであまり車載用には見えないので、これは使ってみないとわからない。もしかしたら夏は車の中に置きっぱなしにしない方がよいのかもしれない。

いまどき退職金に意味があるのか

昔は退職金というとまとまったお金がもらえるイメージだったが、いまどき退職金に意味があるのだろうか。 退職金は労働基準法での義務ではないが、だいたい年収の2%くらいを毎年積み立てて運用して退職時に渡すのが慣例である。資産運用は複利で増えるし、経済が右肩上がりに成長していた時代には昇給もあったから、これが40年分積み重なると相当な額になる。昭和末期の退職金は退職時の年収の数倍くらいだろうか。さらに大企業の場合は厚生年金に上乗せする年金基金もあり、老後の収入に多大な影響を及ぼしているが、これも実質的には給与の後払いである。 一方、金利ゼロで経済成長率ゼロで、当然昇給もなしとなると、単に給与の2%を40年分積み立てるだけである。0.02*40*(1.00^40)=0.8となり、40年勤めあげても年収の8割でしかない。勤続5年で退職すれば年収の1割でしかない。そんな程度の退職金をありがたがるくらいだったら、わざわざ後払いされるよりも、毎年もらいたい。 財務会計上は純粋に給与の後払いでしかなく、給与の一定割合を退職給付費用として計上し、同額を退職給付引当金という負債として計上する。既に費用は発生しているのだが、従業員に支払わずに企業の財布に入れたままにするのである。 ではなぜ従業員に支払うべき給与の一部を後払いにするかといえば、退職金を人質に取って従業員が悪さをしないようにするためである。不祥事を起こしたら退職金を召し上げるようにすれば定年退職まで悪さをしないだろうと期待してのことである。たしかに勤続40年で定年退職間近になると退職金を失うようなことはしたくないので、リスクを取らずに大過なく過ごしたいだろう。 しかし退職金は給与の後払いに過ぎないので、勤続年数が短ければ大した額ではない。数年おきに転職するなら退職金のために我慢する必要はさほどない。内部留保のように再投資の原資にするとしても、年間人件費の2%では量的なインパクトが無いし、そもそも成長しない時代には再投資してもリターンが得られないのだから従業員からお金を借りるまでもない。 しいて言えば退職金は所得税法上一定額の控除が認められていて優遇されているから節税になるくらいである。年金基金についても、社会保険控除が適用されるし、年金としてもらう時期には元の所得が低いから、これも所得税の節約になる。しか

動物園はサファリパーク

子供の頃は動物園に行くと動物が狭い檻に閉じ込められているのを見るにたえなかった。その後、それは人間の勝手な思い込みであることを知った。 野生動物にとって、動物園は若干不自由ではあるものの安全かつ食べ物の心配のいらない空間である。安全であるというのは他の動物に襲われるおそれがないというだけでなく、人間から危害を加えられるおそれがないということである。檻は動物を閉じ込めるだけでなく、人間から動物を守っている。人間の住む場所の近くに住んでいれば生活環境を破壊されるおそれがあるし、あるいは人間に接近すれば武器で襲われたり罠で捕えられて殺されるおそれがある。動物が至近距離で人間を安全に観察できる場所を動物園の他に思いつかない。それはさながらサファリパークにおいて人間が檻のついたバスで移動しながら猛獣を観察するようなものである。 動物にとって人間は奇妙な生き物である。無知なために自然環境を破壊するし、お金のような実体の無い幻を追い求めてたりするし、人間同士で殺し合ったりもする。自然界において通常ならばありえないような現象に満ちている。人間は自らそのことにあまり気づいていないが、動物は人間でないから人間の奇妙な点がよく見える。それでいて人間はなぜか動物を見下していて、自分たちよりも知性が劣っていると思い込んでいる。愚かな者ほど他者は自分よりももっと愚かだと思って見下す傾向がある。

Lenovo USB Type-C ノートブックパワーバンクを購入

5年近く使ってきたThinkPad X1 Carbonのバッテリーの劣化が進んできて、バッテリー駆動だと2時間くらいしか持たなくなった。かといって2019年版のX1 Carbonが発売されるまではもうしばらくかかりそうだし、バッテリー以外ではまださほど不満がないので、当座の延命策としてモバイルバッテリーを購入することにした。 最近はモバイルバッテリーはピンからキリまでいろいろな製品があるが、ノートPCに給電できるのはUSB PD対応の製品のみで、値段が張る。それでも安物のバッテリーは充放電制御がいい加減ですぐに劣化したり壊れたりするので、少々値が張ってもきちんとしたものを使いたい。そこでLenovo純正のモバイルバッテリーを購入した。ノートPCのACアダプターから充電し、USB Type-C経由でノートPCに給電できる。それだけでなく、バッテリーへの充電とPCへの給電を同時にできる仕様である。DC電源からPCにバイパスしているのだろうか。安物バッテリーはこれができないので、充電しながら給電するとすぐに壊れる。 これはその名の通りUSB Type-Cでの動作を想定したものだが、四角い電源コネクタ(スリムチップ)への変換アダプタが付属しているので、1世代前のThinkPadでも使える。もちろん新機種を購入すればそのままUSB Type-Cで使える。USBの口が2つついているので、スマホへの給電も同時にできる。そのため、これ1台を携帯するだけで足りるし、スマホへの給電用として使うならかなりの大容量である。 中国通販なので発注から到着まで2週間以上かかったが、無事に到着した。本体の大きさは昔のエネループモバイルブースターの2倍くらいの大きさで、充電容量もエネループモバイルブースターの2倍強と控えめなスペック。それでもThinkPad X1 Carbonの新品時の満充電容量は確保されているので、内蔵バッテリーと併せて5時間くらいは連続で使えるのではないか。これで外出先で電源を取れなくても安心である。