Phitek blackbox i10を2011年4月に購入して以来2年3ヶ月にわたって愛用してきたが、コネクタを覆うプラスチックが外れてしまった。かねてよりコネクタから伸びるケーブルがぐらついており、断線するのは時間の問題だと思っていたが、断線するよりも先にプラスチックの方が壊れた。頻繁に抜き差しするし、抜き差しの際にはプラスチック部分を持つので、絶えず応力がかかってきたのだろう。ガムテープか輪ゴムでゆわけつけておけば使用には問題ないのだが、それくらい経年劣化したということなのだろう。断線するのも時間の問題かもしれない。 30ピンドックコネクタから給電を受けられるノイズキャンセリングヘッドホンなのでとても使い勝手が良いし、音質もまずまずなのだが、Appleが30ピンドックコネクタをやめてLightningにシフトしてしまったので、古いiPodが寿命を迎えるのと同時に経済的寿命を迎えてしまう。後継にLightning対応のノイズキャンセリングヘッドホンがあればよいのだが、まだ登場していない。いまさら電池式のノイズキャンセリングヘッドホンに逆行するのも面倒である。また、ノイズキャンセリングヘッドホンの特性上、ドライバユニットが巨大で装着感が良くない。イヤーチップが耳の奥まで入らないので遮音効果が損なわれる。それならばノイズキャンセリング機能が無くても遮音性の良好なカナル式ヘッドホンの方がよいかもしれない。 今注目しているのは、オーディオテクニカから出ている、直径5.7mmのダイナミック式で、これは耳の奥まで入るので装着感と遮音性については群を抜いている。ただし店頭で試聴した限りではピアノの音が濁ったように聞こえてどうもあまり好きになれない音だったりするのだが、家電量販店の店頭というのはとかく騒音に満ちた場所なので、実際の環境ではもっとましに聞こえるかもしれない。 しかし、耳の奥まで入るものが欲しければ既にApple In-Ear Headphoneを持っているので、それが断線するまでは敢えて新しいものを買う気になれない。Amazonで買えば8000円強。Apple Storeで定価で買っても8400円。家電量販店のAppleコーナーなら純正品かつポイントが5%つくので実質的にはAmazonと同じ値段で買える。昔同型を購入したときには定価ベースで