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7月, 2009の投稿を表示しています

冷房と回生ブレーキ

回生ブレーキを効率的に用いるためには、電力の需要と供給とをマッチさせる必要がある。典型的なのはある列車で回生ブレーキをかけているときに付近の列車が加速していれば、回生ブレーキで発生した電力が吸収される。しかし列車密度の低い区間では電力が十分に吸収されずに回生ブレーキが失効する。今でも回生ブレーキの信頼性はさほど高くない。 抜本的な解決ではないものの、冷房を動かすタイミングを回生ブレーキと連動させると若干は改善するのではないだろうか。すなわち、回生ブレーキ時に冷房を最大出力で動かし、停車中や力行時には冷房をつけないようにし、全体としては所要の冷房能力を確保するようにする。このようにすれば、回生ブレーキで発生した電力の一部が冷房に吸収されるし、力行時の電圧降下を防ぐことができる。 実際、旅客機ではエンジンを最大推力で動かす離陸時には照明と空調を止めるが、サービスへの支障はさほどない。 もちろん冷房を使う時期にしか効果がないが、電力需要のピークは夏の日中なので、ピーク時の需要を下げる効果がある。 また、停車駅間距離の長い特急列車では効果がないが、加速減速を繰り返す各駅停車では効果があるのではないだろうか。 制御器の情報または架線電圧を読み取って冷房を入れたり切ったりできるよう、冷房の制御ソフトウェアを改造することで実現できるだろう。

アプリケーションの最大化

最近のGUIでは最大化ボタンを押すとアプリケーションが画面一杯に表示される。しかし、ワイドディスプレイが主流になると、画面一杯に表示されると横長すぎる。アプリケーションを2つ左右並列に表示できれば便利なのだが、そういう機能がないので、手動で画面の大きさを調整する必要がある。左半分で最大化とか右半分で最大化みたいな機能が欲しい。エクセルみたいに整列する機能があれば便利ではないだろうか。

Firefox 3.5とWeave 0.4.0

2009年7月1日にFirefox 3.5がリリースされた。Firefoxを捨ててSafariに移行したつもりでいたので、どの程度速くなったかを見る程度の目的で試しに入れてみた。ところが、複数のFirefoxの設定とブックマークを同期できるWeaveというアドオンがあるということを知ったので、かねてから欲しい機能だったこともあり、試しに入れてみた。 WeaveはFirefoxのアドオンなので、他のアドオンと同様の手順でインストールする。Weaveの設定画面でアカウントを作る。アカウントを作ると、サーバ上のデータが履歴等の情報と同期される。今やウェブブラウザの個人設定やブックマークはキラーアプリのようなものであり、それがGoogleのようにクラウド化されたといえる。あるPCでアカウントを作ると、別のPCでそのアカウントにログインすることによって設定とブックマークと履歴とを共有できる。もしビジネスホテルのロビー等にあるPCにFirefoxとWeaveが入っていれば、自分のアカウントにログインするだけで普段と同じようにFirefoxを使うことができる。 普段使う限りはさほど重たくないので、Weaveを入れていることを意識しない。そこで、USBメモリにFirefox Portable 3.5を入れるのと同時にWeaveを入れた。これを持ち歩けばいつでもどこでも自分のFirefoxを持ち出すことができる。 残念なのは、ビジネスホテルのロビーにあるようなPCにはWeaveはおろかFirefoxも入っていないということである。もし入っていればFirefox Portableの入ったUSBメモリすら持ち歩く必要が無くなるので実に便利なのだが。 確実に効果があるのは、個人で複数のPCを持っている場合や、デュアルブートまたは仮想マシンで複数のOSを入れている場合である。Firefoxは個人の設定ファイルの入っているフォルダを丸ごとコピーすることで同期できるとはいえ、個別に手作業で同期するのは面倒なので、同期を自動化できるのは実にありがたい。 たしかにSafari 4は軽くて速いのだが、総合的な使い勝手では未だにFirefoxの方が優れている。Safariにも同様の機能があればまたSafariに戻ってもよいのだが、Mobile Meは有料だし、あいにくSafariの設定情報やブックマーク