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スカイマークのいま得を使ってみた

私用で札幌に行く用事ができた。真っ先に検討したのは成田発のLCCだが、調べてみると便数が少ないために時間帯が合わないうえに、あまり安くもない。それならば羽田発のスカイマークはどうかと思って調べてみると、片道8990円の「いま得」という運賃があった。 条件を調べてみると、予約変更不可、取消手数料5000円、払戻手数料500円とあり、万一キャンセルする場合にはほとんど戻ってこない。しかし仮に2回に1回キャンセルすることになっても1回当たり18000円とスカイマークの通常の運賃並だし、もちろん大手よりは格段に安い。しかもスカイマークはLCCと異なり座席指定できるし、機内預け荷物で追加料金を取られないし、手荷物の持ち込み制限もさほど厳しくない。変更不可のリスクを危惧しつつも結局いま得で予約した。 出発日の1週間前くらいから天気予報をチェックしていると、出発日の直前に悪天候で運航が大幅に乱れた日があったが、無事に出発日を迎えることができ、しかも天候も良好だった。 実際に乗ってしまえばどんな運賃で乗ろうが一緒である。しかも他社と比べてもさほど差がない。スカイマークだと機内エンターテインメントが省略されているが、いまどき誰でもスマホを持ち込むので、もはや必要ない設備だと思う。シートピッチは大手の737とほぼ同じだし、シートはレカロだし、機内で電源も使える。 運賃に差が出るとしたら予約の取りやすさと予約の変更のしやすさという、旅客の都合に基づく要因だけで、供給側には特に違いは無い。

ANA国内線でWiFiサービスを試してみた

ANAの国内線に乗ったら機内に「ANA WiFi Service」というステッカーが貼ってあったので座席ポケットの案内にしたがって使ってみた。 【インターネット接続】 かつてはJALの方が気前が良かったが、今ではほぼ横並びのようである。とはいえ、衛星通信を使ってまでインターネット接続をしたいと思うほど差し迫った必要に迫られたことがないので、特に飛行時間の短い国内線ではまだ試せていない。 【機内エンターテインメント】 JALよりも充実しており、JALには無い音楽や地図表示も利用できる。ただし、音楽をかけながら地図を見ようとしても音楽の画面から移動してしまうと音楽が止まってしまう。しかし、音楽を聴くのが目的なら自分のスマホで聴けばよいので、そんなに困るわけではない。地図表示は機内でしか楽しめないし、昼間の便で窓側に座っているときにどこを飛んでいてどの辺りが見えるかわかった方が楽しい。 WiFiというと、とかくインターネット接続が注目される傾向にあるが、本命は機内エンターテインメントのための機器と配線の削減である。 【利用可能な飛行機】 国内線全機材に順次導入中だが、過渡期には導入済の機材と未導入の機材とが混在している。機材の運用の都合上、運用を固定できないので、WiFiサービスを利用できるかどうか事前に知る手段は無い。しばらくは不便だが、無くてもさほど困らないものだし、全機材に導入されれば解決することである。

JAL SKY NEXTに乗ってみた

久しぶりにJALの国内線に乗ったらJAL SKY NEXTの機材に当たった。JAL SKY NEXTの特徴は大きく分けて革張りの座席と機内WiFiである。 【革張りの座席】 別段革張りだから高級というわけでもなく、スカイマークでも採用されている。航空会社にとっては汚れがつきにくく耐久性があるのが利点であり、一方乗客にとっては座面が滑りやすい。しかしそれでも新しい座席は新しいなりに改良されている。 【機内WiFi】 有料でインターネット接続でき、ANAの同様のサービスよりもはるかに優れているが、なにぶん衛星回線経由なのでコストの面からあまり普及するとも思えない。一方、機内無線LANを通じた機内エンターテインメントの配信という点ではよくできていると思う。 《ハードウェア》 従来のシートテレビによる動画配信の弱点は膨大な量の配線により機体重量が増大することおよび民生用電装品の信頼性の低さから故障しやすいこと、および整備に難があることである。これに対し、機内に動画配信サーバを持ち無線LAN経由で配信し乗客のスマホやPC上で再生するようにすれば、機内エンターテインメントに必要なハードウェアが動画配信サーバおよび無線ルータだけになる。機体重量を減らすことができ、整備も楽になる。 日本では今や誰でもスマホを持つ時代なので、わざわざ機内にシートテレビを設置するまでもなく乗客のスマホに表示させる方が余計な手間がかからない。 乗客が機内でスマホを使うことを前提としている割には座席には電源がついておらず、意外にもクラスJや国内線ファーストクラスですら電源が無い。一方、スターフライヤーはおろかスカイマークですら全席に電源を設置している。乗客側から見れば整合性が取れていないように見えるが、機内の電装品を減らしたいという航空会社側の動機とは整合的である。もっとも、国内線で1時間ほどスマホを使う程度だったらバッテリーの心配はあまり必要ないので、どこかで割り切るべきものなのだろう。 《コンテンツ》 インターネット接続せずに利用できるのは各種テレビ番組の動画、SKYるるぶ観光情報、およびJALからのお知らせである。飛行機の現在位置のわかる「フライトマップ」と、機内で自ら撮影した写真をフライト情報とともに投稿できる「スカイカメラ」はインターネット接続時のみ利用できるとい...

ソラシドエアに乗ってみた

このたびANAのコードシェア便でソラシドエアに乗った。ANAの航空券を購入した際、たまたまソラシドエアコードシェア便の時間帯に当たったからである。同じ運賃なのにANAでなくソラシドエアに乗るのはなんだか損をしたような気分になるものの、コードシェア便は時間帯に対するフレキシビリティに意味があるし、便変更可能な切符を持っているなら、選択肢が多いに越したことはない。それに対して、特定便割引を利用していて乗る便を決めているなら、最初からソラシドエアの航空券を買う方が安い。スカイマークにするとさらに安い。 さほど期待せずに乗ったソラシドエアではあるが、最新の737-800で白を基調にコーポレートカラーの黄緑のアクセントを加えた機内はきれいだし、座席の座り心地も良い。シートピッチも実は国内航空会社の運航する737の中では一番広い32インチ(81cm)だったりする(スカイマークの737も32インチ、JALとANAは31インチ)。777の横10列シートの詰め込みに比べればはるかに快適である。スカイマークと違って座席に電源はついていないが、その代わり飲み物が提供される。機内ではビデオはおろか音楽すら提供されていないが、スマホが普及して誰もが自分で動画を見たり音楽を聴いたりできるようになった今となっては必要ない設備だろう。国内線の飛行機なんて普通席で座っている限り大差ない(だからこそ便変更の可能性がないならわざわざ高い切符を買う必然性も乏しかったりする)。 737は座席数が767や787よりも少ないため、乗降に要する時間が少なくて済むし、搭乗ゲート付近もさほど混雑しない。国内線の飛行機を利用する際には、機内にいる時間よりも空港にいる時間の方が長いこともあるので、搭乗前の待ち時間や乗り降りの際にあまりストレスを感じないことは意外と重要だったりする。 これならソラシドエア運航便だからといって避ける必要はない。

787に乗ってみた

別に狙って乗ったわけではないが、乗った飛行機がたまたま787だった。待合室でしげしげと眺めればいろいろ観察できたのかもしれないが、そういうことをせずにそそくさと搭乗してしまったので、機内の客室の状況しかわからない。 内装については最新の内装というより他はなくて、737であっても最近新造されたのは787とほぼ同等の内装なので、スカイマークの737であっても運が良ければ最新の内装である。 787の特色はカーボンファイバー製の胴体と、そこから派生した機内の気圧の高さと湿度の高さである。これによって、長時間の飛行では疲れ方が違うことが期待される。しかし国内線程度の飛行時間だと明確に違いを感じることはできなかった。さすがに地上と同じ気圧というわけにはいかなかたので、高度が上がっているときと下がっているときには何度か耳抜きが必要だった。静かで揺れなくてエアバスみたいな乗り心地だと感じたが気のせいかもしれない。ボーイングの飛行機は伝統的に剛性が弱くてたわませることを強度を確保しているが、787の場合はカーボンファイバー製の胴体のせいか、剛性感があるように感じられた。777と乗り比べてみたら777の方はもっとゆさゆさ揺れる感じだったので、やはり787の方が剛性が高いのかもしれない。 客室で唯一787らしさを感じることができたのは窓である。窓が大きいと言われている割には新幹線の窓の大きさには程遠かったが、それでも通路側からでも外の景色を見やすくなった。日除けが液晶式になったことで、もっとも暗くしても昼間なら外の景色がうっすらと見える。また、日除けの制御が電子式になったことで集中制御が可能になり、乗務員が離着陸時に日除けをすべて上げたり国際線の巡航時に日除けをおろしたりする手間が省けている。さらに、1枚1枚のプラスチック製の日除けが無くなったことで機体の軽量化にも貢献している。 乗ってみれば飛行機はやはり飛行機だったということで、他の機種に比べて著しく違う部分はさほど感じられなかった。国際線で使うなら違うかもしれないが、国内線なら敢えて787である必要はないので、787は国際線に入れて、国際線用の767-300ERを国内線に転用する方が効率が良いかもしれない。

航空機の屋根に太陽電池を

太陽光発電にとって最も難しいのは、日照が一定しないということである。しかし、雲の上なら昼間はいつも晴れである。それなら航空機の屋根に太陽電池をつければ、機内のサービス電源を燃料から太陽光に代替できるのではないだろうか。太陽電池は熱によって発電効率が低下するが、上空の気温は低いので、そういう意味でも効率的である。 航空機の屋根に太陽電池をつけるなら、フィルム状のものか、塗料状のものだろう。フィルム状のものなら機体の曲面に沿ってつけることができる。太陽電池には保護フィルムがあるので、塗料の代わりにクリアラッカーを塗るのと同じ効果がある。機体が若干重くなるが、電源用の燃料の消費が減ることで相殺されるだろう。塗料状のものは発電効率は落ちるが、既存の塗料を置き換えるだけなので機体重量の増加がない。 問題は、夜間には使えないということである。太陽電池導入の効果が高いのは長距離路線だが、北米から日本方面の路線ならずっと昼間だが、逆方向だとずっと夜である。そういう意味では、機体重量が増えない塗料状の太陽電池の方が有利かもしれない。なお、北米から日本方面は向かい風の中を飛び、日本から北米方面は追い風の中を飛ぶので、北米から日本方面の路線で太陽電池を使うことができれば燃料消費を平準化できる。 787のカーボン製の機体なら、塗料よりもフィルム状の太陽電池の方が合うかもしれない。さらに欲を言えば、カーボン製の機体を太陽電池の一部として活用できれば面白いかもしれない。もともと787のエンジンはブリードエアによる空調や発電を行わないタイプなので、さまざまな種類の電源が考えられる。