思い切ってApple In-Ear HeadphoneとオーディオテクニカのiPod専用のヘッドホンアンプAT-PHA30iを買ってしまった。ネット上にはそれぞれのレビューはあるが、どういうわけか両方組み合わせたときのレビューは見当たらない。 まず、両者をiPod nanoにつないでみる。当然のことながら音質が著しく改善した。音圧が高くなっただけという説もあるので音量を下げてみたが、低い音量でもいろいろな音がよく聴こえる。結果的に低い音量で満足できるため、音量を下げることができ耳にやさしい。 次にiPod nanoとAT-PHA30iにポータブルスピーカーであるJBL on Tourをつないでみる。外付けスピーカーにしては比較的パワーがあるので、音質に期待したのだが、変化が感じられない。逆に言えば、JBL on Tourだけでも十分に効果があるともいえる。なお、残念ながらJBL on Tourは生産終了してしまったらしい。次のモデルが出ることを期待したい。 ヘッドホン単独の性能にも興味があるので、今度はThinkPad X200sにヘッドホンを繋いでみる。iPod nanoよりも出力に余裕があるからか(ただしPCの宿命でノイズが多い)、臨場感が全然違う。今まで聴こえなかった音がいろいろ入ってくる。低音はあまり鳴らない。クラシカル向きのようである。いろいろな音が聴こえてくるので、屋外で携帯音楽プレイヤーでは決して聴く気になれないオーケストラも聴いてみたくなる。 試しにオーディオテクニカATH-CKM50に付属のイヤーチップに交換してみると、こちらの方が低音がよく鳴るような気がする。同じイヤーチップでもCKM50につけていたときよりもよく鳴るような気がするのだが、これはバランストアーマチュアヘッドホンであるApple In-Earヘッドホンはドライバユニットが小さいためにイヤーチップが耳の奥まで入りやすいからだろう。耳の奥まで入りやすいので、小さめのイヤーチップの方が隙間ができにくい分だけ有利である。また、ドライバユニットが小さいおかげで装着感はとても良い。 Appleの付属品もオーディオテクニカのチップも一見すると同じ形だし、同じくらいの厚さのシリコンなのだが、ヘッドホンに装着する部分の長さが違う。オーディオテクニカのチップの方が長いので