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9月, 2010の投稿を表示しています

Evernote端末としてのiPod touch

かねてからiPod touchの導入を検討してきたが、決め手を欠いていた。iPod touchの主な機能は、音楽プレイヤーとゲームと動画とネット端末とカメラなのだが、いざ自分の使い方を振り返ってみると、 単なる音楽プレイヤーとして携帯するには大きすぎる。iPod nanoの方が使い勝手が良い。 歩数計を使うならiPod nanoの方が使いやすい。 ゲームはやらない。ゲームをするほど暇ではない。 動画も見ない。動画を見るほど暇ではない。 暇潰し目的でネットにアクセスするほど暇ではない。 カメラは使わない。 電車で座れるときには本を読んでいるか寝ているかのどちらか。 電車で座れない時間帯は限られている。 旅行に行くときには、どのみちPCを持ち運ぶ。 という事情があるため、購買に踏み切れなかった。どんなにすぐれたハードウェアであっても、自分の使い方にマッチしなければ意味がない。しかし、遅ればせながらEvernoteの存在を知ってから、Evernote端末としてなら役に立つのではないかと思うようになった。 母艦のEvernoteと同期させてメモを持ち運び、いつでもどこでも閲覧できるようにする。特に旅行のときには便利。 あらかじめ情報を仕込んであるので、外出中にネットで調べ物をする必要が減る。 付属のカメラは画質はいまいちだが、メモ程度になら使えそう。Evernoteにはアップロード容量に制限があるので、どのみち高画質の写真はアップロードできない。 外出から戻ってから母艦と同期させればよいので、必ずしも出先でネットにアクセスする必要がない。 外出中にほとんどネットにアクセスしないなら、iPhoneを買うまでもなくiPod touchで十分。 手帳サイズなので、たまに鞄から取り出して使う分にはさほど邪魔にならない。 ただしEvernoteにはカレンダーやタスクリストの機能は無いので、母艦でGoogleカレンダーに情報を仕込んでおき、Exchange経由でiPod touchのカレンダーと同期させておく必要がある。同様に、Exchange経由でGmailの情報を取り込むことができるので、オフラインでメールを閲覧できる。 新幹線や在来線特急や高速バスの中でどの程度ネットにアクセスするかは状況次第だが、 最近の新幹線には電源があるし、空間にゆ

Lenovoパワーハブ

Lenovoパワーハブを買ってしまった。 Lenovoの通販で30%引きだったのでつい買ってしまったのだが、もともとの動機は、旅行で持ち出すときにUSB機器用のACアダプターを持ち出さずに済ませようというものである。最近はiPodのような携帯端末がUSB経由での充電を必要としているが、新幹線車内で利用できる電源は1箇所だけだし、ホテルの客室でも電源が乏しいので、PCの電源と1台にまとめられれば便利かと思った次第である。PCのACアダプターと同じ大きさでUSBハブとして使うこともできれば結構な話ではないか。 さて、現物を入手してみると、意外にも巨大である。ThinkPad X200s用のACアダブターの2倍以上の容積がある。ただし重量はほぼ同じである。おそらく、ACアダブターの熱がUSBハブに伝わらないようにするためだろうか。どちらかというと、携帯用というよりもむしろ、自宅用のUSBハブとしての用途が想定されているようである。 本体側にUSBの線を挿すと、普通にUSBハブとして使える。本体側のUSBの線を挿していないときには、給電専用の1口のみ給電でき、残り3口の通信用では給電されない。Pocket WiFiをAC電源で使うことができれば、新幹線の中で便利なのだが、あいにく他のUSBの口と同様、充電はされないようである。せっかく大容量のACアダプターがついているのに実に勿体無い。 これなら、通常のACアダプターとAC電源付きUSB給電アダプターとを併用する方が便利である。 なお、通常のACアダプターと異なり、コンセントからACアダプターまでの線が長く、ACアダプターから本体までの長さが短い。これはUSBハブとして使用するときの利便性を考慮してのことだろう。 想定される使い方は以下の通りである。自宅に常備し、机の後ろの方にでも置いておき、プリンタやDVDドライブや外付けHDD等のUSBデバイスを挿しておく。本体を接続する際には、これらのUSB機器を接続して使うことができる。本体を持ち出すときには、USBケーブルとACケーブルを抜いけば本体だけになるので、そのまま持ち出す。その際、持ち出し用のACアダプターは別途小型のものを用意する方が便利である(既存のACアダプターでもよい)。 したがって、USB機器充電用のACアダプタの代替というよ

ThinkPad X200シリーズ用4セルバッテリー

かねてから欲しかったのだが、Lenovoの通販で30%引きだったのでついに購入した。 本体を購入したときに付属していたのは6セルバッテリーである。4セルバッテリーをオプションで選択するとなぜか値段が高くなるので、一番安い6セルにした次第である。 旅行に持ち出すときには軽い方が便利だし、自宅ではバッテリー持続時間はさほど必要ないので軽いに越したことは無い。旅行に持ち出すときのバッテリー持続時間が気になるところだが、最近はN700系をはじめとして、E3系やE2系の新しい車両では窓側席に電源がついているので、それならPCのバッテリー持続時間をあまり気にせずに済む。 早速6セルバッテリーと持ち比べてみると、重量が有意に異なる。測ってみたら、6セルが320g、4セルが200gである。本体に装着すると、6セルでは5ミリほど出っ張るが、4セルでは出っ張りが無い。本体の重心が前方に移った感じだが、前方の重量は変わらないので、片手で蓋を開けても本体は安定している。6セルバッテリーは、単3電池6本分のスペースが確保されているが、4セルだと薄いので、中に入っているのは円柱状ではなく板状なのだろう(円柱状の方が蓄電容量を大きく取れる)。 4セルバッテリー装着時の重量は約1.1kgである。iPadにケースとキーボードをつけたものよりも軽く、容積も同等である。これでもはやiPadを購入することはないだろう。あとはHDDをSSDに換装すればあと30gほど軽くなるようだが、費用対効果を考えるとあまり効率的とはいえない。HDDの寿命が近づく頃にはSSDももっと安くなるだろうから、そのときまで様子見である。 バッテリー持続時間は6セルで実質3時間なので、4セルなら実質2時間だろう。外で少しだけ使うには十分である。バッテリー持続時間が必要なときには既存の6セルバッテリーを使えばよいし、さらに両方使えば合計で5時間持続するので、9セルバッテリーと同等のバッテリー持続時間を確保できる。

遅ればせながらEvernoteを始めてみた

巷ではEvernoteというクラウドのメモ帳サービスが有名らしく、遅ればせながら試してみることにした。 もともとPCを筆記用具として使ってきたが、いろいろな端末から共有できれば便利かと思った次第である。Gmailが普及し始めた頃、Gmailをファイルサーバやメモ帳代わりに使う人がいたので、それ専用のサービスというのはそれなりにニーズがあるのかもしれない。 クラウドで集中管理するならGoogleの各種サービスの方が親和性が高そうだが、Evernoteの利点は、クライアントでローカルで使う事もできる点である。自動でクラウドと同期させることもできるが、同期を手動にして、ずっとローカルで使うこともできる。EvernoteのクライアントはWindows版だけでなくiPhone/iPad版があったり、Mac版があったり、各種スマートフォン用のものがあったりして、どんな環境でも使うことができる。iPhoneやiPadにはソフトウェアキーボードしかないので、文字入力にはあまり敵していないが、既存のメモを同期させて閲覧することができるし、PDFや画像も閲覧することができるので、ビューアーとしては申し分ない。カメラで撮影した画像も扱うことができるので、手書きメモやホワイトボード上の板書も扱うことができる。仕事の環境としては理想的だが、パブリッククラウド上の機密情報を置くことは、会社のセキュリティポリシーに抵触する可能性があるので注意が必要である。 今までクラウド上で普及したサービスというと、メールやRSSリーダーやSNSなど、情報を外に求めるものが多かったが、Evernoteの価値の源泉はユーザ自身の思考にある。情報を外に求めるサービスというのは、ユーザの興味の赴くままに情報を集めることを支援するものだが、とかくテレビみたいな使い方になってしまい、単なる暇潰しで終わってしまう。情報を受け取ったらそれを咀嚼して自分の思考を整理する必要がある。Evernoteはまさに思考を整理することを支援するツールである。 思考を整理するツールというと、Mindmapがあるが、あれは各種の概念を関連づけるためのツールであり、様々なフォーマットのデータを管理するツールではない。そういう意味では相互に補完的である。 会社の業務として使わないとしても、個人にも物を考えたり情報を整理したりす

バッファローコクヨサプライのUSB充電アダプター兼OAタップ

iPod用のUSB充電アダプタを探していた際に購入した。Appleの純正品は昔とは比べ物にならないほど小さくなっている。デザインも素晴らしい。純正品ならではの安心感もある。 しかしなにぶん値段が高すぎる。しかもUSB1個しか充電できない。たしかに容量が1000mAあるのは魅力的だが、同様の容量を持ち安い製品は他にいくらでもある。そこで店頭で探してみたところ、USBポートが二つあり、しかもAC電源も二つついている当製品を見つけた次第である。携帯電話の充電のUSBで行うようにすれば、携帯電話用のACアダプターを携帯せずに済む。たしかに本体サイズはやや大きいが、1台ですべてまかなえるという点では十分にコンパクトなのではないだろうか。 ホテルの客室では電源が決定的に不足しており、どのみちOAタップも必要である。これならAC電源一つから、AC電源二つとUSB電源二つを取れるので、限られた電源の奪い合いをせずに済む。

第4世代iPod touch登場

2010年9月1日に第4世代のiPod touchが発表され、9月中旬辺りから消費者の手元に届くようになった。2010年6月に発売されたiPhone 4の技術を活用しつつ、スペックダウンしながらも小型化・軽量化し、さらに前世代のiPod touchよりも安くなった。 店頭で展示されていたものを少し触ってみた感じだと、ずっしりと重い。さすがにiPod classicよりは軽いという程度である。前世代より軽くなったとはいえ、前世代を知らないので、逆に前世代はそんなに重かったのかと感じた。手のひらはカーブしているので、エッジを薄くして中央部を膨らませる方が薄く感じられるものの、平板にしないと胸ポケットに入れたときに厚く感じられるというトレードオフがある。そこで、iPhone 4と同様に、極力平板にしつつ、角にだけ傾斜をつけた形になっている。容積と重量のかなりの部分をバッテリーが占めるので、重く感じられるのは仕方ないことなのかもしれない。 ディスプレイはきれいである。iPhone 4と比べると劣るのかもしれないが、単独で触る分には気にならない。そもそも一人で使うものなので視野角はさほど重要ではない。 無線LANやイーモバイルの回線を経由すると、ウェブブラウジングは爆速のようである。iPhone 4も、ソフトバンクの回線だと速度の向上を実感できないが、イーモバイル回線で使ってみて初めて速さを実感できるものらしい。それならば最初からPocket WiFiと組み合わせて使う方がコストパフォーマンスが良いだろう。もちろん、3G回線には「思い立ったら即座に接続できる」という利便性があるが、いかんせん費用がかかりすぎる。 今回のモデルからカメラが搭載されたが、性能がお粗末なので、Face Time以外で使われることはないだろう。Face Timeで使うといっても、顔がおぞましく映るのではコミュニケーションが逆に阻害されるのではないか。マイクとスピーカーがついているし、Bluetoothヘッドセットを使うこともできるので、Skypeで音声通話だけしている方が精神衛生上良いかもしれない。 iPhone 4との比較においては、なかなか健闘していると思う。では、第5世代iPod nanoとの比較ではどうか。 もちろん、iPod nanoにはPDA機能が備わってい

大船軒のサンドイッチ

東京駅の大丸の地下の弁当コーナーに大船軒の売店が開店していたので、サンドイッチを購入してみた。 6切れ680円と決して安くはないし、パンにハムを挟んだだけのシンプルなサンドイッチだが、味はなかなかよろしい。全粒粉のパンを用いてマスタードの効いたサンドイッチが3切れと、白パンを用いたサンドイッチが3切れ入っている。さらに付け合せとして、ザワークラウトや、オリーブやピクルスがついている。 最近は新幹線が速くなったおかげで新幹線の乗車時間が短く、あまり量の多い弁当を食べられない。特に東京駅の駅弁はあまりおいしくないので、満腹になってしまっては勿体無い。そこで小腹を満たす程度の食べ物が欲しくなる。しかも最近は新幹線の車内でPCを使うことが多いので、手を汚さず食べやすい食べ物が欲しくなる。そういう意味ではサンドイッチが手頃である。サンドイッチはいろいろな所で売っているが、おいしいサンドイッチはなかなか手に入らない。そんなさなかにあって、ちゃんと食べられるサンドイッチが東京駅で手に入るのは嬉しい。 なお、東北新幹線の車内販売でも大船軒のサンドイッチを入手できるようである。付け合せ無しで500円のようである。どうやら駅で売っているサンドイッチもこちらのバージョンらしく、大丸の地下で売っているのは他と少々異なるようである。値段の違いは一体どういうことなのだろうか。もしかして大丸価格なのだろうか。

物質的な欲望と知性との逆相関

低学歴者向けのメディアを見ると、「楽して儲ける方法」だの「飲む打つ買う」といった、物質的な欲望にまみれていることが見て取れる。この手の層は、その欲望とは裏腹に、楽して儲けることはできていないし、飲む打つ買うによって幸せに暮らしているようにも見えない。もう少し学歴が上がるとそこまで露骨ではないものの、「金を稼ぐことが成功の証」とか「地位が高いことが成功の証」といった感じで、まだ物質的な欲望が残っている。この辺りが物質的には最も充実している層である。もっと学歴が上がると物質的な欲望が減っていって、物質的な尺度で見ると、むしろ富や名声が減っているように見える。 どうしてそのような逆相関があるのだろうと思っていたが、一つの仮説を思いついた。人間が本来持っている能力は、物質的な欲望にかき消されるということである。物質的な欲求が薄れるにつれ、人間が本来持っている能力が徐々に発揮されるようになり、その結果、勤勉になったり頭脳が明晰になったりすると考えれば、それが学歴に反映されてもおかしくないだろう。また、学歴を獲得するためには勉強が不可欠で、その過程でテストで採点され、自己を客観視する訓練を受けるし、知的好奇心がある方がそういう訓練を受けるのが容易なので、そのような過程で物質的な欲望がそぎ落とされるという側面もあるのだろう。 ではこの仮説の意味するところは何か。それは物質的な欲望は錯覚だということである。たしかに人間が物質界で生きていくためには、物質的なサポートが不可欠である。しかし物質的なサポートは手段であって目的ではないし、人間が本来持っている能力が存分に発揮されれば、結果的に物質的に困ることもなくなる。実際、業界第一位の企業はえてして目先の金儲けではなく、自社のビジョンを実現するために努力してきた企業である。このような企業はビジョナリーカンパニーと呼ばれている。 物質的な欲望が錯覚であり、人間が本来持っている能力がより発揮されている状態が幸せだとするならば、学歴が高い方が幸せなのかもしれないと思いきや、なかなかそういうわけにはいかなくて、中途半端に物知りになると取越し苦労が増えるという側面もある。とはいえ、中途半端な物知りは知識はあっても知性は足りないのだろう。おそらく、高等教育が本当の意味での知性を獲得していないのだろう。そのため、高学歴な領域では学歴を尺度と

Comply T-140をApple In-Ear Headphoneに装着

このたび、Comply T-140をApple In-Ear Headphone向けに導入した。 あなたのイヤホンをグレードアップ!Apple In-Ear Headphonesに対応!Comply (コンプライ) イ... 価格:2,100円(税込、送料別) もともと、ソニーのEX-EP10を使っていたのだが、これは外れやすいため、落としてしまい、数が足りなくなったためである。シリコン製のイヤーチップは、当初はフィット感が良かったのだが、使っているうちに柔らかくなり、滑りやすくなるため、外れやすくなるだけでなく、フォット感が落ちて遮音性が落ち、低音も鳴らなくなる。そういうわけで、次はComplyを試してみることにした次第である。 さて、Apple In-Ear Headphoneとの相性であるが、やっと低音が鳴るようになった。遮音性も上々である。 Apple In-Ear Headphoneは高音がよく鳴る反面低音が鳴りにくいという特徴があるが、Complyと組み合わせることによって互いに補完し、バランスが良くなった。Comply T-140というのはなかなか見かけない。店頭で見かけるのはT-100ばかりである。どうやら、Apple In-Ear Headphoneのために開発したモデルらしい。T-100だと口径がわずかに小さいようである。T-140だとそういう問題がないので、装着するのに苦労がない。