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10月, 2010の投稿を表示しています

MacBook Air11インチモデルとThinkPad X200sとの比較

MacBook Air11インチモデルは素晴らしいが、MacBook Airを素晴らしいと思えば思うほど、既存のモバイルノートPCも捨てたものではないと思うようになった。ThinkPad X200sと比較してみよう。 【10倍送料無料】【公式直販ノートパソコン】【ThinkPad】【Windows7搭載】【12.1型】【Core i3... 価格:99,960円(税込、送料込) 【共通点】 《フットプリント》 ほぼ同じ 《重量》 1kg強 《使いやすいキーボードとポインティングデバイス》 トラックポイントとトラックパッドという違いはあるが、Macのトラックパッドは使いやすいと思う。 《ディスプレイの横幅》 縦方向のみ少し違うが、16:10と16:9との違いでしかない。 《解像度》 ほぼ同じ 《メモリ》 2GBまたは4GB 【異なる点】 《厚さ》 やはりMacBook Airは薄いし、突起が無いので鞄に入れやすい 《CPU》 ThinkPad X200sのSL9400はMacBook Air13インチモデルと同じ。ThinkPad X201sのCPUはさらに高性能。ただしMac OS XではCPUの性能よりもGPUの性能の方が重要。 《バッテリー持続時間》 同じ条件で比較するとMacBook Airは2倍。軽くした分をバッテリー容量に振り向けている模様。ThinkPad X200sでも、6セルバッテリーを使えば4時間半持つ。ただし1.25kgになる。ThinkPad X200sでは、用途に応じて4セル、6セル、9セルを使い分けることができる。 《拡張性》 ThinkPadは自分で部品を交換できる。ただし、一般のユーザーは部品を交換したりしない。ノートPCは寿命が短いので、2~3年使ったら一気に新機種に乗り換える方が便利。拡張性を犠牲にすることによって、大きさや重さを極限まで切り詰めることができる。 《OS》 Max OS Xを搭載しているのはMacだけ。ただし、他のPCでもWindows以外のOSを使うこともできる。GUIを重視するのでなければUbuntuでも十分だし、動作が軽快。 MacBook Airを買うなら、11インチモデルを買って、iPhoneやiPod touchを補完する用途で使うのが

新しいMacBook Airを触ってみた

2010年10月21日に発表された新しいMacBook Airが店頭で展示されていたので、早速触ってみた。 まず、11インチモデルだが、とても小さい。蓋を閉じるとそのまま鞄に放りこむことができるので、iPadをケースに入れて携帯するよりもコンパクトだし、キーボードも使える。しかもフルサイズキーボードである。マルチタッチトラックパッドの使い勝手も上々である。キーボード派にとってはiPadよりもMacBook Airの方がよいだろう。 フットプリントがほぼ同じであるThinkPad X200sと比較すると、重量はほぼ同じだが、MacBook Airの方が圧倒的に薄い。しかもMacBook Airには余計な突起が無いため、さらに薄く感じられる。反面、あまりに薄いため、手に取ってみると、意外と重く感じられる。これは同じ重さで薄いために、体積から予想される重さが軽いのに対して、実際の重さが軽くなっていないための感覚的なものであり、実際の重さが重いわけではない。 ハードウェアのスペックは乏しいが、実際に使ってみると別段ストレスを感じない。重たいソフトウェアを動かさない限り、普通にMacである。ウェブやメール中心の使い方なら全く問題なさそうである。Mac OS Xの場合、CPUよりもGPUの性能の方が重要だからだろう。CPUは超低電圧版Core 2 Duoの1.4Ghzまたは1.6GHz(おそらくSU9400とSU9600だろう)なので、メインマシンが別にあって、携帯用のサブマシンとして使うなら、十分かもしれない。 バッテリー持続時間は公称5時間であり、iPadのバッテリー持続時間よりも短い。しかし、iPadと異なり、PCを広げて使うことのできる場面は限られているので、実際の使い方の即して5時間バッテリーが持てばそこそこ使えるかもしれない。外で思い立ったときにメールを閲覧する程度ならiPhoneまたはiPod touch、腰を据えて作業をするならMacBook Airと使い分けるのがよいのではないか。それなら、MacBook Airのバッテリー持続時間は5時間もあれば十分だろう。 せっかくなので、13インチモデルも触ってみた。こちらは、低電圧版の1.86GHzまたは2.13GHzである。おそらくSL9400とSL9600だろう。SSDは128GBまたは2

女性専用車の設定に配慮を

痴漢のリスクがあり電車以外の交通手段の利用が現実的でない状況で、痴漢の心配の無い車両を利用できるようにすること自体には異存ないが、設定の仕方に配慮がほしい。 典型的なのは、ラッシュピーク時1時間の列車すべてに女性専用車を設定するというものである。編成中で最も混雑度の低い車両を選定するよう配慮しているが、それでも女性専用車とそれ以外の車両との間で混雑度に格差があり、不公平感を招いている。しかも、女性専用車の乗客が、見るからに痴漢のリスクに無縁そうな人ばかりであることが、不公平感を助長している。 この程度の利用率なら、必ずしもラッシュピーク時の全列車に設定する必要はないのではないか。ラッシュピーク時は列車本数が多いので、一部の列車でのみ設定しても、利便性はさほど損なわれない。例えば、比較的空いている各駅停車でのみ設定して、比較的混雑する優等列車では設定しないという方法もある。 また、最も混雑する1時間では女性専用車を設定せず、その前後の30分づつで設定するという方法もある。これは体感混雑度を平準化する上でも効果がある。 例えば、京阪電車では50年前から「女学生児童優先車両」というのを1日1本設定している。実際の需要を考えればこの程度が適正なのではないか。1日1本というほどでなくても、朝ならラッシュピーク時の前後に1本づつあれば十分だし、夜も1時間に1本くらいあれば十分ではないか。痴漢のリスクを考えれば、最大1時間待つことなど大したことではない。 そもそも朝ラッシュ時は、時差出勤すれば電車は十分に空いており、本当に痴漢のリスクを回避したければ自助努力によってある程度回避できる。だから京王電鉄で当初女性専用車両が設定されたのは、混雑率が高くてかつ他の選択肢の乏しい、金曜の終電に近い時間帯の列車である。女性専用車を設定しても他の乗客に支障しないなら、そもそも女性専用車が無くても支障しないが、それでは意味がないので、適度なバランスを追求すべきだろう。

通勤用新幹線を妄想する

E4系Maxは輸送力を確保するために全車2階建てだが、8両編成定員817人であり、E2系10両編成(定員814人)と同等の輸送力である。しかも、E4系の定員は、2階自由席を横6列にしたり、デッキに補助椅子を設置したりして得られたものであり、これらが無いと仮定すると定員が35人ほど減少する。この程度の輸送力増のために2階建てにしたため、多くを犠牲にしている。 まず、車体が大きくなり車体重量が大きくなっただけでなく、重心も高くなったので、営業最高速度が時速240kmしかない。次に、先頭車も2階建てなので、ノーズが長く、輸送力を損ねている。さらに、1階席からは景色が見えない。通勤用なら景色が見えなくても構わないが、現状ではE4系は仙台行きの「やまびこ」や新潟行きの「とき」の主力である。 通勤用新幹線と割り切るなら、わざわざ2階建てにしなくても輸送力を増やすことができるのではないだろうか。まず、グリーン車や指定席車を無くして、すべて普通車自由席にする。車内販売を行わないことを前提に、車販準備室を廃止する。次に、京浜急行2100形と同様のシートピッチ850mmの転換クロスシートにして、横6列にする。さらに、京阪特急のように、車体中央寄りに幅1mの片開き扉を2箇所に設置する。扉付近の気密性能を強化し、デッキを廃止する。短距離利用と割りきってトイレと洗面所の数を減らす。米国の近郊鉄道のようなレイアウトだと思えばわかりやすい。 トイレ無しの車両なら縦25列横6列で定員150人を確保できる。通常の新幹線車両の場合、トイレ無し車両で縦20列横5列で定員100人なので、わざわざ2階建てにするまでもなく、輸送力を1.5倍に増やすことができる。すなわち、通常の新幹線車両で混雑率150%になるような状況でも全員着席できる。通勤型新幹線8両で通常型新幹線10両分の輸送力を確保することなどたやすい。 2階建てでないので車体を軽くできるし、車両の大半を電動車にすることができるので編成出力を大きくできる。そのため、60Hzに対応していれば北陸新幹線に乗り入れることも難しくない。ピーク時に軽井沢までピストン運転すればピーク時の需要を捌くことができる。 このような車両で10編成程度作ると、ラッシュピーク時に東北新幹線、上越新幹線のそれぞれで16両編成の列車を2本づつ設定できる。日中は3

iPod touchがiPhoneよりもすぐれているところ

iPod touchは基本的にはiPhoneの廉価版であり、携帯電話の機能が省略されている以外にもスペックダウンしている。しかし意外にもiPod touchの方が優れている部分がいくつかあるので挙げてみたい。 薄くて軽い。厚さも重さも3分の2くらいしかないので、全くごつい感じがしない。Pocket WiFi等のモバイル無線ルータと併用すれば総重量は大きくなるが、直接手に持つのはiPod nano本体だけなので、やはり薄くて軽い。 モバイル無線ルータを窓際に置けば、iPod touchを室内で使っても快適に通信できる。iPhoneはソフトバンクの回線なので、もともと速度が遅いし、かつ室内に電波が入りにくい。 64GBモデルがある。音楽ライブラリをすべて格納しようとすると、32GBでは足りない場合がある。 2年縛りが無い。 通信回線を自由に選べる。ソフトバンクの3G回線だと遅くても、Pocket WiFi経由でイーモバイルの回線を使うとネットへのアクセスが速くなり、本来の性能を発揮できる。電波さえ入ればWiMaxだって使える。WiMaxなら2年縛りが無いし通信費も安い。 購入時に面倒な手続きが不要。家電量販店の店頭でも買える。 スマホと異なり強い電波を発しないため、音楽再生時にスマホ特有のホワイトノイズが無い。 iPhoneよりもスペックダウンしているが、あまり気にならないものもある。 ディスプレイは十分にきれい。iPhoneよりは劣るだろうが、単独で使っている分には気にならない。 カメラのスペックはiPhoneよりも大幅に劣るが、デジカメと比べれば五十歩百歩である。あの大きさのレンズでできることは限られている。コンパクトデジカメですらiPhoneよりもはるかに良いレンズを使っている。所詮メモ用でしかない。 ポータブル無線ルータとの併用は煩雑かと思ったが、意外と気にならない。起動時にネットワークにつながるまで少し時間がかかるが、一旦起動してしまえばあとは全く気にならない。Pocket WiFiはバッテリー持続時間が3時間程度しかないのが弱点だが、大容量バッテリーなら1日持つ。 iPod touchはiPhoneより劣る部分が若干あるとはいえ、薄くて軽くて安いので、コストパフォーマンスは良いのではないだろうか。たとえ陳腐

iPod touchを購入

第5世代iPod nanoを使用しているにも関わらず、ついにiPod touchを購入してしまった。どうしてiPodを2台持つことになってしまったかというと、以下の用途を想定しているためである。 【外出時】 iPod nanoを音楽プレイヤー兼歩数計として使用。iPod touchはEvernoteを中心としたPDAとして使用。 【室内】 iPod nanoはお風呂用。iPod touchは枕元でのネット端末兼室内での音楽プレイヤー。 さて、iPod touchが届いたので、早速設定した。最初はハードウェアの認証であり、次が同期である。音楽ライブラリをすべて格納してもなお余裕があるのが嬉しい。iPod nanoだと16GBしかないので、iPod nanoに入れるものを絞り込む必要があったが、これからはそんな面倒なことをする必要がない。 アプリは予め情報収集しながら40個ほど入手していたので、それを同期した。アプリの同期が一段落したら、あとは各種設定である。無線LANの設定は意外と簡単だった。タッチパネルの操作はあまり得意でないのでソフトウェアキーボードの操作が懸念されたが、これも店頭で触ってみたときと異なり、実際に自分の端末で触ってみると意外と入力しやすい。これならEvernote端末として使えそうである。キーピッチが狭いと感じたら、本体を横向きにすると少し楽になる。さすがにiPadみたいにフルサイズというわけにはいかないが。 手に持ったときの感触は、なかなか軽い。音楽プレイヤーとしてはiPod nanoよりも重量感があるが、PDAとしてなら十分に軽い。シャツのポケットに入れるには大きいが、上着の胸ポケットに入れるには全く問題無い。紙の手帳よりも薄くて軽いのにこれだけの機能があるのだから大したものである。 オーディオプレイヤーとしては、さすがにiPod nanoよりもすぐれている。まず、音楽ライブラリをすべて格納できるというのが便利である。iPod nanoだと再生できる曲数が限られているため飽きてしまうが、iPod touchでランダム再生すると音楽ライブラリすべてから満遍なく再生できるので、飽きない。また、母艦PCの音楽ライブラリがすべてiPod touchに格納されているため、音楽再生の際に母艦を使う必要がなくなった。PCと違って静かなの

テキストリーダーとしてのiPod nano

iPod nanoをいじっていたら、メモを保存することができるのを発見した。実は初期のiPodから実装されていた機能だったようだが、今までずっと知らなかった。 テキストファイルを保存すると表示できるというだけのものだが、普段からテキストファイルでメモを取る習慣があるので、材料はふんだんにある。 せっかくなのでやり方を調べてみた。iPodをディスクとして使うよう設定し、テキストファイルをiPodのドライブのNotesというフォルダに落としこむだけである。 早速試しにファイルをコピーして、表示させてみた。iPodおなじみのクリックホイールを操作して、まるで曲を再生するかのようにファイルを表示させてみると、ちゃんとテキストファイルが表示された。ディスプレイの大きい第5世代iPod nanoなので、iPodといえども携帯電話並に文字を表示できる。 こんなに便利なものがあるとは知らなかった。テキストファイルなら何でも表示できるようなので、青空文庫とかも読めるかもしれない。また、旅行に出かけるなら、各地のコミュニティFM曲の周波数のメモを置いておくと便利である。せっかく第5世代iPod nanoにはFMチューナーがついているのに、放送局の局名と周波数を表示させる機能が備わっていないからである。旅行のスケジュールを保存しておいてもよい。普段の通勤の際にも、電車の時刻表を入れておくと、すぐに参照できる。 この手の用途で使うならiPod touchやiPhoneを使うべきなのだろうが、iPod nanoですらテキストリーダーとしては使えるので、意外とあなどれない。