スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

8月, 2013の投稿を表示しています

787に乗ってみた

別に狙って乗ったわけではないが、乗った飛行機がたまたま787だった。待合室でしげしげと眺めればいろいろ観察できたのかもしれないが、そういうことをせずにそそくさと搭乗してしまったので、機内の客室の状況しかわからない。 内装については最新の内装というより他はなくて、737であっても最近新造されたのは787とほぼ同等の内装なので、スカイマークの737であっても運が良ければ最新の内装である。 787の特色はカーボンファイバー製の胴体と、そこから派生した機内の気圧の高さと湿度の高さである。これによって、長時間の飛行では疲れ方が違うことが期待される。しかし国内線程度の飛行時間だと明確に違いを感じることはできなかった。さすがに地上と同じ気圧というわけにはいかなかたので、高度が上がっているときと下がっているときには何度か耳抜きが必要だった。静かで揺れなくてエアバスみたいな乗り心地だと感じたが気のせいかもしれない。ボーイングの飛行機は伝統的に剛性が弱くてたわませることを強度を確保しているが、787の場合はカーボンファイバー製の胴体のせいか、剛性感があるように感じられた。777と乗り比べてみたら777の方はもっとゆさゆさ揺れる感じだったので、やはり787の方が剛性が高いのかもしれない。 客室で唯一787らしさを感じることができたのは窓である。窓が大きいと言われている割には新幹線の窓の大きさには程遠かったが、それでも通路側からでも外の景色を見やすくなった。日除けが液晶式になったことで、もっとも暗くしても昼間なら外の景色がうっすらと見える。また、日除けの制御が電子式になったことで集中制御が可能になり、乗務員が離着陸時に日除けをすべて上げたり国際線の巡航時に日除けをおろしたりする手間が省けている。さらに、1枚1枚のプラスチック製の日除けが無くなったことで機体の軽量化にも貢献している。 乗ってみれば飛行機はやはり飛行機だったということで、他の機種に比べて著しく違う部分はさほど感じられなかった。国際線で使うなら違うかもしれないが、国内線なら敢えて787である必要はないので、787は国際線に入れて、国際線用の767-300ERを国内線に転用する方が効率が良いかもしれない。

GL09Pの長所

GL09P の短所ばかりあげつらうのもフェアではないので、長所を挙げる。 1. バッテリー容量が大きい 大容量モバイルバッテリーの低価格化と並行してPocket WiFiのバッテリー容量は年々増加しており、GL09Pではついに5000mAhに達した。LTEになって消費電力が増えたためかと思いきや、イーモバイルのパンフレットによると「タブレット端末と同じだけバッテリーが持つ」とある。どうやらタブレット端末のバッテリー持続時間の長さに影響されているようである。タブレット端末の走りであるiPadが最初から大容量のバッテリーを搭載してくれた恩恵がこんな所にも行き渡っている。 実際のバッテリーの減り方はどうかというと、地下で圏外の所にいると急激にバッテリーが減る。それでも4時間で20%(20%といえども1000mAhなのでものすごい減り方である)くらいのペースだったので、最悪の条件のもとでも1日中バッテリーが持つと言ってよいだろう。 2. 他の携帯機器に給電できる バッテリー容量が大きいことから、他の携帯機器にも給電できる仕様になっている。せっかくGL09Pのバッテリー容量が潤沢であっても、肝心のスマホ側でバッテリーが無くなってしまったらGL09Pのバッテリーは意味をなさない。普通の使い方をしている限りGL09Pのバッテリーは1日では使い切れないだろうから、余った分を他の携帯機器に給電できるようになっている。少なくとも、iPod nanoのような電力消費の少ない機器に充電するなら楽勝だろう。 内部のからくりを想像するに、おそらく汎用のモバイルバッテリーが内蔵されているのではないか。典型的な大容量モバイルバッテリーには受電用のmicroUSBの口が1つと、給電用のUSBの口が2つある。給電用のUSBの口のうち1つはGL09Pへの給電に使われており、もう1つが余っているので他の携帯機器への給電に充当しているのではないか。汎用品を調達することで調達コストを下げ、かつ汎用のモバイルバッテリーの機能を最大限に活用しているのではないか。 おかげで外出時にモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要が無くなったので、荷物が軽くなった。また、モバイルバッテリーを使う都度充電しなおす手間も無くなった。 もしこの機能が有用であれば今後発売される他の端末にも展開されるかもしれな

GL09PのA回線とB回線の謎

GL09P は通信用に2回線持っており、一方がA回線もう一方がB回線と呼ばれている。メインで使う回線がB回線であり、端末上では「Emobile」と表示される。サブの回線はA回線であり、こちらは端末上では「Emobile A」と表示される。端末上での表示のしかたからしてB回線がメインであることは明白である。2013年12月まではB回線のみがデータ転送量制限の対象になり、2014年1月からA回線とB回線とのデータ転送量の合計がデータ転送量制限の対象になる。 データ転送量制限のしきい値がソフトバンクと同様の7GBであることや、イーモバイルでは従来月間のデータ転送量に基づく規制が行われていなかったことから、B回線がソフトバンク回線であるかのように誤解しがちだが、実際にはB回線がイーモバイル回線でA回線がソフトバンク回線である。 なぜ2013年12月までイーモバイル回線のみがデータ転送量制限の対象になりソフトバンク回線が対象外なのかを推測するに、データ転送量制限を実施するためには、イーモバイル側にて、ユーザーごとの回線別のデータ転送量を日次で集計する必要がある。イーモバイル回線のデータ転送量はイーモバイル側で従来から把握できている一方で、ソフトバンク回線のデータ転送量を日次バッチでイーモバイルの業務システムに連結するためにはシステムの改修が必要なのではないか。本来なら最初からA回線とB回線のデータ転送量の合計に基いて規制したかったものの、システム改修が間に合わなかったために当面はB回線のみでデータ転送量規制を行うのではないかと推測している。 試しにMy Emobileにログインして「請求情報照会」でパケット数を照会すると、B回線でのデータ転送量に相当する分のパケット数しか計上されていない。やはり、A回線でのパケット数に関する情報はイーモバイルの業務システムには届いていないようだ。この数字を正として帯域制御をするとなると、イーモバイル側ではB回線でのデータ転送量に基づく制御しかやりようがない。 おかげで、当面の間A回線はデータ転送量規制の心配をせずに使い放題なわけだが、A回線につながるかB回線につながるかは端末が自動的に決めるものであり、ユーザーにとっては運任せなので、「大容量のファイルをダウンロードしたいからA回線に接続する」なんて器用なことはできない。PC用

GL09Pのレビュー

GL09P を使い始めて使い勝手に関して少々情報を得ることができたので、人柱報告をしようと思う。 【4G/3Gネットワークへの接続状況】 イーモバイルのエリアマップ上ではLTEのエリア外となっている所であってもたまにLTEの電波を掴むことがある。思いの外遠方の基地局まで電波を掴みにいけるのかもしれない。しかし、現状ではLTE用の帯域が半分しかないので、3Gのときよりも回線速度が低下する。しかもLTEの方が回線が混雑しているようなのでなおさらである。3Gの場合で下り3Mbps程度の場所で、LTEだと下り0.7Mbpsほどになり、GP02で3G回線のみ使っていた頃よりもむしろ改悪されている。むろんこれはLTEエリア外での特殊ケースであり、すべての場合でLTEの方が遅いと主張するつもりはない。 最も回線速度の速い回線を選んで接続しているとしたら本来ならありえないことである。しかし、8月中旬以降にLTEが増速されて3Gが減速されたら状況が逆転するだろうから、それを見越してLTE優先で接続する設定になっているのかもしれない。となると、回線速度を測定した上で接続先を選ぶロジックではなく、接続先の優先順位を決め打ちにして優先順位の高いものから順に接続を試みるシンプルなロジックなのかもしれない。しかも、同じ場所にずっといても、3Gに接続していると思ったらいつの間にかLTEに切り替わったりするので、一定間隔おきに接続先を探すロジックなのだろう。 従来のイーモバイルLTE端末だと、一旦3Gで接続してしまうと自動ではLTEには戻らなくて手動で接続しなおさなければならないようなので、それに比べれば進歩したのではないだろうか。 尚、本来のLTEエリア内でSpeedtestで計測したところ、下り12Mbps上り4Mbps程度だった。3Gの場合下り3Mbps上り0.4Mbps程度なので下りで4倍上りで10倍である。常時これくらいのスピードが出るならLTE端末に切り替える意味が出てくる。今後LTEの帯域が倍増したらもっと速くなるのではないだろうか。 一部エリアで4Gの表示が出た。一応接続の優先順位は最も高いようである。理論値下り最大110Mbpsのうち実際にはどの程度出るのかと思ってSpeedtestで計測したところ、下りは2~3Mbps、上りは5Mbpsくらいだった。実測値

イーモバイルGL09Pを導入

GP02から GL09P に機種変更した。普段は初物には手を出さずに評判を見極めてから購入を決断するのだが、今回は図らずもGL09P発売初日に購入したので、人柱報告をしようと思う。 【導入の経緯】 イーモバイルでは3Gの帯域を半減させてLTEの帯域を倍増させることになったため、下り最大42MbpsだったGP02等のユーザーに対して、契約解除料最大1万円免除、契約事務手数料3150円免除のキャンペーンを実施している。もともとGP02のmicroUSB端子の調子が悪く充電に支障していたこともあって機種変更を検討していたが、GL09Pが発売されるまで待っていた。 【GL06Pとの比較】 機種変更の候補はGL06PとGL09Pだった。GL09Pはソフトバンクの2.5GHz帯のAXGPや1.5GHz帯のUltraSpeedやソフトバンクWiFiにアクセスできるのが特長だが、その半面、ソフトバンクのリソースを利用する故にデータ転送量制限もソフトバンク並になっている。2014年8月まではキャンペーンがあって月間10GBが上限だが、それ以降は月間7GBまでである。普通に使っている限り月間10GBを越えることは無いのだが、7GBを超えないようにするとなるといろいろ我慢しなければならない。しかも他のイーモバイル端末と異なりSIMロックがかかっているので海外で現地のプリペイドSIMを挿して使うことができない(GL09P自体は海外ローミングに対応しているが、海外ローミング1日分の料金で、現地プリペイドSIMなら1ヶ月分使えるので、費用の面で全く現実的ではない)。一方、GL06Pは今まで通りにイーモバイルのネットワークしか使えないが、SIMロックフリーだし、バッテリーパックは交換可能だし、2014年5月までは毎月のデータ転送量制限が無い。イーモバイルのネットワークだけで特に問題なく使えているならGL06Pの方が使いやすいかもしれない。 【海外用端末としてのGP02との使い分け】 使い方にもよるのだが、GP02を引き続き海外用端末として使い続けるならGL09Pが国内専用端末であっても構わないし、GP02用の大容量バッテリーを1ヶ月ほど前に購入してしまったので、GP02は海外でもう一働きしてくれないと困る。また、比較的空いているソフトバンクの2.5GHz帯や1.5GHz

アマゾンで返品

今まで長いこと アマゾン を利用してきて、このたび初めて返品することになった。手続自体はとても簡単である。注文履歴を開いて返品すべき商品を含む注文を選択する。それから返品する商品を選択しその理由をプルダウンメニューから選んで返品の申込をすると。返品伝票と宛名の画面が表示されるので、それをプリントアウトし、返品伝票は返品の箱の中に、宛名は箱の外に貼り付ける。日本郵便に引き取りに来てもらうため、 日本郵便のアマゾン返品専用サイト で返品を申し込むとしばらくして郵便局から集荷にきてくれる。集荷までに商品をなるべくきれいに梱包しなおして、商品が配達されたときの箱に入れて、荷造りをすればよい。そのため、受け取った商品が問題なく使えることが確認できるまでは箱を捨てずに取っておいた方がよい。 集荷が完了すれば物理的な作業は完了する。返金の場合にはアマゾンで返品を確認し次第、アマゾンギフト券が電子メールで送信されるので、再度それを使って買物すればよい。アマゾンギフト券は汎用性があるのであっても邪魔にならない。 順調に行けば、日本郵便で集荷の申込をしてから集荷まで数時間、集荷の翌日にはアマゾンの返品センターに到着し、その翌日にはアマゾンで返品の確認とギフト券の送信が完了するので、返品の申込からギフト券の受取まで2日程度となる。 現金での返品ではなく返品金額と同額のアマゾンギフト券の提供なので、アマゾンは金銭的には損をしない。返品された商品がどうなるか気になるところだが、未開封品なら再利用できるし、開封済みであってもリファービッシュ品として再利用できるものもある。米国のように商習慣上返品の多い国では返品に関するコストは粗利に盛り込み済みだし、リファービッシュ品を割安で販売する習慣が確立しており割安なリファービッシュ品を目当てに買う人もいるので、なるべく資源が無駄にならないようになっている。