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Newdaysのコーヒー

コンビニのコーヒーはすっかりおなじみになったが、JR東日本の駅の売店であるNewdaysでもコーヒーが売っていることをつい最近まで知らなかった。調べてみたら2014年からあったようである。 2019年4月1日現在の取扱店舗一覧 によると、地方では主に特急停車駅が対象だが(というか主要駅以外は無人駅ばかりだし)、首都圏では通勤電車しか停車しない駅でも扱っている。買ったコーヒーをどこで飲むことが想定されているのだろう。また、同じくJR東日本グループのベックスコーヒーショップとどう棲み分けているのかも気になるところである。店内で飲食するならベックスコーヒーショップしか選択肢がない反面、持ち帰りならNewdaysのコーヒーでも十分に見える。 新幹線の乗車待ちの時間にNewdaysでコーヒーマシンを見かけたので、早速購入してみた。紙コップを買うところまでは普通のコンビニと同じなのだが、駅の売店はスペースが狭いため、コーヒーマシン周辺のスペースが狭く、砂糖やクリームを入れるのに難儀する。しかも長距離列車への乗車前には比較的荷物が多いのでなおさらである。 車内でコーヒーを飲むべく持ち込もうとすると、荷物を持ちながらさらに片手でコーヒーカップを持ってホームまで移動することになる。いくら蓋がついているといっても、水平を保たなければこぼれてしまう。できることなら、乗車して席についてから改めてホーム上のNewdaysでコーヒーを買って持ち込めれば便利なのだが、始発の特急列車でなければそんな悠長なことはできないし、東京駅折り返しの新幹線だと発車4分前くらいにならないとドアが開かないので、荷物を置いて着席したらすぐに発車してしまう。駅で買って車内に持ち込むというのは口で言うほど簡単なことではない。 これが車移動なら荷物を置いたまま身軽な状態で買物できるので、両手が塞がることがないし、座って休憩する場所がなければ車の中で飲み物を飲むこともできる。 列車に持ち込むとなると密閉できるペットボトルや缶の方が圧倒的に取り扱いが楽である。車内で温かいコーヒーを飲みたかったらやはり車内販売の方が楽なのだが、残念ながら2019年3月16日から車内販売が大幅に縮小されてしまった。車内販売の残る列車でも飲み物くらいしか購入できない。 コーヒーの味そのものはまともで、ドトールと共同開発している

もしかして大糸線糸魚川南小谷間はえちごトキめき鉄道に移管した方がよかったりしないだろうか

大糸線の南小谷糸魚川間はJR西日本の孤立区間である。キハ120が2両糸魚川に常駐して、単行運用を2運用まかなっている。かつてはシュプール号の客車列車が関西方面から大糸線経由で白馬に乗り入れていたこともあったが、北陸新幹線が開業して北陸本線の金沢直江津間が経営分離されてからはJR西日本の車両が大糸線に直通することもない。 一方、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインは直江津から泊までキハ122を8両保有して直江津泊間で単行で運行している。これに加えて観光車両の雪月花の2両編成があり、これは気動車なので非電化区間にも乗り入れることができる。糸魚川駅の在来線部分を管理しているのもえちごトキめき鉄道で、JR西日本が間借りしている形になっている。 このままJRに任せていても最低限のことしかしないので、それくらいならいっそのことえちごトキめき鉄道に移管した方がよいのではないだろうか。えちごトキめき鉄道はすでにこのエリアで気動車を運行しているし、大糸線を引き取っても単行2運用が増えるに過ぎない。たった2運用のためにJR西日本の従業員を常駐させるよりも、日本海ひすいラインと一体で運用した方が運用効率が良い。それに、えちごトキめき鉄道は観光車両の雪月花を各地に貸し出しており、北越急行に乗り入れたりしなの鉄道の上田まで乗り入れたりしているし、大糸線にも乗り入れている。スキーシーズンには北陸新幹線に接続して白馬まで乗り入れてもよいのではないか。えちごトキめき鉄道の方がこの地域の鉄道を便利にするために努力しているように見える。 えちごトキめき鉄道に移管した方がよいのではないかと思うもう一つの理由は沿線の治山治水である。大糸線の糸魚川南小谷間は姫川に並行しているが、姫川は悪名高い暴れ川で、大糸線も何度も被災して不通になった。並行する国道148号も強固なスノーシェッドによって守られている。既存の設備で運行するだけならさほど経費がかからないが、被災するたびに莫大な復旧費用をかけている。JRだからまだ復旧できているものの、地方私鉄だったら1度の被災で廃止になっていていもおかしくない。しかし、JR東海が名松線復旧の際に主張していたように、沿線の治山治水は本来は県の責任である。糸魚川南小谷間の鉄道を維持する上で最大の障害は水害なので、治山治水に責任を持つ新潟県が主導で鉄道を維持すべきではない

東京から白馬へのルートを比較する

かつてスキーや登山が流行していた時代には東京からの夜行急行が大糸線に続々と乗り入れていたが、どちらも斜陽化してしまい、今や昼間にあずさが1往復乗り入れるだけである。一方、オリンピックを契機に長野まで新幹線が開通したり長野と白馬とを結ぶ道路が整備されたりした結果、東京から白馬方面へのメインルートは長野経由のルートになった。ルートの選択肢が増えてきたので比較してみた。 【長野経由】 東京から長野まで新幹線で1時間半、バスで1時間10分なので、乗り換え時間を含めても3時間程度で到着する。長野白馬間は高速道路でないものの、35kmしかないし、オリンピック向けに整備された信号の少ないルートなので、長野の市街地を除けば流れが良い。バスは冬季以外でも1日8往復あり、概ね2時間間隔である。 現地の足が必要なら、バスに乗るまでもなく長野駅でレンタカーを借りればよい。スキー場付近の雪道についても、交通量の多い所は除雪されているかそうでなくても圧雪だし、このエリアのレンタカーは冬にはスタッドレスタイヤを標準装備している。 【松本経由】 新宿発7時半のあずさ3号が南小谷行で、新宿から白馬まで4時間弱。松本を過ぎると大糸線内ではガラガラなので車内が広々としていて快適だし眺めも良い。しかしこのルートは1日1往復しかない。もちろん松本までは頻発しているが、松本から大糸線の普通列車を利用すると時間がかかるうえ、E127系の2連かせいぜい211系の3連しかなく松本付近の区間で混雑するので、長距離の移動には適さない。 【高速バス】 新宿から白馬まで4時間強。ただし白馬八方バスターミナルや栂池高原等、最終目的地に近い所まで直通している。安曇野インターから一般道を走行するが、それでもあずさと遜色ない所要時間で走っている。それでいて運賃はJRよりもはるかに安い。そのため、1日4往復から最大7往復と便数を増やしており、中央線/中央道経由ではメインルートになりつつある。あずさと異なり途中での乗降が無いので落ち着いている。中央道は行楽シーズンの土曜の午前にひどく渋滞するので、そのような時期は避けた方がよい。 高速バスで長野経由だと長野までで既に4時間かかるので、長野からさらにバスを乗り継ぐと5時間半くらいかかる。上信越道経由の高速バスは関越道に入るまでの一般道区間で時間がかかるので不利で