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4月, 2016の投稿を表示しています

キヤノンのモノクロレーザー複合機Satera MF222dwを導入

8年ほど使ってきたHPのカラーインクジェット複合機のヒンジが壊れて本体上側が開いたきり閉じなくなってしまい使えなくなってしまったので、寿命ということで新しい複合機を導入した。 【機種選定】 《インクジェットかレーザーか、モノクロかカラーか》 選定に際してはインクジェットのランニングコストの高さを避けるためにレーザーとしたが、カラー印刷を使う必要はほとんどないのと、カラーレーザーのトナーとドラムのコストはモノクロの10倍なので、モノクロ印刷のみの機種を選定した。カラー印刷が必要なときだけコンビニの複合機で印刷した方がトータルコストは安い。 《FAX》 FAXについても今ではほとんど使わないし、必要ならばインターネットFAXを利用する方がFAX用の電話回線を維持するよりも安いし、さらに頻度が低ければコンビニのFAXを使えばよいので(コンビニのFAXだと受信はできないが)、FAX機能無しの機種を選定した。 《コピー》 コピーはたまに使うのでコピー機能付にしたが、自宅用なのでADFを使うほど大量の原稿を読みこませることはないので、ADF無しの機種にした。コピー機能をつけると必然的にスキャナの機能も伴う。スキャナまであれば、インターネットFAXと組み合わせることでFAX機能を実装できる。 《LAN》 複数台のPCで共有するので無線LAN付の機種にした。LAN無しの機種にしてBluetoothアダプタをつける方が安いし、設定も楽なのだが、PCからの距離が長くてBluetoothだと電波が届きにくいため、敢えてLAN付にした。 上記の条件から一番安そうなのを選んだ結果、キヤノンのSatera MF222dwという機種を選定し、通販で発注した。併せて予備のトナーも発注した。インクジェット機のインクほど消耗が早いわけではないが、発注から到着までの日数を考慮すると予備は持っておいた方がよい。 全般的にキヤノンよりもブラザーの方が安いのだが、無線LAN付の機種から選定するとなるとキヤノンの方が安かった。 【設定】 到着したときに箱がかなり大きかったのでびっくりしたが、本体はA4サイズよりもひと回り大きい程度だったので安心した。 《ハードウェア》 ハードウェアの初期設定で必要なのは、本体に貼り付いているテープをすべてはがし、トナーカ

イオンモバイルを使ってみた

イオンモバイルのSIMを使うようになったので、感想を記してみる。ただし、現時点ではまだ回線速度を評価できるほど使っていないので、それ以外についての感想になる。 【料金プラン】 これはかなり魅力的である。IIJmioの回線を使うがIIJmioよりも若干競争力のある料金設定にしている。当月分のデータ転送量を翌月末まで繰り越せるのは本家IIJmioと同様で、1ヶ月分のデータ転送量を非常用にストックすることができる。 イオンモバイルに限らずMVNOには音声定額が無いので、音声通話を多用する人には大手の方が便利かもしれないが、仕事用ならともかく最近はLINE等の音声通話以外のコミュニケーションツールが充実しているので、個人用の携帯電話では音声通話をあまり使わないのではないだろうか。だからこそ大手は音声定額という名目でまとまった量を売りつけようとしているともいえる。 MVNOの料金が安いのは端末代金と通信料金が分離されているからであり、新規に端末を購入する場合には初期投資がかさむ。一方、既にDoCoMo用の端末を持っている場合には、SIMを差し替えるだけで月額料金を大幅に安くすることができる。おサイフケータイを使えるSIMロックフリー機の選択肢は限られているので、機能面ではDoCoMo用端末を流用する方が有利である。 【手続】 BIC SIMだとIIJmioと同じシステムを使うので比較的楽だが、イオンモバイルは回線こそIIJmioのものだがアカウント管理を独自のシステムで行っており、かつ事業立ち上げ間もないこともあって、まだあまり機能が充実していない。せっかくイオン店舗に窓口があるのに開通手続にボトルネックがあるようで、きめ細かい対応をしにくい状況にある。 しかし、契約が立て込むのはサービス開始当初だけで、ある程度行き渡ってしまえばユーザー数はさほど増えないので、サービス立ち上げ時を基準に設備投資するのは無駄なのかもしれない。余計な投資を削ることで安くしているということなら、そういう選択肢があってもよいと思う。MNVOの原価は概ね回線の仕入れ値、システム構築運用費用、販売とサポートの人件費、それに広告宣伝費なので、システムと人員にお金をかけずに安くするというのは一つの考え方である。人員については自社の携帯電話代理店の人員でまかなえるし、イオンの知名度から

Xperia J1 Compactのレビュー

Xperia J1 Compactの使用感を記してみる。 【大きさ・重さ】 肥大化するスマホにあって4.3インチの掌サイズは使いやすい。端末購入に際してXperia Z5やXperia Z5 Compactも見たが、大きくて高性能なZ5よりも小さいサイズのZ5 Compactの方が実勢価格が高かった。iPhone SEも発売されたことから、小さくてそこそこの性能の端末にはニーズがあるものと思われる。 実際には、大きいスマホを作るよりも小さいスマホを作る方が難しい。同じ解像度なら大きなディスプレイの方が安価に製造できるし、バッテリー容量を大きく取れるのでCPUの熱消費電力を下げる必要が無いからである。 大きさが小さい代わりに厚さを大きくして容積を確保している。しかしそのために手で持ちやすく滑りにくい。厚いので重そうに見えるが実際の重量は平均的なので、持つと軽く感じる。実際の重量は138gなので、iPhone 6の129gより大きく、iPhone 6sの143gより小さい。ディスプレイが小さいからといって他の部品の大きさは一緒だし、必要なバッテリー容量も一緒なので、薄くて大きい端末に比べて軽いわけではない。 【外観・質感】 Androidスマホには珍しくシンプルで上品なエクステリアである。手に持つと、銀色のプラスチックの縁取りが安っぽい印象だが、アルミ筐体のiPhoneと異なりプラスチックであるがゆえに触っても冷たくない。もっとも、落としたときに備えてケースをつけてしまうと直接触れる機会が無いので、触感にあまりコストをかける動機が無いのかもしれない。 【ソフトケース】 落とした場合に備えてシリコンゴム製のソフトケースをつけたら厚ぼったくなり、Pocket WiFiみたいな形になってしまった。また、後述の通り、ソフトケースをつけたままだと卓上ホルダで充電できない。もっと薄手で、卓上ホルダでの充電用端子が露出しているソフトケースにすればよかったと思うものの、なにぶんXperia J1 Compact専用ケースというものは市販されておらず、2013年発売のXperia A2用のケースの中からしか選択肢が無いので、大型の家電量販店でも選択肢が限られる。 【卓上ホルダ】 Xperia J1 Compactには卓上ホルダが付属しており、自宅で使う場合

イオンモバイルでXperia J1 Compactを購入(設定編)

スマホはいろいろ入れるものが多くて環境移行が大変だが、実は無線LAN環境があれば、環境移行は開通前であっても可能である。特にSIMロックフリー機なら回線の申込よりも前に端末を購入することが可能なので前広に準備できる。普段使っているアプリを一斉にダウンロードしたりすると相当なデータ通信量になってしまうので、高価なモバイルデータ通信を使っては勿体無い。 【初期設定】 今回は開通前に端末を引き取ることができたので、余裕をもって準備できた。真っ先に行ったのはテザリングできる別スマホにWiFiで接続してWi2 300のアプリを落とすことである。Wi2 300はモバイルルーター用のBic SIMに付属しているものである(イオンモバイルのSIMには無線LANは付属していない)。これで設定まで済ませればあとは普段使っている公衆無線LANで接続できるので、データ通信量を気にせずに初期設定できる。 AndroidスマホがiPhoneに対抗しうる数少ない利点の一つは、GoogleアカウントにログインするだけでGoogleのサービスをシームレスに使えることである。特に連絡先の移行はGoogleアカウント経由が便利である。なんと無線LANの設定も前端末の情報がそのまま移行された。それだけでなく、前に使っていたアプリまでもが自動でダウンロードされてインストールされる。Android端末からAndroid端末への移行は大半の作業が自動で完了してしまうので楽である。残る作業はホーム画面のカスタマイズくらいである。もちろんそれはそれで便利な機能なのだが、なにぶんデータ通信量が膨大なので(1GBくらいのデータ転送量が発生した)、無線LAN環境でやらないとパケ死してしまう。回線開通前に済ませておいてよかった。 【音楽再生環境】 回線が開通する前に音楽再生環境の移行も済ませてしまった。WindowsにMedia Goというソニー製のソフトウェアをインストールし、音楽ライブラリを読み込ませておくと、Xperiaを接続したときにiTunesのように転送してくれる。音楽ライブラリを読みこませるのに時間がかかるので(一晩放っておけば寝ている間に完了する)、端末購入前に済ませておいた。XperiaにAmazonで5000円弱で購入した128GBのmicroSDXCを挿して、Windows上の音楽をS

イオンモバイルでXperia J1 Compactを購入(手続編)

回線と機種を決めたのでイオンの店舗に行ったのだが、最寄り店舗では携帯電話売り場の受付が10時から19時までなので、週末を逃すとそもそも申込自体ができない。しかも事前にイオン店舗の営業時間を調べたものの、携帯電話売場の受付が10時から19時までとはどこにも書いていなかった。日曜までに覚悟を決めていればよかったと後悔しつつ、なんとか時間をやり繰りして携帯電話売り場の受付時間に間に合うように来店した。イオンは田舎にしかないので平日のこの時間帯に来店するのはなかなか大変である。 やっとのことで来店したにもかかわらず、予約受け付けのみで開通と端末引渡は後日になるとのこと。できれば端末を先に引き取って無線LAN環境で初期設定を済ませておきたかったのだが、端末も店頭在庫切れで取り寄せになってしまった。今回は新規なのでMNPの面倒な手続がなく、重要事項説明と申込者情報記入と身分証明書のコピー取りだけで済んだ。予約だけならウェブで受け付けてくれればいいのにと思うものの、まだ混乱が収拾していないため、ウェブでの受付は停止したままである。 イオンモバイルの回線はIIJmio経由なので、BIC SIMのように完全にIIJmioのシステムを使っていれば円滑に処理できるのだが、なぜかID管理がイオン独自のものになっているようである。そのため、高速回線と低速回線との切替も「みおぽん」のアプリではできず、イオンモバイルのウェブサイトでの手続が必要になり、せっかくの高速低速切り替え機能もあまり実用的ではない。IIJmioと同じシステムにしなかったのは、独自の料金プランを設定するためではないかと推測する。 イオンモバイルはDoCoMo回線かつ料金が安いせいか、事務処理が追いついていないようである。当初の混乱は落ち着きつつあるものの、それでも他の携帯電話ショップ並の手際の良さは期待できない。もっとも、Stream Xの契約が4月末まで残っているので、開通まで時間がかかる方がむしろ都合が良い。3月中に申し込みたいのは単にキャンペーン料金を適用してもらいからに過ぎない。今回はキャンペーン料金が適用されたので、あとはのんびり待つだけである。 しばらくしてイオンから電話があり、端末が入荷したことと、開通日を決めたいとのこと。開通日については特に急いでいなかったのでイオンが忙しい日を避けた日に

ThinkPad T460sとThinkPad X1 Carbon (2016)を店頭で触ってみた

2016年モデルのThinkPadのうち特に注目していたThinkPad T460sとThinkPad X1 Carbonがやっと家電量販店の店頭に展示されたので、少し触ってみた。 店頭に2台並んでいたのだが、最初はX1 Carbonの古いモデルと新しいモデルが並んでいるように見えた。よく見たら一方がT460sだった。それくらいT460sは薄く小さくなっている。2014年モデルのX1 Carbonとほぼ同じ大きさ厚さ重さであり、よくここまで小さくできたものだと思う。キーボードやトラックポイント配置やタッチパッドや指紋リーダーは両者共通で、CPUやSSDやメモリ等の仕様もほぼ同じである。一方、両者の違いは以下の通りである。 T460sの方が実際の厚さ以上に厚ぼったい印象を受ける。同じ重さのX1 Carbonの2014年モデルだと薄くてぎっしりとしているので素材の感触から想像する重さよりも軽く感じるのだが、T460sの筐体はプラスチック製で厚さも大きいので、実際の重さ以上に重く感じる。 しかしそのおかげでX1 Carbonにないイーサネットの口がついていたりして、ポート類はT460sの方が充実している。X1 CarbonだとSIMとSDのスロットは後ろ側についているのでSIMはともかくとしてSDの抜き差しは不便そうである。 バッテリーもX1 Carbonだと内蔵4セルのみなのに対してT460sは3+3セルで片方は交換可能なので、予備バッテリーがあれば連続使用できる。 キータッチはほぼ同じだが、X1 Carbonの方がキーストロークが僅かに小さく、T460sの方が打鍵しやすいと感じた。しかしX1 Carbonのキータッチも2014年モデルのX1 Carbonにくらべればだいぶ改善している。 純粋に薄さと軽さを追求するなら当然X1 Carbonに軍配が上がるが、実用性とのバランスを取るならT460sの方が魅力的に感じた。