トラックポイントキャップには「クラシック」「ソフトドーム」「ソフトリム」の3種類がある。ソフトリムが好みなのだが、最近はソフトドームが標準と位置づけられているようで、ThinkPad X1 Carbon用のロープロファイルトラックポイントキャップもソフトドームしかない。かねてからソフトリムのロープロファイルトラックポイントキャップが欲しいのだが、なかなか販売されないので、普通のソフトリムのキャップを改造して装着してみた。 ロープロファイルトラックポイントキャップは高さが通常のトラックポイントキャップよりも2mmほど低いのを除けば、あとは通常のトラックポイントキャップと同じである。それならば、通常のトラックポイントキャップの足を少し切り落として高さを低くすればよいことになる。 そこで切り落とすことにしたのだが、最初はカッターで切り落とそうとしたのだが、トラックポイントキャップは弾力のあるシリコンゴム製なので、カッターでは全然切れない。そこでハサミで一気に切り落とした。ただし、仕上がりがきれいでないとキャップがかしいでしまうので、微調整が必要である。 装着してみると、少々ぐらつくような感じがするのだが、それはソフトリムキャップ特有の感触によるものだろう。指先に小さな力をかけるだけでカーソルが軽快に動くので、だいぶ扱いやすくなった。 尚、今回トラックポイントキャップを取り寄せて気づいたのだが、アイソレーションキーボード向けのトラックポイントキャップは、クラシックキーボード向けのキャップよりも一回り小さくなっている。キャップの高さがキートップの高さと同じになったので、キーと干渉しなように小さくなったものと思われる。ソフトリムのキャップは底面に指を押し付けるというよりもむしろ、縁に力を加えて、テコの原理で小さい力でカーソルを動かす使い方になっている。このサイズになると事実上ソフトドームが標準になるのもある意味仕方が無い。