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JAL SKY NEXTに乗ってみた

久しぶりにJALの国内線に乗ったらJAL SKY NEXTの機材に当たった。JAL SKY NEXTの特徴は大きく分けて革張りの座席と機内WiFiである。 【革張りの座席】 別段革張りだから高級というわけでもなく、スカイマークでも採用されている。航空会社にとっては汚れがつきにくく耐久性があるのが利点であり、一方乗客にとっては座面が滑りやすい。しかしそれでも新しい座席は新しいなりに改良されている。 【機内WiFi】 有料でインターネット接続でき、ANAの同様のサービスよりもはるかに優れているが、なにぶん衛星回線経由なのでコストの面からあまり普及するとも思えない。一方、機内無線LANを通じた機内エンターテインメントの配信という点ではよくできていると思う。 《ハードウェア》 従来のシートテレビによる動画配信の弱点は膨大な量の配線により機体重量が増大することおよび民生用電装品の信頼性の低さから故障しやすいこと、および整備に難があることである。これに対し、機内に動画配信サーバを持ち無線LAN経由で配信し乗客のスマホやPC上で再生するようにすれば、機内エンターテインメントに必要なハードウェアが動画配信サーバおよび無線ルータだけになる。機体重量を減らすことができ、整備も楽になる。 日本では今や誰でもスマホを持つ時代なので、わざわざ機内にシートテレビを設置するまでもなく乗客のスマホに表示させる方が余計な手間がかからない。 乗客が機内でスマホを使うことを前提としている割には座席には電源がついておらず、意外にもクラスJや国内線ファーストクラスですら電源が無い。一方、スターフライヤーはおろかスカイマークですら全席に電源を設置している。乗客側から見れば整合性が取れていないように見えるが、機内の電装品を減らしたいという航空会社側の動機とは整合的である。もっとも、国内線で1時間ほどスマホを使う程度だったらバッテリーの心配はあまり必要ないので、どこかで割り切るべきものなのだろう。 《コンテンツ》 インターネット接続せずに利用できるのは各種テレビ番組の動画、SKYるるぶ観光情報、およびJALからのお知らせである。飛行機の現在位置のわかる「フライトマップ」と、機内で自ら撮影した写真をフライト情報とともに投稿できる「スカイカメラ」はインターネット接続時のみ利用できるとい...