都市部の交通量の多い道路だと、車だけでなく歩行者も多い。歩行者がひっきりなしに道路を横断するので左折車がごく限られたタイミングで1回の青信号で1台とか2台とかしか通過できないので、左折待ちの列が伸びてしまう。左折専用レーンでなくても、左折待ちの車で詰まるので、事実上左折専用レーンになっている。では右折車はどうなのかといえば、交通量の多い交差点では右折レーンと右折信号機があるので、右折信号で通過する際には歩行者と干渉しない。 それならば右折信号機が青のときに左折も認めるようにすれば左折車が歩行者と干渉せずに通過できる。南から東に右折する車と北から西に右折する車が通行する際には、東から南に左折する車と西から北に左折する車も通行できる。さらに、交通量の多い交差点なら車線数も多いので、北から西に右折する車と南から西に左折する車を同時に通過させても干渉しにくいし、左折の機会が倍増する。直進+歩行者と右折+左折を交互に通せば左折待ちの列が発生しないし歩行者も左折車に気兼ねなく横断できる。 交通量の多い交差点でよく見かけるのは歩者分離式だが、歩行者と自動車とを分離しても直進車と右折車は干渉するし、自動車も歩行者も待ち時間が長くなってしまう。 実際には道路の状況はそれぞれ異なるし、直進、左折、右折、歩行者の交通量もまちまちなので、一律に導入できるものではないだろう。しかしそれでも導入できるところから導入していけば、その分交通が円滑になるし、潜在的な事故のリスクも低下する。