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ソラシドエアに乗ってみた

このたびANAのコードシェア便でソラシドエアに乗った。ANAの航空券を購入した際、たまたまソラシドエアコードシェア便の時間帯に当たったからである。同じ運賃なのにANAでなくソラシドエアに乗るのはなんだか損をしたような気分になるものの、コードシェア便は時間帯に対するフレキシビリティに意味があるし、便変更可能な切符を持っているなら、選択肢が多いに越したことはない。それに対して、特定便割引を利用していて乗る便を決めているなら、最初からソラシドエアの航空券を買う方が安い。スカイマークにするとさらに安い。

さほど期待せずに乗ったソラシドエアではあるが、最新の737-800で白を基調にコーポレートカラーの黄緑のアクセントを加えた機内はきれいだし、座席の座り心地も良い。シートピッチも実は国内航空会社の運航する737の中では一番広い32インチ(81cm)だったりする(スカイマークの737も32インチ、JALとANAは31インチ)。777の横10列シートの詰め込みに比べればはるかに快適である。スカイマークと違って座席に電源はついていないが、その代わり飲み物が提供される。機内ではビデオはおろか音楽すら提供されていないが、スマホが普及して誰もが自分で動画を見たり音楽を聴いたりできるようになった今となっては必要ない設備だろう。国内線の飛行機なんて普通席で座っている限り大差ない(だからこそ便変更の可能性がないならわざわざ高い切符を買う必然性も乏しかったりする)。

737は座席数が767や787よりも少ないため、乗降に要する時間が少なくて済むし、搭乗ゲート付近もさほど混雑しない。国内線の飛行機を利用する際には、機内にいる時間よりも空港にいる時間の方が長いこともあるので、搭乗前の待ち時間や乗り降りの際にあまりストレスを感じないことは意外と重要だったりする。

これならソラシドエア運航便だからといって避ける必要はない。

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