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航空機の屋根に太陽電池を

太陽光発電にとって最も難しいのは、日照が一定しないということである。しかし、雲の上なら昼間はいつも晴れである。それなら航空機の屋根に太陽電池をつければ、機内のサービス電源を燃料から太陽光に代替できるのではないだろうか。太陽電池は熱によって発電効率が低下するが、上空の気温は低いので、そういう意味でも効率的である。

航空機の屋根に太陽電池をつけるなら、フィルム状のものか、塗料状のものだろう。フィルム状のものなら機体の曲面に沿ってつけることができる。太陽電池には保護フィルムがあるので、塗料の代わりにクリアラッカーを塗るのと同じ効果がある。機体が若干重くなるが、電源用の燃料の消費が減ることで相殺されるだろう。塗料状のものは発電効率は落ちるが、既存の塗料を置き換えるだけなので機体重量の増加がない。

問題は、夜間には使えないということである。太陽電池導入の効果が高いのは長距離路線だが、北米から日本方面の路線ならずっと昼間だが、逆方向だとずっと夜である。そういう意味では、機体重量が増えない塗料状の太陽電池の方が有利かもしれない。なお、北米から日本方面は向かい風の中を飛び、日本から北米方面は追い風の中を飛ぶので、北米から日本方面の路線で太陽電池を使うことができれば燃料消費を平準化できる。

787のカーボン製の機体なら、塗料よりもフィルム状の太陽電池の方が合うかもしれない。さらに欲を言えば、カーボン製の機体を太陽電池の一部として活用できれば面白いかもしれない。もともと787のエンジンはブリードエアによる空調や発電を行わないタイプなので、さまざまな種類の電源が考えられる。

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