地方は公共交通機関が使いにくいので、長距離の移動だと飛行機+空港からレンタカーとか新幹線+駅からレンタカーという使い方をするのが便利である。JR東日本エリアだと飛行機を利用する機会が事実上存在しないので、長距離の移動では必然的に新幹線(または在来線特急)+レンタカーになる。
近場だったら最初から車で移動してもよいのだが、都心付近の渋滞の中で長時間運転するのは疲れるし、帰りならなおさらである。それに、金曜の夜に出発して月曜の朝に戻ってくるなんて使い方をする場合には、自宅に戻って車を取りに行くよりもそのまま東京駅から新幹線に乗ってしまう方が楽だし早い。東京で仕事をしている人が週末の時間を有効活用する上でも実は新幹線+レンタカーは有利だったりする。
また、レンタカーはその土地に合った車両を用意しており、寒冷地では4WDが多いし、積雪期にはスタッドレスタイヤが標準で装備される。東京から東北上信越方面に出かける場合、東京でスタッドレスタイヤに履き替えるのはお金がかかるから、それなら現地でレンタカーを調達してしまった方が安上がりだし楽だったりする。スキーのように荷物が多ければ最初から車の方が楽ともいえるが、だいぶ昔から宅配便という便利なものがあるので、途中で公共交通機関を利用してもさほど問題ない。
さて駅レンタカーだが、駅レンタカーの利点はJRとシームレスに利用できることのはずなのだが、あいにくJRと駅レンタカーとでは予約システムが別々なのでシームレスとはいえない。昔はマルスでも予約できたのだが、最近はマルスの機能を整理していて、JR以外の予約には対応しなくなっている。JRの予約と別々にネットで予約するのだったら大手レンタカー会社でも変わらないし、大手レンタカー会社の各種割引を利用する方が有利だったりする。残るのはJRとの組み合わせで安くなることくらいである。レール&レンタカーきっぷだと駅レンタカーはさほど安くならないが、JRの方が安くなる。運賃が2割引き、特急料金やグリーン料金も1割引きになるので、他にJRの運賃料金を安くする機会が無い場合には検討に値する。
JR各社の中で鉄道とレンタカーとの連携を最も重視しているのはJR東日本で、JR他社エリアよりも料金が割安に設定されているのみならず、JRとの併用でさらに安くなる。トクだ値との併用で基本料金から15%引き、モバイルSuicaとの併用で基本料金から20%引きになる。20%引きだとコンパクトカーを12時間借りて4200円である(免責補償料含まず)。この値段は東横イン利用時のタイムズカーレンタル(旧マツダレンタカー)の料金よりも安い(こちらは免責補償込みで24時間5460円)。これなら格安レンタカーより少し高い程度である。現地の足代わりに使うなら高速道路を利用することもあまりないだろうから、コンパクトカーでも特に問題ない。
というわけで、今回はモバイルSuica特急券と駅レンタカーを利用してみた。モバイルSuicaとの組み合わせで駅レンタカーの割引の適用を受けるためには、専用のサイトから予約する必要がある。予約自体はさほど難しくないが、ガラケー向けの予約サイトからでしか予約できないので、使い勝手が少々不便である(モバイルSuica特急券はPC向けサイトからでも予約できるのに)。また、レンタカーを利用する際にモバイルSuica特急券の画面を見せる必要があるということになっている。
駅レンタカーの特色は、他のレンタカー会社への再委託が多いことである(自社で車両を保有している営業所もある)。トヨタレンタカー、日産レンタカー、タイムズカーレンタルのようなメーカー系ならクラスを指定すれば車種も推測がつくのだが、駅レンタカーの場合、再委託先がわからないと車種の見当がつかない。何が出てくるかは当日のお楽しみだが、どのみちコンパクトカーのような安い車は多少の個性こそあれ大差無かったりする。
現地に着いてしまえばあとは普通のレンタカーと同様である。駅レンタカーは駅前の便利な所に立地しているので、大きな荷物を持って移動するときでも便利である。マイナーなレンタカー会社だと駅から離れていたり場所がわかりにくかったりするので、駅前に立地しているのは大きな利点である。また、駅レンタカーはJRの主要駅を網羅しているのも利点である。大手レンタカー会社であっても、新幹線の駅まではカバーしているものの、JRのすべての主要駅をカバーしているわけではない。
注意が必要なのは保険である。大手レンタカー会社はおろか格安レンタカーですら対人対物無制限が当たり前だが、駅レンタカーは対人無制限はよいとして、対物限度額は2000万円である。これは推測だが、再委託先の中で最も低いサービスレベルに合わせているのではないだろうか。トヨタレンタカー、タイムズカーレンタル、オリックスレンタカーは対物無制限だが、ニッポンレンタカーは対物3000万円、日産レンタカーは対物2000万円である。対物無制限でないようなレンタカー会社など切ってしまえと言いたくなるところだが、JR主要駅を網羅するとなるとそうも言っていられないのかもしれない。駅レンタカーを利用する際には、くれぐれも物損を起こさぬよう安全運転を心がけるべきである。
近場だったら最初から車で移動してもよいのだが、都心付近の渋滞の中で長時間運転するのは疲れるし、帰りならなおさらである。それに、金曜の夜に出発して月曜の朝に戻ってくるなんて使い方をする場合には、自宅に戻って車を取りに行くよりもそのまま東京駅から新幹線に乗ってしまう方が楽だし早い。東京で仕事をしている人が週末の時間を有効活用する上でも実は新幹線+レンタカーは有利だったりする。
また、レンタカーはその土地に合った車両を用意しており、寒冷地では4WDが多いし、積雪期にはスタッドレスタイヤが標準で装備される。東京から東北上信越方面に出かける場合、東京でスタッドレスタイヤに履き替えるのはお金がかかるから、それなら現地でレンタカーを調達してしまった方が安上がりだし楽だったりする。スキーのように荷物が多ければ最初から車の方が楽ともいえるが、だいぶ昔から宅配便という便利なものがあるので、途中で公共交通機関を利用してもさほど問題ない。
さて駅レンタカーだが、駅レンタカーの利点はJRとシームレスに利用できることのはずなのだが、あいにくJRと駅レンタカーとでは予約システムが別々なのでシームレスとはいえない。昔はマルスでも予約できたのだが、最近はマルスの機能を整理していて、JR以外の予約には対応しなくなっている。JRの予約と別々にネットで予約するのだったら大手レンタカー会社でも変わらないし、大手レンタカー会社の各種割引を利用する方が有利だったりする。残るのはJRとの組み合わせで安くなることくらいである。レール&レンタカーきっぷだと駅レンタカーはさほど安くならないが、JRの方が安くなる。運賃が2割引き、特急料金やグリーン料金も1割引きになるので、他にJRの運賃料金を安くする機会が無い場合には検討に値する。
JR各社の中で鉄道とレンタカーとの連携を最も重視しているのはJR東日本で、JR他社エリアよりも料金が割安に設定されているのみならず、JRとの併用でさらに安くなる。トクだ値との併用で基本料金から15%引き、モバイルSuicaとの併用で基本料金から20%引きになる。20%引きだとコンパクトカーを12時間借りて4200円である(免責補償料含まず)。この値段は東横イン利用時のタイムズカーレンタル(旧マツダレンタカー)の料金よりも安い(こちらは免責補償込みで24時間5460円)。これなら格安レンタカーより少し高い程度である。現地の足代わりに使うなら高速道路を利用することもあまりないだろうから、コンパクトカーでも特に問題ない。
というわけで、今回はモバイルSuica特急券と駅レンタカーを利用してみた。モバイルSuicaとの組み合わせで駅レンタカーの割引の適用を受けるためには、専用のサイトから予約する必要がある。予約自体はさほど難しくないが、ガラケー向けの予約サイトからでしか予約できないので、使い勝手が少々不便である(モバイルSuica特急券はPC向けサイトからでも予約できるのに)。また、レンタカーを利用する際にモバイルSuica特急券の画面を見せる必要があるということになっている。
駅レンタカーの特色は、他のレンタカー会社への再委託が多いことである(自社で車両を保有している営業所もある)。トヨタレンタカー、日産レンタカー、タイムズカーレンタルのようなメーカー系ならクラスを指定すれば車種も推測がつくのだが、駅レンタカーの場合、再委託先がわからないと車種の見当がつかない。何が出てくるかは当日のお楽しみだが、どのみちコンパクトカーのような安い車は多少の個性こそあれ大差無かったりする。
現地に着いてしまえばあとは普通のレンタカーと同様である。駅レンタカーは駅前の便利な所に立地しているので、大きな荷物を持って移動するときでも便利である。マイナーなレンタカー会社だと駅から離れていたり場所がわかりにくかったりするので、駅前に立地しているのは大きな利点である。また、駅レンタカーはJRの主要駅を網羅しているのも利点である。大手レンタカー会社であっても、新幹線の駅まではカバーしているものの、JRのすべての主要駅をカバーしているわけではない。
注意が必要なのは保険である。大手レンタカー会社はおろか格安レンタカーですら対人対物無制限が当たり前だが、駅レンタカーは対人無制限はよいとして、対物限度額は2000万円である。これは推測だが、再委託先の中で最も低いサービスレベルに合わせているのではないだろうか。トヨタレンタカー、タイムズカーレンタル、オリックスレンタカーは対物無制限だが、ニッポンレンタカーは対物3000万円、日産レンタカーは対物2000万円である。対物無制限でないようなレンタカー会社など切ってしまえと言いたくなるところだが、JR主要駅を網羅するとなるとそうも言っていられないのかもしれない。駅レンタカーを利用する際には、くれぐれも物損を起こさぬよう安全運転を心がけるべきである。