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YouTube Musicを試してみた

音楽再生の動画を見ようとしてYouTubeアプリを開いてみたところ、YouTube Musicアプリのダウンロードを勧められた。動画よりも音楽に興味がある場合にはそちらの方が便利だろうと思ってダウンロードして立ち上げてみた。Googleアカウントが既にあれば、それに紐づけるだけで使えるようになる。初期設定時に好みのミュージシャンを選ばせる画面が出てきて、その選択に合わせてプレイリストが自動で生成されるので、最初はそれを試してみた。しばらく再生して、曲ごとに好みの合うものと合わないものとを指定していけばきっとGoogleの優秀なAIが学習してくれるだろうと期待して続けてみた。しばらくすると、最初に指定した好みのミュージシャン以外の曲も再生されるようになってきた。

ここまでは良いのだが、だんだんこのアプリの致命的な欠点がわかってきた。有料のプレミアム会員にならないと音楽プレイヤーとしては使い物にならない。まず、スマホの画面をオフにしたりホーム画面に戻ったりすると音楽再生が停止する。動画閲覧が目的ならその仕様でもよいかもしれないが、音楽再生目的なのにそんな程度のことで音楽再生が停止してしまったら使い物にならない。さらに、曲と曲との間に広告が入るのだが、この広告が音楽の好みの学習結果とは無関係に流れて、しかも音楽よりも大音量で再生される。

有料会員になればバックグランド再生に対応しているし、広告も流れなくなるし、オフライン再生にも対応しているので、これなら音楽プレイヤーとして使えるかもしれない。Androidでの使用で月額980円とのことである。しかしわざわざそんなことをするくらいなら自分の手持ちの音楽ライブラリをGoogle Play Musicアプリで再生すれば済むことである。自分の音楽ライブラリなら自分の好みに合っているし、広告非表示もオフライン再生もごく当たり前にできる。AndroidスマホならmicroSDカードを挿すだけで大容量のストレージを確保できるから、わざわざモバイルデータ通信のパケットを消費してまで音楽をストリーミング再生するまでもない。

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