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Google Play Musicを使ってみた(その1)

そもそもの動機はAndroidスマホでもiTunesみたいなのを使いたいということだった。調べてみると、Google Play MusicというGoogleの音楽ダウンロード販売があることを知った。しかも自分の音源をクラウド上にアップロードして、自分のデバイスでストリーミング再生したり、自分のデバイスにダウンロードできたりする。いわば、iTunesライブラリの本体がGoogleのクラウド上にあるようなものである。

iTunesの場合、特定のMacないしPCがiPodやiPhoneの母艦となり、そこにあるライブラリが正となる。同時に5台までのPCでライブラリを共有することができるが、iPodやiPhoneの母艦は1台だけである。クラウド側のライブラリが正なら特定のデバイスに依存しないので管理しやすい。また、PC上のライブラリを正とする場合、音源がPCのディスクスペースに納まり切らない場合には一部の音源を外部記憶媒体に避難させたりする必要がある。事実上容量無制限のクラウドストレージがあれば、PCのディスクスペースに制約されない。そこで、外部記憶媒体に避難させている音源も含めてクラウド上にアップロードしておいて、聴きたくなったときだけストリーミング再生するとかダウンロードするとかいった使い方ができれば便利である。

自分の音源をアップロードするときに気になるのがアップロード可能なデータ容量だが、Google Play Musicの場合は5万曲まで無料でアップロードできる。今までのペースなら一生かかっても保有音源が5万曲に達することは無さそうだし、仮に5万曲の音源があってもそれを聴くだけの時間が無い。

とりあえずAndroidスマホ上でPlay Musicのアプリを開いてみたところ、既存の音源が読み込まれ、音楽プレイヤーとして使えるようになった。設定画面を見ると、WiFi接続時のみストリーミング再生するとか、WiFi接続時のみダウンロードするとか、自動ダウンロードを無効にするといった設定項目があり、一応従量課金接続に配慮されている。

PC上の音源をアップロードするためには、まずPC上でGoogle Play Musicを使えるようにする。Chrome上にGoogle Play Musicの拡張機能がインストールされる。ライブラリの読み込みを選択し、iTunesライブラリまたは任意のフォルダを選択すると音源が読み込まれてアップロードが開始される。しかし困ったことに一旦アップロードが開始されると止める術がないので、従量課金接続中にアップロードが開始されると大変なことになってしまう。どうやらGoogle Play Musicの拡張機能自体を削除しないと止まらないらしい。どうしてこんなとんでもない仕様が放置されているのか理解に苦しむ。しかもGoogleほど開発リソースの潤沢な会社でそんなことになっているとしたら、会社として全く力を入れていないのではないか。

通常ならば、まずローカルのファイルを読み込んでライブラリを作成し、ライブラリ上で表示された曲やアルバムの一覧の中からアップロード対象のものにチェックマークを入れ、さらに「アップロードする」みたいなボタンを押すとアップロードが開始され、一時停止ボタンを押せばアップロードが停止される。これができなければまともな音楽管理ソフトウェアとはいえない。ソフトウェアの出来が悪いことで定評のあるソニーですら、Media Goではその程度のことはできている。

回線の太い所で一気にアップロードしないとデータ転送量が大変なことになってしまうので、一旦Google Play Musicの拡張機能を削除して中断した。

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