最近の金券ショップでは、新幹線の切符をあまり積極的に扱っていないようである。かつては新幹線エコノミー切符のバラ売りが主流だったが、金券ショップ対策で新幹線エコノミー切符も新幹線ビジネスきっぷも廃止され、さほど割引率の高くない回数券しか流通しなくなった。さらにエクスプレス予約が導入されると回数券にも価格面での優位性が無くなってしまい、ビジネスユーザーはエクスプレス予約にシフトしてしまった。
さらに、EX-ICやモバイルSuica特急券では、切符が個人の携帯電話に紐づいており転売できない。エクスプレス予約で紙の切符を発券する場合でも、大量に重複して予約を入れることができないので、転売するメリットがない。これらの仕様は金券ショップ対策だともいえる。
というわけで、そもそも金券ショップで新幹線の切符を買うという発想が無くなっていたことに改めて気がついた。買い手がつかなければ売り手も出ないわけで、有効期限間際の回数券が極端な安値で出ることはあるが、買い手の興味を引かないので、かなり安くしないと売れず、そうすると売り手にとってもメリットがないので、ますます市場が縮小する。
JRが携帯電話による新幹線の予約で、金券ショップに対抗できる価格を提示したのが大きいだろう。発券窓口を縮小することによる経費低減や、個人の購入履歴を収集することによるメリットがあってのことだろうが、やはり金券ショップに対抗できる価格をつけなければ今のように普及することはなかったのではないだろうか。
金券ショップでは国内航空券はまだ扱っているようである。国内線はチケットレス化に関しては新幹線より先行しているが、値段がまだこなれていないのだろう。本来航空券の方が搭乗者と紐づいているものなので、値段がこなれれば金券ショップから姿を消してもおかしくない。コンサートのチケット等も新幹線と同様に個人の携帯電話に紐づかないとも限らない。残るのは商品券等の現金に近いものだけになるだろう。商品券や切手などはまだ扱っているようだが、なにぶん薄利多売の商売なので、稼ぎ頭の新幹線の切符の扱いが減ると採算にかなり響くのではないだろうか。
大黒屋のようにもともと質屋だったところはブランド品や家電の安売りにシフトしているようだが、実物を扱うと場所を取るので、純然たる金券ショップにとってはつらいだろう。それに、今ではYahooオークションや楽天とも競合するので、大黒屋みたいな大手以外はそういう分野に商売替えしているのではないだろうか。
さらに、EX-ICやモバイルSuica特急券では、切符が個人の携帯電話に紐づいており転売できない。エクスプレス予約で紙の切符を発券する場合でも、大量に重複して予約を入れることができないので、転売するメリットがない。これらの仕様は金券ショップ対策だともいえる。
というわけで、そもそも金券ショップで新幹線の切符を買うという発想が無くなっていたことに改めて気がついた。買い手がつかなければ売り手も出ないわけで、有効期限間際の回数券が極端な安値で出ることはあるが、買い手の興味を引かないので、かなり安くしないと売れず、そうすると売り手にとってもメリットがないので、ますます市場が縮小する。
JRが携帯電話による新幹線の予約で、金券ショップに対抗できる価格を提示したのが大きいだろう。発券窓口を縮小することによる経費低減や、個人の購入履歴を収集することによるメリットがあってのことだろうが、やはり金券ショップに対抗できる価格をつけなければ今のように普及することはなかったのではないだろうか。
金券ショップでは国内航空券はまだ扱っているようである。国内線はチケットレス化に関しては新幹線より先行しているが、値段がまだこなれていないのだろう。本来航空券の方が搭乗者と紐づいているものなので、値段がこなれれば金券ショップから姿を消してもおかしくない。コンサートのチケット等も新幹線と同様に個人の携帯電話に紐づかないとも限らない。残るのは商品券等の現金に近いものだけになるだろう。商品券や切手などはまだ扱っているようだが、なにぶん薄利多売の商売なので、稼ぎ頭の新幹線の切符の扱いが減ると採算にかなり響くのではないだろうか。
大黒屋のようにもともと質屋だったところはブランド品や家電の安売りにシフトしているようだが、実物を扱うと場所を取るので、純然たる金券ショップにとってはつらいだろう。それに、今ではYahooオークションや楽天とも競合するので、大黒屋みたいな大手以外はそういう分野に商売替えしているのではないだろうか。