日本だと白身魚のフライにタルタルソースをつけることが多いようで、モルトビネガーと塩をかけるのはなかなか普及していない。日本でタルタルソースが好まれる理由として考えられるのは、日本人にとって白身魚のフライは味が薄いのと、日本の揚げ物は総じて油切れが良いからではないか。しかし天ぷらにタルタルソースをつけるところなんて見たことが無いし、むしろ天つゆと大根おろしといったさっぱりしたものとの組み合わせが好まれるように見えるし、高級な店なら塩だけをつけて食べる。
唐揚にレモン汁をかけるかどうかは好みの問題だが、油のくどさを緩和させる効果はある。安物の揚げ物は油切れが悪くて、そのままでは食べられたものではない。モルトビネガーもレモン汁のようなもんだが、イギリスの庶民には南方の果物であるレモンなんて気軽に買えないから、地元でとれる大麦を用いた安価なモルトビネガーを使うのだろう。アツアツのにモルトビネガーをかけると酸味成分が揮発して旨み成分だけが残る。大量のモルトビネガーをかけた後で塩を振ると、モルトビネガーの水分に塩が溶け込んで衣になじむ。酢と油といえばまさにドレッシングなのだからうまくないはずがない。
唐揚にレモン汁をかけるかどうかは好みの問題だが、油のくどさを緩和させる効果はある。安物の揚げ物は油切れが悪くて、そのままでは食べられたものではない。モルトビネガーもレモン汁のようなもんだが、イギリスの庶民には南方の果物であるレモンなんて気軽に買えないから、地元でとれる大麦を用いた安価なモルトビネガーを使うのだろう。アツアツのにモルトビネガーをかけると酸味成分が揮発して旨み成分だけが残る。大量のモルトビネガーをかけた後で塩を振ると、モルトビネガーの水分に塩が溶け込んで衣になじむ。酢と油といえばまさにドレッシングなのだからうまくないはずがない。