新しいPCを買ったときに必要な作業の一つにiTunesの音楽ライブラリの移動がある。Windows PCの場合はとても簡単で、音楽の入っているファイルをHDDなりUSBメモリなりでまるごとコピーして、ライブラリファイルも一緒にコピーするだけである。Windows PCならフォルダ構造も同じなので、ライブラリファイルをそのままコピーしても問題ない。
もともとiPhoneからiPhoneの新機種への移行は経験済みで、NFS接続で超簡単に移行できてしまった。今回はMacへの移行ということもあって、Mac用の移行アシスタントを使って超簡単に移行したかったのだが、Windows版の移行アシスタントをダウンロードしようとしてもダウンロードサイトにつながらずに断念。もしかしてサーバが混雑していたのだろうか。
次に音楽ファイルが一式入ったUSBメモリを読み込ませようとしたのだが、まず、古いUSB Type-CハブをつないだらUSBデバイスが認識されなかった。仕方なく新たにUSB Type-Cハブを購入したところ、USBデバイス全般の認識はされるようになったが、音楽ファイルの入っていたUSBメモリだけは認識されなかった。FAT32でフォーマットされた128GBのUSBメモリであることに問題があるのだろうか。このUSBメモリは本来車載用でありexFATにすると自動車側で認識されなくので、exFATにフォーマットし直すことはしなかった。きっとハードの問題だと思ってFAT32でフォーマットされた128GBのmicroSDを挿したところ、最初は順調だったのにファイルの読み込みの途中で止まってしまった。NTFSでフォーマットされた1TBの外付けHDDに音楽ファイル一式をコピーしてMacにつないだところ、これも読み込みが途中で止まってしまう。
NASがあればNAS経由でデータのやり取りをすることもできたのだろうが、NASを持っていないのでiCloud経由でファイルを移して、やっと音楽ファイルの移動を完了させた。それまでの過程で一旦読み込ませた音楽ファイルを重複して読み込ませたり、今までの音楽ファイルの中に同一楽曲が重複して入っていたりしたので、Apple Musicで「ファイル」「ライブラリ」「重複ファイルを表示」で重複しているファイルを表示させたうえで、重複したファイルをすべて削除して音楽ファイルをきれいにした。
ライブラリファイルのコピーについては、WindowsとMacとでフォルダ構造が異なるためそのままではコピーできず、Macで新たに作成されたライブラリファイルを更新して使うことにした。
あとはiPhoneやiPad等の母艦機能を移すだけだが、母艦を移すと今まで入っていた音楽ファイルがすべて削除されてから新しい音楽ファイルがコピーされるので時間がかかる。そのためまとまった時間を取れたときに音楽を同期したが、それでも曲数の割には比較的短時間で完了した。M1チップのハードウェア性能はさすがである。