かねてから車のDC電源でPCに充電したいと思っていたのだが、ThinkPadの電源端子はスリムチップ(角型)からUSB Type-Cへの過渡期になるため、スリムチップ用の製品を購入してもすぐに陳腐化してしまう。そのため、新機種に乗り換える際にUSB Type-C対応の製品を購入するつもりでいた。
しかしLenovo USB Type-C ノートブックパワーバンクを購入したところ、USB Type-Cからスリムチップへの変換アダプタが付属していたため、USB Type-C用のDCアダプタにこの変換アダプタをつければスリムチップ仕様のPCにも使えることがわかった。そのため、周辺機器が安いときにUSB Type-C用のDCアダプタを発注した。
主な用途は車での移動中にPCに充電することだが、旧来の5VのUSB規格に縛られないため、大容量のモバイルバッテリーに短時間で充電することもできるし、もちろんスマホに充電することもできる。停電した際に車に燃料が残っていれば車のエンジンを回すことでPCを使い続けることができるので、停電対策にもなる(インバータを通してからACアダプターを通すのは無駄)。
いざ届いてみると、実物は結構小さくて軽い。コンデンサやトランスから成るACアダプターと異なりDDコンバータ(スイッチング素子)+制御用チップなので、原理的に小さいのは当然なのだが、実物を見るとやはり小さい。それでいてケーブルは2m近くあるので、車の中で取り回すには十分な長さである。あと気になるのは夏の車内での耐熱性だが、用途は明らかに車載用であるにも関わらず、見た目はACアダプターと似たような感じであまり車載用には見えないので、これは使ってみないとわからない。もしかしたら夏は車の中に置きっぱなしにしない方がよいのかもしれない。