購入したばかりのAudio-Technica ATH-CKR70TWを早速電車の中で使ってみた。結論からいえば、すこぶる快適である。こんなに快適ならもっと早く買えばよかった。
【Bluetooth接続】出かける際にBluetooth接続しようとしたら、なかなか認識されなかった。ペアリングをしたことのあるスマホが複数台あって、それぞれでBluetoothをオンにしていると、意図した端末とは別の端末とつながってしまい、認識されないようである。接続しない端末のBluetoothをオフにしたら認識された。スマホを複数台持ち歩く人は気をつけた方がよい。
【ノイズキャンセリング】さほど強くはないが、オンにすると周囲の雑音がさっと引いて音楽がよく聞こえる感覚はある。周囲に煩わされずに音楽を快適に聴くには十分なレベルである。ゴーという雑音はだいぶ消えるが周囲の話し声はそこそこ聞こえるので、大事な放送を聞き逃すことはない。物理的な静粛性を高めるよりもむしろ音楽を聴くことに集中できるようにする方が、必要な音声を聞き逃さないのでありがたい。
【ヒアスルー】左側のタッチセンサーを2回タップする普通のヒアスルーと、右側のタッチセンサーを2回タップするクイックヒアスルーとがあるが、役に立つのはクイックヒアスルーの方である。こちらは音楽の音量が下がり音声を問題なく聞き取れる。一方、普通のヒアスルーの方は、音楽の音量が下がらず、外音取り込みの結果、サーという雑音まで入ってくるので、話し声をほとんで聞き取れない。ノイズキャンセリングをオフにすると、サーという音が入ってこないが、耳栓された状態なので外音もあまり入ってこない。
【バッテリー持続時間】我慢せずに使って実質3時間〜4時間くらいだろうか。バッテリーが劣化しても片道の通勤には使えそうである。バッテリーを節約したかったらノイズキャンセリングをオフにするとよいかもしれない。どういうわけか右側のバッテリー消費量が左側のバッテリー消費量の1.5倍くらいで推移している。そのため、連続使用可能時間は右側のバッテリー残量に制約される。左側のバッテリー残量ベースなら4.5時間〜6時間持つペースである。
【装着感】遮音性を高めるのと落ちにくくするために大きめのイヤーチップを装着していたが、長時間装着しているうちに耳の穴が痛くなってきたので、一つ下のサイズのイヤーチップに交換した。必要ないときにはたまに外してケースに入れて充電した方がよいのかもしれない。