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スポーツジムを人力発電所にせよ

スポーツジムでは運動エネルギーが発生している。このエネルギーで発電できないものだろうか。実際の発電量は大したことがないだろう。スポーツジムというのは意外と電力を浪費するものなので、スポーツジムで消費する電力をまかなうので精一杯かもしれない。しかしそれだけでもそのスポーツジムをカーボンニュートラルにすることができるので、グリーン電力証書の値段を考えればあながち悪い投資でもない。

自転車漕ぎのような機械なら、簡単に発電できる。ウェイトトレーニング系も同様である。ランニングマシンはむしろ電力を消費する方なので難しいだろう。体操系なら、振動で発電する装置を床に仕込めばよい。また、体を動かすと体温が上がるので、冷却の際にペルチェ素子を当てて発電することができる。呼吸の際には空気が動くので、風力発電が可能である。人体にはいろいろなエネルギーが潜んでいるものである。通常はそれは体脂肪という形で貯蔵されているが、スポーツジムを人力発電所とすることで、その体脂肪のエネルギーを電力に変えることができる。たしかに、食物を生産するためのエネルギーを考えれば、余計なものを食べずに体脂肪をつけない方が圧倒的に効率的なのだが、現に人間に体脂肪がついている以上、それを使わない手は無い。体脂肪で発電するとしても、本来なら体脂肪を燃料電池とする方が効率的なのだが、人力発電所の方が実現可能性が高い。

スポーツジムに通うような人は比較的所得が高く、環境に関心を寄せるだけの余裕があるだろうから、「自身の運動が環境に貢献する」と言われれば運動する動機になるかもしれない。運動量に応じてポイントを交付して、それを会費に充当するか、あるいは自身の排出権にすることができるようにすればよいだろう。自身の運動量と二酸化炭素排出量とが釣り合わない場合には、生活態度を見直すきっかけになるだろう。

メリットを実感しやすいのは、身の回りの電気製品の充電である。携帯電話やノートパソコンや携帯音楽プレイヤーを自身の運動によって充電できれば便利だろう。もちろん、わざわざ苦労して体を動かすまでもなく、原子力発電所で発電した電力を電力会社から購入する方が圧倒的に安い(10円程度である)。しかし、わざわざお金を払って体を動かそうとするような物好きな人に対して、電気は買った方が安いなどと言ってもあまり意味がないだろう。

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