組織には大きく分けて2種類の人種がいる。1つは客先に出て金を稼ぐことのできる人であり、もう1つは客先に出られない人である。直接金になる仕事は金を稼げる人がする。直接金にならない仕事は金を稼げない人がする。
本来なら金を稼げない人を組織に置く理由はないのだが、正社員は解雇できないので、何か仕事を与える必要がある。客先に出すと迷惑なので、社内の当たり障りのない仕事をさせようとする。
仕事のできる人がする場合と、仕事のできない人がする場合とで、結果が大きく異なるのは当然である。その最もわかりやすい例が環境である。従来は「昼休みに電気を消しましょう」みたいな馬鹿馬鹿しいことばかりだったので、客先に出て金を稼げる人たちからは馬鹿にされていた。ところがキャップアンドトレードで環境が金になる仕組みができると、たちどころに客先に出て金を稼げる人たちが参入してきて、イノベーションが創発されるようになった。また、金融業が理系にとって魅力的な職場になると、優秀な人たちはこぞって金融業に参入するようになった。
しかし競争が存在する以上、金を稼げない人は金を稼げる世界に残ることはできない。そういう人たちは金を稼げない世界に参入することになる。利潤動機を失うと、金を稼げない人ばかりになり、ますます金を稼げなくなる。だからこそ、どこよりも金になる仕組みを作ることが大切なのである。
本来なら金を稼げない人を組織に置く理由はないのだが、正社員は解雇できないので、何か仕事を与える必要がある。客先に出すと迷惑なので、社内の当たり障りのない仕事をさせようとする。
仕事のできる人がする場合と、仕事のできない人がする場合とで、結果が大きく異なるのは当然である。その最もわかりやすい例が環境である。従来は「昼休みに電気を消しましょう」みたいな馬鹿馬鹿しいことばかりだったので、客先に出て金を稼げる人たちからは馬鹿にされていた。ところがキャップアンドトレードで環境が金になる仕組みができると、たちどころに客先に出て金を稼げる人たちが参入してきて、イノベーションが創発されるようになった。また、金融業が理系にとって魅力的な職場になると、優秀な人たちはこぞって金融業に参入するようになった。
しかし競争が存在する以上、金を稼げない人は金を稼げる世界に残ることはできない。そういう人たちは金を稼げない世界に参入することになる。利潤動機を失うと、金を稼げない人ばかりになり、ますます金を稼げなくなる。だからこそ、どこよりも金になる仕組みを作ることが大切なのである。