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iPod touch+Pocket WiFiを導入して3ヶ月

iPod touchを導入して3ヶ月が経過した。この間Pocket WiFiと併用してきたが、とても満足している。





まず、iPod touchをどこまで有効に活用できるかだが、意外にもいつでもどこでも使えている。

外出時には携帯音楽プレイヤーとして使い、たまにEvernoteを中心としたPDAとして使う。外出先で調べ物等でネットワークに接続する必要が生じたら、Pocket WiFiの電源を入れてネットワーク端末として使う。少しタイムラグが発生するが、Pocket WiFiの電源を入れてからインターネットに繋がるまでの間に、iPod touchの無線LANの設定を行うので、体感的にはあまりタイムラグを感じない。Softbankのネットワーク回線速度がどの程度かよく知らないが、少なくともイーモバイルは、圏外でなければそこそこ速い。iPhoneユーザーによると、Softbankの回線よりもイーモバイルの回線の方が速いそうである。回線が早くてかつ安いのなら、iPhoneよりもiPod touchの方がよいだろう。

なお、ヘッドホンを使う際には、Audio Technicaのポータブルヘッドホンアンプを併用している。音質が向上するし、iPod touch本体から電源を取るので、電池の心配がいらないからである。ヘッドホンアンプにはリモコンも付属している。





自宅やホテルでは、AirPlayを活用してAirMac Expressに電波を飛ばし、スピーカーに接続して音楽プレイヤーとして使っている。音楽を再生するためにわざわざPCを立ち上げたりする必要がない。ネットワーク回線が太い場合にはネットラジオを再生している。AirPlayはiTunes以外の音楽ソフトでも使えるので、AccuRadio, Radioio, Ottavaといったネットラジオ再生アプリケーションでも、AirMac Expressに音を飛ばすことができる。これはPCには無い機能である。





寝るときには枕元に置いて時計を表示させている。目覚まし時計アプリを導入すると、暗い所でも見やすく表示できる。まさに捨てる所が無い。

音楽プレイヤーとしての音質には満足している。音楽再生チップの性能は大したことはないのかもしれないが、iPod nanoに比べてパワーに余裕がある。AirMac Expressに音を飛ばせばさらに音が良くなる。AirMac ExpressはAC電源直結なので、iPod touchよりもさらにパワーに余裕があるのだろう。iPodシリーズの中で、AirMac Expressに音を飛ばすことができるのはiPod touchのみである。

また、iPhoneと異なり64GBモデルがあるので、音楽ライブラリをすべてiPod touchに格納できている。このため、音楽再生には専らiPod touchを使うことができる。

文字入力に関しては、パスワードを入力する程度なら別段問題ない。ただし、文章を作成しようとするとキーボード入力に比べて時間がかかるので、入力する気になれない。Evernoteのようなソフトウェアを用いて、PC上で作成したメモをiPod touch上で閲覧するといったように、閲覧専用で使っている。他のネットワークアプリケーションについても同様で、メールやRSSなどの閲覧専用で使う分には問題ない。

Bluetoothキーボードはまだ試していないので何とも言えないが、おそらくBluetoothキーボードを用いれば文字入力はとても楽になるだろう。ただし、たまにしかしない文字入力のためにBluetoothキーボードを携帯するくらいだったら、最初からPCを携帯する方がましである。もちろんBluetoothキーボードの方が軽いが、例えば電車の中で文字を入力することを考えると、膝の上にキーボードを置いて、さらにiPod touchも乗せるという使い方は決して快適ではない。机の上に乗せるにしても、iPod touchの置き場所に困る。





ネットの閲覧は専用ソフトウェアがあればそちらを使う方が楽である。PC用サイトをSafariで見ようとすると文字が小さいからである。都度拡大縮小を繰り返すのは不便である。そういう意味でも、汎用的なネット端末というよりもむしろ、機能限定で使わざるを得ない。

GPSはついていないが、イーモバイルの回線に接続しているときにはそれなりの精度で位置を測定できるので、実用上は問題ない。

カメラは画質が悪く、メモ程度にしか使えない。普段は全く使っていない。写真を取るならコンパクトデジカメを使う方がはるかにましである。iPhoneのカメラだと画素数は多いようだが、所詮レンズが全然違う。iPod touchのカメラはレンズ相応の画素数かもしれない。

内蔵スピーカーも全然使っていない。もともと音質は期待できないし、そもそも外付けスピーカーもイヤホンも使わない場面を想定するのは困難である。

PCとの使い分けは明確である。外ではiPod touchを閲覧専用で使う。PCを使えるときにはiPod touchを音楽プレイヤー専用として用いて、ネットワークに接続したり文字を入力したりする作業は専らPCで行う。Pocket WiFiなら1台でどこでも使えるし、同時に5台まで接続できるので、複数のマシンを併用しても問題ない。AirMac Expressも同時に10台まで接続できるので、PC上で作業しながらiPod touchでネットラジオを再生するといった使い方ができる。

iPhoneとの比較では、iPod touchとPocket WiFiを併用する方がもちろん値段が安い。回線も速いようである。もちろん、iPhoneよりも薄くて軽い。さらに、手の持つのはiPod touchだけなので、iPhoneよりも軽い。Softbankの電波は室内に入りにくいが、Pocket WiFiを窓際に置けば、iPod touchを室内で快適に使うことができる。iPhoneに比べて唯一不便なのはPocket WiFiの電源を入れるときのみだが、慣れてしまえばどうということもない。Pocket WiFiが陳腐化したら、例えばWiMaxに乗り換えたりすることもできる。iPhoneよりもネットワーク周りの自由度が高い。

iPod nanoとの比較では、ネットワークに直接接続できるので、Podcastのダウンロードの際にPCを経由させる必要がない。AirPlayによってAirMac Expressに音を飛ばすことができる。iPod nanoよりもパワーに余裕がある分音質が良いなど、意外とメリットが多い。もちろん、iPod nanoよりも多くの音楽を格納することができる。iPod nanoよりも重いが、さほど気にならない。厚さはほぼ同じである。

Pocket WiFiを他のネットワークサービスと比較すると、WiMaxよりは電波が入りやすい。回線速度はWiMaxほど速くないが、スマートフォンとして使う分には十分な速さである。DoCoMoやAUよりも速くて安い。総合的なバランスは良いのではないだろうか。もし光ポータブルがあれば、イーモバイルのSIMを挿して使うと快適そうだが、まだ試したことはない。公衆無線LANも使えれば便利そうだが、まだ試したことがない。

Pocket WiFiのバッテリーは3時間ほどしか持たないので、必要なときにしか電源を入れない。そのため、iPod touchのバッテリーはかなり長持ちし、1日じゅう音楽プレイヤーとして使うことができる。無線LANで通信しなければバッテリーはほとんど減らないからである。

そういうわけで、iPod touchにはとても満足している。購入前は、緊急度の低いものにお金を出して本当に活用できるのだろうかと不安だったが、いざ購入してみるとあらゆる場面で活用できるし、しかも他の選択肢と比べてコストパフォーマンスが良い。

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