GP02から新機種に移行しようと思っていた矢先にGP02のバッテリーが劣化して起動にすら支障するようになったので、急遽大容量バッテリーを購入した。GP02購入後1年半ほど本体に付属していた2200mAhのバッテリーを使っていたのだが、当初は待受だけなら外出中ずっと使うことができたのだが、最近になって急激にバッテリーの劣化が進んできて、USBで電源供給しながら使っているにもかかわらずバッテリー残量の低下により本体の電源がオフになってしまうようになった。GP02は外部電源のみで動作することができず、外部電源はあくまでもバッテリーへの充電のみで、本体はバッテリーのみで駆動する仕様なので、バッテリー残量が0に近くなると、たとえ外部から給電しても動作しない。起動時のバッテリー残量が一定レベル以下だと起動すらしない。バッテリーが劣化するとどんなに充電しても残量が0付近からほとんど増えないから、起動しなくなる。
次機種までの繋ぎと割り切れば、なるべく安いものということになるが、Amazonで探してみたところ、2200mAhの純正でないものが送料込みで2000円くらいする一方で、4500mAhの大容量バッテリーが送料無料で4980円だったので、そちらを購入することにした。バッテリー容量が2倍で値段が2.5倍なので、容量当たりの値段はむしろ高いが、それでもバッテリー持続時間は長ければ長いほどよい。この容量なら、外に持ち出してもまる1日使えるので、充電の心配をする必要がない。なお、イーモバイルオンラインストアで純正の2200mAhのバッテリーを購入すると3990円である。イー・モバイルショップの店頭で購入する場合もおそらく同じ値段だろう。そんな値段で買うくらいだったら、ほぼ同じ値段の大容量バッテリーを買う方が有利だろう。
バッテリー容量が標準のバッテリーの2倍強なため、バッテリーの厚さも2倍くらいある。そのためもとからある本体の蓋では収まり切らないので、このバッテリーが入る蓋も付属している。いわゆるバスタブというやつで、これは他の大容量バッテリーと同様である。しかし、初代Pocket WiFiにバスタブをつけたときと異なり、形状にあまり違和感は無い。もともと最近売りだされているLTE対応のPocket WiFiは標準でもバッテリー容量が4000mAh~5000mAhほどあり、本体がかなり大きい。本体の大きさや重量はほぼバッテリー容量に制約されるので、最新の端末と同じくらいの大きさ・重さということになる。どのみちPocket WiFiは外出時には鞄に入れっぱなしにして使うものなので、少々大きくなっても気にならない。
購入したタイミングは悪かったものの、標準のバッテリーでここまで引っ張ってきたおかげで、バッテリーの値段はだいぶ安くなった。初代Pocket WiFi用の大容量バッテリーを購入したときには、3900mAhのが7800円だったが、今回は4500mAhのが4980円である。容量当たりの価格は半分くらいに下がっている。バッテリーの持たないスマホが普及して大容量の外部バッテリーが売れるようになってから、この手の大容量バッテリーが量産効果で安くなったからではないだろうか。端末を2年使えば1度は大容量バッテリーを購入することは避けられないので、それがこのタイミングだったということなのだろう。
大容量バッテリーを買わずに本体付属のバッテリーだけで逃げ切れればそれに越したことは無いのだが、ソフトバンクのLTE網やソフトバンクWiFiスポットも使えるGL09Pの発売が2013年8月以降なので、この時期にあわてて1世代前のGL06Pに機種変更するのはあまり良い買物ではない。むしろ、GL09Pないしそれ以降の端末をじっくり待つ方が良い買物をできることだろう。初物は初期故障のリスクがあるので、もう少し枯れてきたものを買いたいものである。
仮に第一線を退いたとしても、GP02は海外用端末としてはまだ十分に使える。GL09PにはSIMロックがかかっているようなので、海外で使うにはSIMロックフリーの端末が必要である。GP02ならSIMロックフリーで、現地でプリペイドSIMを挿せば普通に使えるのは経験済みである(ただし、GP02は1.7GHzまたは2.1GHzにしか対応していないので現地キャリアの周波数が同一である必要がある。GP02は米国の周波数には対応していないようである)。海外ではLTEはおろか3Gすらろくに普及していない国もあり、3GやGSMしか使えない国で使うならまだまだ現役で使うことができる。
仮に第一線を退いたとしても、GP02は海外用端末としてはまだ十分に使える。GL09PにはSIMロックがかかっているようなので、海外で使うにはSIMロックフリーの端末が必要である。GP02ならSIMロックフリーで、現地でプリペイドSIMを挿せば普通に使えるのは経験済みである(ただし、GP02は1.7GHzまたは2.1GHzにしか対応していないので現地キャリアの周波数が同一である必要がある。GP02は米国の周波数には対応していないようである)。海外ではLTEはおろか3Gすらろくに普及していない国もあり、3GやGSMしか使えない国で使うならまだまだ現役で使うことができる。