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中央緩行線に快速列車を導入できないものだろうか

高円寺阿佐ヶ谷西荻窪のいわゆる杉並3駅に快速が停車しているのは、これらの駅からの乗客が中野で快速に乗り換えるのがあまりにも不便すぎるためである。かといって快速に乗り換えずに各駅停車に乗り通すとなると停車駅が多くて時間がかかる。要は中野で乗り換えなくても所要時間が延びなければよいのだから、比較的輸送力に余裕のある中央緩行線でラッシュ時に快速列車を走らせればよいのではないだろうか。

快速列車は2種類想定できる。

  • 杉並3駅を通過する東西線直通列車。三鷹以遠から設定してもよい
  • 杉並3駅に停車する代わりに中野お茶の水間で快速運転する列車
東西線直通列車は3駅しか通過しないし、先行列車に追いつく前に東西線に入ってしまうので、これは比較的容易に設定できるだろう。後者については新宿までに2駅通過、四谷までに5駅通過、お茶の水までに8駅通過するので途中で先行列車に追いついてしまうが、途中に待避可能な駅はどこにもない。次善の策は千鳥停車で、三鷹始発で東中野、大久保、市谷、飯田橋、水道橋を通過する列車と、中野始発で代々木、千駄ヶ谷、信濃町を通過する列車を交互に設定すれば、三鷹始発列車でお茶の水までの所要時間を5分短縮できる。全体の所要時間が短縮する分を増発に振り向ければ各駅での停車本数は半減ではなくせめて6割くらいにできるのではないだろうか。駅を通過すればその分電力消費も減るし、稼働する編成数は同じなので、全体の消費電力も減少するだろうから、変電所容量が不足することもない。

もしかしたら総武緩行線の津田沼秋葉原間で同様のことができるかもしれない。朝ラッシュ時は東京方面に向かって乗客が増え続ける片輸送なので、途中駅相互間の利便性は優先順位が低い。東京方面の輸送のみと割り切ってしまうことにして、千葉始発で東船橋、船橋、西船橋、下総中山、本八幡、両国、浅草橋を通過し、西船橋で先行列車を追い越す列車と、津田沼始発で小岩、新小岩、平井、亀戸を通過する列車を交互に設定すれば所要時間を短縮できる。津田沼始発の列車の代わりに、千葉始発で西千葉、新検見川、幕張、幕張本郷を通過し、幕張で先行列車を追い越す列車でもよいかもしれない。

船橋や新小岩といった快速停車駅を通過することに対しては反対意見もあるだろう。たしかに快速への乗り換えは不便になるが、どのみちラッシュ時には駅が混雑して乗り換えに時間がかかるので緩行線で乗り通した方が早い。それなら緩行線列車の所要時間を短縮する方が便利なのではないか。

小田急では準急を緩行線に走らせたり、追い越しのために急行線に転線させたりすることで緩行線の輸送力を有効に活用している。中央総武緩行線は方向別複々線なので快速線に転線する列車を設定できないが、それでも優等列車を走らせる余地はあるのではないか。

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