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宝くじの独占販売権を競売にかけるべきか

宝くじは夢を売る商売である以上、小口に分散させるのは望ましくないのかもしれない。例えば、「10円払えば5円の賞金がもらえる宝くじ」に買い手がつくとは思えない。それによって独占供給が正当化されるとしても、独占の主体が永久に固定されていなければならない理由はない。より効率的な主体が経営できるようにすべきであり、そのような場合の定番は独占販売権を競売にかけることである。

もし競売にかけるとしたら、一定期間有効なライセンスを販売することになるだろう。これは、収益力が低い場合に、より収益力の高い主体にライセンスが移動することを促すためである。あるいは、永久的なライセンスである代わりに転売可能にしてもよいだろうが、実際にはある程度の期間は業務を継続してくれないと利便性を損なうだろう。

さて、このようにして競売が実現するとどうなるだろうか。まず、競売によって落札者と落札価格が決まる。すると、「宝くじビジネスは少なくともこれくらいは利益が出る」ということが明るみに出る。これは宝くじを買う者にとってはあまり気分のよいものではないだろう。たとえテラ銭が9割であろうと「3億円当たる」という夢が買えれば十分なはずだが、そうは言っても強欲に水を差すようなことをするのは商売上得策ではない。

では、落札価格を非公開にすればよいのだろうか。しかしそれでも入札者が多数発生するだけでも買い手にとっては気分が良くないだろうし、参入する側にとっても、どれほど旨みのあるビジネスなのかよくわからないので、あまり効果がないのではないだろうか。

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