世間がiPadで盛り上がっているさなか、ThinkPad X200sにUbuntu 10.04を入れてみた。iPadは当分手に入りそうにないし、人柱の様子を見る必要があるし、さらにWiFiスポットがもっと普及するまで待つ必要があるので、せめてその間は今あるThinkPad X200sを快適に使おうと思った次第である。折しもUbuntu 10.04が出たところなのでUbuntuを入れるには良いタイミングである。
もともとWindows Vistaを使い続けたくないし、HDDは回転音が気になるのでSSDに換装したいと思って、いろいろと考えてきた。そんな中Ubuntu 10.04が出たので、まずはVirtualBoxに入れてみた。なかなか具合が良さそうだし、D23HWを使える目処もついたので、次はWubiを用いてWindowsのパーティションの中の仮想ディスクにインストールしてみることにした。VirtualBox上の仮想マシンと異なり、3GBまでメモリを認識できれば随分と動作が軽快になるだろうと思ってのことである。一旦パーティションを切るといろいろ面倒なのに対し、Wubiならいつでもアンインストールできる。
結論としては、Windowsを使うのが馬鹿馬鹿しくなるくらい軽くなった。Windows 7で軽くなったとか、Windowsを高速化するといったことが全く的外れに感じられる。SSDでなくHDDを使っていても起動と終了はWindowsとは比べ物にならないほど速い。SSDだと3秒で起動するらしいが、HDDであっても15秒程度で起動し、かつ起動後にすぐに使える状態なので、Windows Vistaと比べて10分から15分くらい時間を節約できる。これでインテルのSSDに換装しようものなら、iPadは要らないのではないかというくらいの勢いである。
メモリ使用量は少ない。ウェブブラウザを中心にいくつかのソフトウェアを立ち上げた状態で、Windows Vistaで1.5GBほどメモリを使っていたのに対し、Ubuntuではその半分しか使っていない。メモリ使用量が少ないので、64ビット版を導入するまでもない。ディスク使用量はもっと少なくて、Windows VistaだとなぜかOSと普段使いのソフトウェアだけでも70GBほど使用しているが、Ubuntuだとその10分の1の7GBしか使っていない。その分、安価で静かな小容量の記憶媒体で済む。Windowsだと256GBくらいないと不安だが、Ubuntuなら128GBでお釣りが来る。東芝のSSDなら3万円ほど安くなる。ネット端末兼文章入力ツールとして使うならインテルの1万円強でインテルの40GBのSSDを買ってくるだけで爆速高級ネットブックになる。重さも1.1kgであり、iPadよりも300g重い程度である。キーボード込で比較すればiPadよりも軽い。
ネットブックの要件は安くて小さいことではない。外に持ち出しても快適に使えることである。キーボードとディスプレイにはある程度の大きさが必要だし、それでいて軽くなければならない。必然的に値段が張る。安価な汎用品を組み合わせたいわゆるネットブックは、ディスプレイとキーボードが小さいくせに重いので、そういう意味では真のネットブックではない。また、iPhomeやiPadが絶賛されていることからもわかる通り、思い立ったときにすぐに実作業ができることに意味がある。Windowsはそういう用途には全く向いていない。
WubiでインストールするとWindowsパーティション上のディスクイメージをループバックデバイスとしてマウントするので、ディスクアクセスは遅いとされている。しかし、普通に使っている限り全く気にならない。利便性を考えれば、わざわざパーティションを切るまでも無さそうである。また、WubiだとWindowsパーティションを必然的にマウントすることになるので、Windows上の各種ファイルを読み書きできる。もしSSDに直接インストールすればさぞかし爆速だろうが、どのみちスピードの制約要因はネットワークの回線速度なので、それが解決しない限りわざわざ追加投資するまでもないかもしれない。
サスペンドは問題ない。ハイバーネーションはWubiの仕様上無理なのだが、起動と終了が速いので、そもそも必要を感じない。
仮想デスクトップを使えるので、普段使用するアプリケーションをそれぞれの仮想デスクトップ上で開いて最大化して使うことができる。画面を広々と使えるので、12.1インチのディスプレイであっても実に作業しやすい。特にThinkPad X200sは解像度が高いのでなおさらである。
というわけで一見良いことづくめなのだが、現状ではiPodの母艦としての役割は担えないので、もうしばらくWindowsと併用する必要がある。しかしもしMacを入手することができて母艦とすることができれば、ThinkPad X200sはネット端末専用にできるので、そのときにはインテルのSSDに換装したいものである。
Windowsを捨てるとThinkPad用の各種ユーティリティソフトを使えなくなるが、もともとWindowsの機能の不足を補うためのものなので、Windowsを使わなければ関係ない。BIOSのアップデートはWindows上の方が簡単なのだが、ディスクイメージをダウンロードしてCD-ROMを用いてBIOSを更新することもできる。そもそもある程度の期間が経過するとBIOSの更新も不要になる。唯一気になるのはハードディスク・アクティブ・プロテクションシステムなのだが、SSDに換装してしまえば関係ない。そういう意味からも、インテルの40GBのSSDに換装してUbuntu専用マシンにしてしまう方が気楽である。
もともとWindows Vistaを使い続けたくないし、HDDは回転音が気になるのでSSDに換装したいと思って、いろいろと考えてきた。そんな中Ubuntu 10.04が出たので、まずはVirtualBoxに入れてみた。なかなか具合が良さそうだし、D23HWを使える目処もついたので、次はWubiを用いてWindowsのパーティションの中の仮想ディスクにインストールしてみることにした。VirtualBox上の仮想マシンと異なり、3GBまでメモリを認識できれば随分と動作が軽快になるだろうと思ってのことである。一旦パーティションを切るといろいろ面倒なのに対し、Wubiならいつでもアンインストールできる。
結論としては、Windowsを使うのが馬鹿馬鹿しくなるくらい軽くなった。Windows 7で軽くなったとか、Windowsを高速化するといったことが全く的外れに感じられる。SSDでなくHDDを使っていても起動と終了はWindowsとは比べ物にならないほど速い。SSDだと3秒で起動するらしいが、HDDであっても15秒程度で起動し、かつ起動後にすぐに使える状態なので、Windows Vistaと比べて10分から15分くらい時間を節約できる。これでインテルのSSDに換装しようものなら、iPadは要らないのではないかというくらいの勢いである。
メモリ使用量は少ない。ウェブブラウザを中心にいくつかのソフトウェアを立ち上げた状態で、Windows Vistaで1.5GBほどメモリを使っていたのに対し、Ubuntuではその半分しか使っていない。メモリ使用量が少ないので、64ビット版を導入するまでもない。ディスク使用量はもっと少なくて、Windows VistaだとなぜかOSと普段使いのソフトウェアだけでも70GBほど使用しているが、Ubuntuだとその10分の1の7GBしか使っていない。その分、安価で静かな小容量の記憶媒体で済む。Windowsだと256GBくらいないと不安だが、Ubuntuなら128GBでお釣りが来る。東芝のSSDなら3万円ほど安くなる。ネット端末兼文章入力ツールとして使うならインテルの1万円強でインテルの40GBのSSDを買ってくるだけで爆速高級ネットブックになる。重さも1.1kgであり、iPadよりも300g重い程度である。キーボード込で比較すればiPadよりも軽い。
ネットブックの要件は安くて小さいことではない。外に持ち出しても快適に使えることである。キーボードとディスプレイにはある程度の大きさが必要だし、それでいて軽くなければならない。必然的に値段が張る。安価な汎用品を組み合わせたいわゆるネットブックは、ディスプレイとキーボードが小さいくせに重いので、そういう意味では真のネットブックではない。また、iPhomeやiPadが絶賛されていることからもわかる通り、思い立ったときにすぐに実作業ができることに意味がある。Windowsはそういう用途には全く向いていない。
WubiでインストールするとWindowsパーティション上のディスクイメージをループバックデバイスとしてマウントするので、ディスクアクセスは遅いとされている。しかし、普通に使っている限り全く気にならない。利便性を考えれば、わざわざパーティションを切るまでも無さそうである。また、WubiだとWindowsパーティションを必然的にマウントすることになるので、Windows上の各種ファイルを読み書きできる。もしSSDに直接インストールすればさぞかし爆速だろうが、どのみちスピードの制約要因はネットワークの回線速度なので、それが解決しない限りわざわざ追加投資するまでもないかもしれない。
サスペンドは問題ない。ハイバーネーションはWubiの仕様上無理なのだが、起動と終了が速いので、そもそも必要を感じない。
仮想デスクトップを使えるので、普段使用するアプリケーションをそれぞれの仮想デスクトップ上で開いて最大化して使うことができる。画面を広々と使えるので、12.1インチのディスプレイであっても実に作業しやすい。特にThinkPad X200sは解像度が高いのでなおさらである。
というわけで一見良いことづくめなのだが、現状ではiPodの母艦としての役割は担えないので、もうしばらくWindowsと併用する必要がある。しかしもしMacを入手することができて母艦とすることができれば、ThinkPad X200sはネット端末専用にできるので、そのときにはインテルのSSDに換装したいものである。
Windowsを捨てるとThinkPad用の各種ユーティリティソフトを使えなくなるが、もともとWindowsの機能の不足を補うためのものなので、Windowsを使わなければ関係ない。BIOSのアップデートはWindows上の方が簡単なのだが、ディスクイメージをダウンロードしてCD-ROMを用いてBIOSを更新することもできる。そもそもある程度の期間が経過するとBIOSの更新も不要になる。唯一気になるのはハードディスク・アクティブ・プロテクションシステムなのだが、SSDに換装してしまえば関係ない。そういう意味からも、インテルの40GBのSSDに換装してUbuntu専用マシンにしてしまう方が気楽である。