iPhoneを導入する上で最も制約になるのは、iPhoneではおサイフケータイを利用できないということである。おサイフケータイを利用することを前提にするとガラケーとの2台持ちになってしまうが、どうせガラケーを持つなら電話機能はガラケーでカバーできるのでiPhoneに毎月6000円かけるまでもなく、iPod touchとPocket WiFiとの組み合わせにすれば維持費は毎月4000円で済む。ハードウェアの数が増えてしまうものの、電話に求める機能とスマホに求める機能は違うので、敢えて1台にまとめるまでもない。
しかしそれでも1台にまとめられればたしかに便利である。最もシンプルなのはiPhoneを諦めてAndroidスマホ1台にまとめることかもしれない。全般的な使い勝手の悪さ、さらに音楽プレイヤーとしての使い勝手の悪さを気にしないなら、おサイフケータイの載ったAndroidスマホ1台で全部まかなえる。ガラケーからスマホに乗り換えるだけだったらAndroidでもあまり気にならないかもしれないが、一旦iPod touchでiOSの使い勝手に慣れてしまうと、とても手を出すつもりになれない。中途半端なiOSもどきに手を出すくらいだったらiPod touchの方がまだ使いやすくて、そうなると結局ガラケーとの併用ということになってしまい、振り出しに戻ってしまう。
おサイフケータイに依存しなければiPhone1台にまとめることができる。iPhoneではテザリングを利用できるので、自宅に固定回線があって外でのデータ通信が少なければ問題ない。それに最近はWiFiスポットが増えているので、通信を極力WiFiに逃がすことで対処できる。おサイフケータイは慣れてしまうと便利で手放せなくなるが、昔はおサイフケータイなんて無かったのだから、頑張れば戻れないこともないだろう。
おサイフケータイのうち比較的利用が多いのはモバイルSuica等の交通系電子マネーだろう。普段JRを利用していればSuicaは必須である。普段電車に乗っているならオートチャージを有効にしておけば改札口を通る都度残高が不足していれば自動的にチャージされるのでチャージの手間が省ける。少しリスクを取ってチャージ金額とチャージされる残高のしきい値を多目に設定しておけば、常に十分な残高が確保される。駅の券売機でもチャージできるし、急ぎならコンビニのレジでチャージすることもできる。
しかし、電子マネーとしての残高は確保できても、モバイルSuicaでなければ利用できないサービスもある。モバイルSuica特急券である。これは電子マネーではなく乗車券情報をSuicaに格納したものである。JR東日本の新幹線を出張で頻繁に利用するときに便利なサービスで、一旦使うと手放せなくなる。しかも紙の切符に比べて1割くらい安い。しかし旅行客にとってはトクだ値の方が座席数は制限されるものの割引率が高い。モバイルSuicaグリーン券は車内でもチャージできるので、普通列車のグリーン車に飛び乗っても安心だが、そこまで急いでいなければ駅のホームの券売機でSuicaグリーン券を購入することでも対処できるし、そもそも普通列車のグリーン車に乗る頻度の高い人はさほどいないだろう。モバイルSuicaではエクスプレス予約も利用できるのだが、これはセディナのエクスプレスカードを作って通常の形でエクスプレス予約を利用すれば済む。クレジットカードが1枚増えてしまうものの、年会費は同じく1050円である。
WAONやNanacoといった流通系電子マネーの場合は、スーパーにチャージ用の端末が置いてあるので、チャージする上で不自由することはない。この手の電子マネーはスーパーや系列のコンビニで使うのが主な用途であり、それ以外の場所で急遽まとまった残高が必要になる場面は稀である。Nanacoではオートチャージできないが、WAONならイオン系の店舗でオートチャージを利用できるので、通常の範囲で買物している限りチャージで不自由することはない。
残るは独立系の楽天Edyだが、今では電子マネーの種類が多く複数の電子マネーに対処できる汎用端末も普及しており、Edyしか使えない店は少ないので、この際思い切って使うのをやめてしまうというのも1つの選択肢かもしれない。
SuicaにせよWAONにせよ楽天Edyにせよ、3000円くらい出してPaSoRiを買えば自宅のPCでまとまった金額をチャージすることができる。PaSoriは一旦買えばずっと使えるので長い目で見れば大した金額ではない。なお、Nanacoはサーバー上に残高データが格納されているので、残高照会はおろかクレジットカードからのチャージですらPaSoRiは不要である。
このように振り返ってみると少し不便を我慢すれば必ずしもおサイフケータイが無くても何とかなりそうな感じがする。ただし、おサイフケータイをやめるとその分プラスチックの電子マネーが増えるので、財布の中にSuica等の電子マネーのカードが何枚も増えることになり、それはそれで煩雑である。しかも自動改札を通過する際には他の電子マネーが入っていると正常に動作しないことがある。あとは鞄の中のハードウェアが増えることと財布の中の電子マネーのプラスチックカードが増えることのうちどちらがよりましかの問題かもしれない。
しかしそれでも1台にまとめられればたしかに便利である。最もシンプルなのはiPhoneを諦めてAndroidスマホ1台にまとめることかもしれない。全般的な使い勝手の悪さ、さらに音楽プレイヤーとしての使い勝手の悪さを気にしないなら、おサイフケータイの載ったAndroidスマホ1台で全部まかなえる。ガラケーからスマホに乗り換えるだけだったらAndroidでもあまり気にならないかもしれないが、一旦iPod touchでiOSの使い勝手に慣れてしまうと、とても手を出すつもりになれない。中途半端なiOSもどきに手を出すくらいだったらiPod touchの方がまだ使いやすくて、そうなると結局ガラケーとの併用ということになってしまい、振り出しに戻ってしまう。
おサイフケータイに依存しなければiPhone1台にまとめることができる。iPhoneではテザリングを利用できるので、自宅に固定回線があって外でのデータ通信が少なければ問題ない。それに最近はWiFiスポットが増えているので、通信を極力WiFiに逃がすことで対処できる。おサイフケータイは慣れてしまうと便利で手放せなくなるが、昔はおサイフケータイなんて無かったのだから、頑張れば戻れないこともないだろう。
おサイフケータイのうち比較的利用が多いのはモバイルSuica等の交通系電子マネーだろう。普段JRを利用していればSuicaは必須である。普段電車に乗っているならオートチャージを有効にしておけば改札口を通る都度残高が不足していれば自動的にチャージされるのでチャージの手間が省ける。少しリスクを取ってチャージ金額とチャージされる残高のしきい値を多目に設定しておけば、常に十分な残高が確保される。駅の券売機でもチャージできるし、急ぎならコンビニのレジでチャージすることもできる。
しかし、電子マネーとしての残高は確保できても、モバイルSuicaでなければ利用できないサービスもある。モバイルSuica特急券である。これは電子マネーではなく乗車券情報をSuicaに格納したものである。JR東日本の新幹線を出張で頻繁に利用するときに便利なサービスで、一旦使うと手放せなくなる。しかも紙の切符に比べて1割くらい安い。しかし旅行客にとってはトクだ値の方が座席数は制限されるものの割引率が高い。モバイルSuicaグリーン券は車内でもチャージできるので、普通列車のグリーン車に飛び乗っても安心だが、そこまで急いでいなければ駅のホームの券売機でSuicaグリーン券を購入することでも対処できるし、そもそも普通列車のグリーン車に乗る頻度の高い人はさほどいないだろう。モバイルSuicaではエクスプレス予約も利用できるのだが、これはセディナのエクスプレスカードを作って通常の形でエクスプレス予約を利用すれば済む。クレジットカードが1枚増えてしまうものの、年会費は同じく1050円である。
WAONやNanacoといった流通系電子マネーの場合は、スーパーにチャージ用の端末が置いてあるので、チャージする上で不自由することはない。この手の電子マネーはスーパーや系列のコンビニで使うのが主な用途であり、それ以外の場所で急遽まとまった残高が必要になる場面は稀である。Nanacoではオートチャージできないが、WAONならイオン系の店舗でオートチャージを利用できるので、通常の範囲で買物している限りチャージで不自由することはない。
残るは独立系の楽天Edyだが、今では電子マネーの種類が多く複数の電子マネーに対処できる汎用端末も普及しており、Edyしか使えない店は少ないので、この際思い切って使うのをやめてしまうというのも1つの選択肢かもしれない。
SuicaにせよWAONにせよ楽天Edyにせよ、3000円くらい出してPaSoRiを買えば自宅のPCでまとまった金額をチャージすることができる。PaSoriは一旦買えばずっと使えるので長い目で見れば大した金額ではない。なお、Nanacoはサーバー上に残高データが格納されているので、残高照会はおろかクレジットカードからのチャージですらPaSoRiは不要である。
このように振り返ってみると少し不便を我慢すれば必ずしもおサイフケータイが無くても何とかなりそうな感じがする。ただし、おサイフケータイをやめるとその分プラスチックの電子マネーが増えるので、財布の中にSuica等の電子マネーのカードが何枚も増えることになり、それはそれで煩雑である。しかも自動改札を通過する際には他の電子マネーが入っていると正常に動作しないことがある。あとは鞄の中のハードウェアが増えることと財布の中の電子マネーのプラスチックカードが増えることのうちどちらがよりましかの問題かもしれない。