iPodのドック端子からデジタル信号を取り出すヘッドホンアンプが欲しいとかねてから思っていたが、ついに店頭で発見した。オーディオテクニカのAT-PHA30iという製品が店頭で展示されていたので自分のiPodをつないでみたところ、見違えるほど音が良くなった。 電池を探してみたところそれらしきものがないのでよく見ると、iPodから電源を供給しているようである(バッテリーの持ちが悪くなるが)。挿すだけで使えるのである。 実売価格9000円程度だが、今までよりも9000円高いヘッドホンを買うよりも、その9000円でヘッドホンアンプを買う方が音がよくなるだろう。 どうして今まで無かったのだろうかと思えるくらい、ありそうで無かった製品である。 衝動買いしたくなったのだが、よく考えてみると欲が出てきた。ノイズキャンセリングヘッドホンと併用するなら両者が一体になっている方が取り回しが便利である。オーディオテクニカはノイズキャンセリングヘッドホンも作っているのだから、できないことはないはずである。既にヘッドホンアンプがあるなら、その中にノイズキャンセリング回路を入れるのはさほど難しくないのではないか。ノイズキャンセリング機能もつけるとバッテリーの持ちがさらに悪くなるが、長時間使いたいときには、ドック端子と本体との間に予備のバッテリーを挟めるようにすればよいだろう。