北陸鉄道石川線には、LRT化に適した条件がいくつか揃っている。
1)架線電圧が路面電車と同じく600Vである。
2)ターミナルが都心から離れており、都心乗り入れによる効果が大きい
3)車両と変電所が老朽化しており、更新するか廃止するかの選択を迫られている
大手私鉄の中古車両は通常は架線電圧1500V用なので、600V用の中古車両の入手は困難である。多額の費用をかけて1500Vに昇圧したり、1500V用の車両を600V用に改造するくらいなら、600V用のLRT車両を新規に導入する方が安くつく。富山ライトレール等と同規格の車両を導入すれば、万一路線が廃止になっても転売先を確保できる。
都心乗り入れについては、そう簡単ではない。野町から片町、香林坊、武蔵が辻を経由して金沢駅へ至るルートが開通すればたしかに便利だが、現状の道路事情のもとで電車優先の軌道を敷設することは現実的ではないだろう。
しかし、富山ライトレールの実績から推測すると、都心に乗り入れなくても、LRT化して本数を増やすだけでも効果があるのではないか。
あるいは、金沢ではバスの方が現実的ということならば、電気式ガイドウェイバスにするというのはどうだろうか。電気自動車を導入して、軌道区間では集電と同時に充電し、道路でばバッテリーで走行するようにすれば、静かで排気ガスを出さない、環境に優しい乗り物になるのだはないだろうか。バッテリーの持ちが心配なら、主要停留所やバス専用レーンでも充電できるようにすればよいだろう。
ガイドウェイの建設費用を安くしたければ、既存のレールを活用できる方式があるとよい。軌道敷を舗装するが、レール部分だけは併用軌道のように残して、そこに案内用の小型の車輪を乗せるのである。鉄車輪を走行に用いないことで機構を簡略化できる。
バスでは輸送力が足りないということなら、千葉の幕張で走っている全長18mの連接バスと同じ車体にすればよいだろう。これならそのまま金沢駅まで乗り入れてもさして邪魔にならないはずである。都心乗り入れだけでなく、郊外で道路上を走ることもできるので、バスと同様に多種多様な運転系統を設定できる。
1)架線電圧が路面電車と同じく600Vである。
2)ターミナルが都心から離れており、都心乗り入れによる効果が大きい
3)車両と変電所が老朽化しており、更新するか廃止するかの選択を迫られている
大手私鉄の中古車両は通常は架線電圧1500V用なので、600V用の中古車両の入手は困難である。多額の費用をかけて1500Vに昇圧したり、1500V用の車両を600V用に改造するくらいなら、600V用のLRT車両を新規に導入する方が安くつく。富山ライトレール等と同規格の車両を導入すれば、万一路線が廃止になっても転売先を確保できる。
都心乗り入れについては、そう簡単ではない。野町から片町、香林坊、武蔵が辻を経由して金沢駅へ至るルートが開通すればたしかに便利だが、現状の道路事情のもとで電車優先の軌道を敷設することは現実的ではないだろう。
しかし、富山ライトレールの実績から推測すると、都心に乗り入れなくても、LRT化して本数を増やすだけでも効果があるのではないか。
あるいは、金沢ではバスの方が現実的ということならば、電気式ガイドウェイバスにするというのはどうだろうか。電気自動車を導入して、軌道区間では集電と同時に充電し、道路でばバッテリーで走行するようにすれば、静かで排気ガスを出さない、環境に優しい乗り物になるのだはないだろうか。バッテリーの持ちが心配なら、主要停留所やバス専用レーンでも充電できるようにすればよいだろう。
ガイドウェイの建設費用を安くしたければ、既存のレールを活用できる方式があるとよい。軌道敷を舗装するが、レール部分だけは併用軌道のように残して、そこに案内用の小型の車輪を乗せるのである。鉄車輪を走行に用いないことで機構を簡略化できる。
バスでは輸送力が足りないということなら、千葉の幕張で走っている全長18mの連接バスと同じ車体にすればよいだろう。これならそのまま金沢駅まで乗り入れてもさして邪魔にならないはずである。都心乗り入れだけでなく、郊外で道路上を走ることもできるので、バスと同様に多種多様な運転系統を設定できる。