別に差し迫った理由は無かったのだが、夏の娯楽の一環として所有する私物PC2台をWindows 10にアップグレードしてしまった。1台目はWindows 8.1プリインストールのThinkPad X1 Carbon、2台目はWindows 7をクリーンインストールしたThinkPad X200sである。もともとは予備機のThinkPad X200sで試験導入してからメインで使っているThinkPad X1 Carbonに導入しようと思っていたのだが、Lenovoの「Windows 10アップグレード対象製品」を参照するとWindows 8.1からのアップグレードは可能とのことだし、特殊なソフトウェアを使っているわけでもないので、おそらく大丈夫だろうと思ってアップグレードしようと思い立った。尚、上記の対象製品一覧の中にはThinkPad X200sは含まれていないが、もともとWindows 10への無償アップグレードの対象はWindows 7と8.1であり、ThinkPad X200sにプリインストールされていなかったOSだからではないかと推測する。
通常ならばタスクバー右下に表示される「Windows 10を入手する」を起動して予約してから通知を受け次第ダウンロードするものなのだが、回線の太い所にいるうちにダウンロードしたかったので、敢えて「Windows 10 Media Creation Tool」をダウンロード・実行してWindows 10のダウンロードとインストールを行った。これはもともとオフラインでインストールできるようにインストールメディアを作るためのツールなのだが、直接ダウンロードしてインストールすることもできる。
Windows 10のダウンロードファイルのサイズは64ビット版で約4GBあるのでダウンロードに30分、インストールに30分くらいだった。インストール時に何度か再起動するものの、処理は自動なのでしばらく放っておけばよい。
Windows 10が起動すると、外観が少々変化したものの、壁紙もアプリも設定もファイルもそのままである。ドライバーに特に不具合はなく、せいぜい有線LANドライバーとプリンタドライバーを再インストールしたくらいである。OneDriveの更新が必要で再度同期する必要があるものの、旧バージョンの中に入っているファイルを再利用するので、同じファイルをまたダウンロードする必要はない。OSのメジャーバージョンアップとしては破格の簡単さであり、おそらくiOSのアップグレードと同様の簡単さを目指したのではないだろうか。
ディスクの空き容量が減っているのでクリーンナップを試みたところ、「以前のWindowsのインストール」と「一時Windowsインストールファイル」がかなりの量を占めている。旧バージョンに戻す可能性があるうちは念のため残しておく必要があるものの、インストールから31日経過したら旧バージョンに戻せなくなるので、その時点で不要なファイルを消せばよい。
Windows 10の使い勝手については、今のところWindows 8.1から目立って向上したものは感じられない。せいぜい、Windows 8.1のときと異なりアプリがPC上では全画面を占有しなくなったので便利になったくらいだが、もともとWindowsアプリは使っていないのであまり便利さを実感できない。使い勝手が異なる部分があるものの、これは慣れればどうにかなるだろう。
ThinkPad X200sも同様の要領でWindows 10にアップグレードできた。ただしここでアップグレードしたThinkPad X200sは素のX200sではなく、IntelのSSDに換装して64bit版のWindows 7をクリーンインストールし、さらにメモリを8GBに増設したものなので、CPUが古いのを除けばいまどきのPCのスペックと大差ない。素のX200sでWindows 10にアップグレードできるかどうかはわからない。
Windows 7からのアップグレードだとUIが大幅に変わるので、慣れるまでが大変そうである。Windows 7からのアップグレードで便利になったのは、ネットワーク設定で「従量課金接続」を指定できるようになったことである。動作が少し重くなったかのようにも感じられたが、ThinkPad X1 Carbonと同じUIになったので、ThinkPad X1 Carbonよりも遅く感じられるだけかもしれない。たしかに起動は早いが、もともとHDDをSSDに換装するだけで劇的に早くなるので、Windows 10になって起動が早くなったという実感は無い。
通常ならばタスクバー右下に表示される「Windows 10を入手する」を起動して予約してから通知を受け次第ダウンロードするものなのだが、回線の太い所にいるうちにダウンロードしたかったので、敢えて「Windows 10 Media Creation Tool」をダウンロード・実行してWindows 10のダウンロードとインストールを行った。これはもともとオフラインでインストールできるようにインストールメディアを作るためのツールなのだが、直接ダウンロードしてインストールすることもできる。
Windows 10のダウンロードファイルのサイズは64ビット版で約4GBあるのでダウンロードに30分、インストールに30分くらいだった。インストール時に何度か再起動するものの、処理は自動なのでしばらく放っておけばよい。
Windows 10が起動すると、外観が少々変化したものの、壁紙もアプリも設定もファイルもそのままである。ドライバーに特に不具合はなく、せいぜい有線LANドライバーとプリンタドライバーを再インストールしたくらいである。OneDriveの更新が必要で再度同期する必要があるものの、旧バージョンの中に入っているファイルを再利用するので、同じファイルをまたダウンロードする必要はない。OSのメジャーバージョンアップとしては破格の簡単さであり、おそらくiOSのアップグレードと同様の簡単さを目指したのではないだろうか。
ディスクの空き容量が減っているのでクリーンナップを試みたところ、「以前のWindowsのインストール」と「一時Windowsインストールファイル」がかなりの量を占めている。旧バージョンに戻す可能性があるうちは念のため残しておく必要があるものの、インストールから31日経過したら旧バージョンに戻せなくなるので、その時点で不要なファイルを消せばよい。
Windows 10の使い勝手については、今のところWindows 8.1から目立って向上したものは感じられない。せいぜい、Windows 8.1のときと異なりアプリがPC上では全画面を占有しなくなったので便利になったくらいだが、もともとWindowsアプリは使っていないのであまり便利さを実感できない。使い勝手が異なる部分があるものの、これは慣れればどうにかなるだろう。
Windows 7からのアップグレードだとUIが大幅に変わるので、慣れるまでが大変そうである。Windows 7からのアップグレードで便利になったのは、ネットワーク設定で「従量課金接続」を指定できるようになったことである。動作が少し重くなったかのようにも感じられたが、ThinkPad X1 Carbonと同じUIになったので、ThinkPad X1 Carbonよりも遅く感じられるだけかもしれない。たしかに起動は早いが、もともとHDDをSSDに換装するだけで劇的に早くなるので、Windows 10になって起動が早くなったという実感は無い。