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イオンモバイルでXperia J1 Compactを購入(設定編)

スマホはいろいろ入れるものが多くて環境移行が大変だが、実は無線LAN環境があれば、環境移行は開通前であっても可能である。特にSIMロックフリー機なら回線の申込よりも前に端末を購入することが可能なので前広に準備できる。普段使っているアプリを一斉にダウンロードしたりすると相当なデータ通信量になってしまうので、高価なモバイルデータ通信を使っては勿体無い。

【初期設定】
今回は開通前に端末を引き取ることができたので、余裕をもって準備できた。真っ先に行ったのはテザリングできる別スマホにWiFiで接続してWi2 300のアプリを落とすことである。Wi2 300はモバイルルーター用のBic SIMに付属しているものである(イオンモバイルのSIMには無線LANは付属していない)。これで設定まで済ませればあとは普段使っている公衆無線LANで接続できるので、データ通信量を気にせずに初期設定できる。

AndroidスマホがiPhoneに対抗しうる数少ない利点の一つは、GoogleアカウントにログインするだけでGoogleのサービスをシームレスに使えることである。特に連絡先の移行はGoogleアカウント経由が便利である。なんと無線LANの設定も前端末の情報がそのまま移行された。それだけでなく、前に使っていたアプリまでもが自動でダウンロードされてインストールされる。Android端末からAndroid端末への移行は大半の作業が自動で完了してしまうので楽である。残る作業はホーム画面のカスタマイズくらいである。もちろんそれはそれで便利な機能なのだが、なにぶんデータ通信量が膨大なので(1GBくらいのデータ転送量が発生した)、無線LAN環境でやらないとパケ死してしまう。回線開通前に済ませておいてよかった。

【音楽再生環境】
回線が開通する前に音楽再生環境の移行も済ませてしまった。WindowsにMedia Goというソニー製のソフトウェアをインストールし、音楽ライブラリを読み込ませておくと、Xperiaを接続したときにiTunesのように転送してくれる。音楽ライブラリを読みこませるのに時間がかかるので(一晩放っておけば寝ている間に完了する)、端末購入前に済ませておいた。XperiaにAmazonで5000円弱で購入した128GBのmicroSDXCを挿して、Windows上の音楽をSDカードにコピーすれば完了である。SDカードで容量を追加できるのはiPhoneやiPod touchになりAndroidスマホならではの利点である。Bluetoothスピーカーとペアリングできれば、大容量の音楽プレイヤーに早変わりし、スマホとして陳腐化した後でも音楽プレイヤーとして余生を過ごすことができる。Xperia J1 Compactを定価で買うと高いが、iPod touchの128GBモデルも定価5万円近くしてしかも値引きが無いので、音楽プレイヤーも買ったと思えばさほど高くない。

余ったiPod touchは車載専用にした。Xperia J1 CompactでもUSB接続できないことはないのだが、単なるUSBメディアとしてしか認識されないために読み込みに時間がかかる。USB接続の場合にはiPhoneやiPod touchの方が対応機器が多いし、USB接続の方が音質が良いし、エンジンを動かしている間には充電もされるので、車載用に適している。このiPod touchもかつてはPocket WiFiと併用して各種アプリを使っていた端末だが、スマホ導入以降はほぼ音楽プレイヤーとして用いられていたものである。当時は音声通話用のガラケー、音楽再生とアプリ用のiPod touch、iPod touchの通信用のPocket WiFiとを併用していて持ち運びが面倒だったが、音楽プレイヤーとして機能するスマホを導入したことでやっと1台に集約できた。

【おサイフケータイの移行】
面倒はのはおサイフケータイの移行である。個々の作業は比較的簡単なのだが、なにぶん失敗が許されない作業なので慎重に行う必要があるし、移行対象が多いので時間がかかる。

一番簡単なのはFeliCaを認証にのみ使うモバイルスターバックスカードやモバイルPontaであり、新端末でウェブページを開いてIDとパスワードを入れればかざすフォルダにカード情報がダウンロードされて使えるようになる。モバイルPontaは旧端末のアプリでログアウトすると自動的に旧端末のモバイルPontaが解約される。モバイルスターバックスカードについては、My Starbucksで残高を移行し、旧端末のモバイルスターバックスカードを利用停止すればよい。のはずだったのだが、新端末にダウンロードしたはずのモバイルスターバックスカードが端末内に見当たらない。どうやらかざすフォルダへのダウンロードに失敗したようなので、再度新規に利用手続をしてダウンロードし直した上で、最初に登録した分を削除した。

WAONとNanacoは預入時に暗証番号が発行され、新端末でアプリをダウンロード・インストールしてアプリを開き、その暗証番号を入力すれば移行が完了するので、暗証番号さえきちんと控えておけば問題ない。モバイルSuicaとEdyは新端末に残高をダウンロードする際にそれぞれモバイルSuicaと楽天のIDとパスワードが必要なので、事前にIDとパスワードを思い出しておかないと大変なことになる。Edyは移行時にオートチャージを解除しておく必要がある。

【電話番号変更の届出】
今回は電話番号が変わってしまったので、各種届出の電話番号の変更が必要になった。これも個々の作業は大したことがないのだが、なにぶん数が多いので手間がかかる。

【旧端末の後始末】
新端末への移行が完了すれば、あとは旧端末から個人の認証情報を削除し、余計なアプリを削除することになる。最終的には端末を初期化すれば完了である。旧端末が自分の手を離れたらその先誰の手に渡るかわからないので、後始末は大切である。下取りに出す価値も無い端末なら、解約時にリサイクルに出してその場で端末のチップに穴を開けてもらうとより安全だろう。

今回は旧端末解約までテザリング専用で契約容量上限まで使い切って月額料金の元を取るつもりなので、端末の初期化をするのは解約時またはテザリングでデータ通信容量を使い切ったときである。一方、新端末の方は最初の月はデータ通信量を温存しておいて翌月に繰り越すつもりである。通常は毎月のデータ転送量の範囲でやり繰りしているのだが、万一の場合に備えて1ヶ月分の余裕を持たせたいからである。

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