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iPhone SE(第3世代)を使ってみた

【大きさと重さ】

もともとお財布代わりに使うために小さい端末を求めていたので、いまどきこのサイズはありがたい。本体は薄くて軽いが、頻繁に取り出す端末なので持ちやすく滑りにくいことを重視しており、手帳型ケースをつけているので厚さ手帳並み、重さは財布並になっている。

熱設計上は大きいものを作るよりも小さいものを作る方が難しい。バッテリー容量も制約されるので性能を落として省電力を優先させるのが定石である。

【画面】

本体が小さいうえにHomeボタンがついているので当然画面も小さい。財布としては十分な大きさの画面だが、動画の視聴や電子書籍の閲覧には向かない。スマホ1台で済ませたい人には画面が小さすぎるだろうが、PCと併用する人にとってはスマホは小さい方が使い勝手がよい。iPadを持っているなら大きな画面が必要な場面ではiPadを使うといった使い分けができるだろう。iPadがWiFiモデルであってもiPhoneからのテザリングでインターネットに接続できる。

反対に、音楽再生に使うなら画面が大きくても何の意味もないので、小さい方が有利である。

【処理速度】

最新のA15チップを積んでいるだけあってさすがに速いが、一瞬で処理されるわけではないので、もしかしたら発熱を抑えたりバッテリーの持ちを良くしたりするために性能を抑えているのかもしれない。

【バッテリー持続時間】

まだ新品ということもあって、1日中充電せずにほったらかしていても70%くらい残っていた。

【Lightning】

iPhone SEはiPhone 8のレガシーを活用しているので、未だにLightningである。しかしそのおかげで、すでに持っている古いLightningケーブルを活用できる。本体にはLightning-USB Type-Cのケーブルのみが付属しており、USB Type-CのACアダプタに接続することが想定されているようである。しかし外出先のUSB電源はほとんどがまだUSB Type-Aなので、汎用性を重視するなら従来通りLightning USB Type-Aのケーブルを携帯したりあちこちに常備した方が便利だろう。

たまたま身の回りにあるのがLightningデバイスばかりなので、Lightningケーブルが大量に必要になったのだが、余っているケーブルをかき集めたら足りてしまった。Apple純正のケーブルは高価なのですでにあるケーブルを活用できるのはありがたい。

Lightning-USB Type-Cケーブルは、USB Type-Cの端子しかない新しいMacに接続するうえでは便利である。USB Type-Aの端子をMacにつなぐためにはUSB Type-Cハブを通す必要があるためである。

イヤホンジャックがないしLightning端子のイヤホンも付属していないが、古いiPhoneの箱からLightning端子のEarPods(リモコン付)を取り出したら使えた。USB Type-Cコネクタだったらそのようなことはできず、レガシーな規格が結果的に役に立った。ただしEarPodsなので隙間だらけで遮音性が低く、乗り物の中での使用には向かない。あくまでも電話用だろう。AirPods ProとAirPods(第3世代)はほぼ同じ構造でイヤーチップの有無とノイズキャンセリング機能の有無くらいの違いしかないのだから、同様に有線のEarPodsもイヤーチップ付も作ってくれるとありがたいのだが。

【HomeボタンとTouch ID】

昔ながらのHomeボタンがついているのでその分画面が小さくなるし、Face IDも使えないが、ボタンを押すだけで認証できるのはそれはそれで便利である。AndroidスマホやWindows PCの指紋認証は自分の指であってもなかなか通らないのだが、AppleのTouch IDは問題なく通る。Face IDよりもシンプルな仕組みなのか、電力消費も少なくて済んでいるのではないか。

【スピーカー】

スマホのスピーカーなんてしょぼいと思っていたが、いまどきのスマホのスピーカーはステレオなので思いのほか音が良い。旅先のホテルの狭い部屋ならどうせ大きな音を出せないので、これで済ませるのもよいかもしれない。しかし所詮はスマホのスピーカーなので、もうスピーカーなんていらないということにはならない。荷物を多く持てるなら携帯用スピーカーがあった方が音が良い。

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