ThinkPad X100eが店頭で展示されるようになったので、早速触ってみた。
キータッチはやはりアイソレーションキーボードのものだが、それでも他社のアイソレーションキーボードよりは良いのではないだろうか。文字入力に普通に使えるレベルだと思う。トラックポイントは普通に機能する。トラックポイントの飛び出しを無くすために高さを下げてあるのだが、使用感には問題ない。アイソレーションキーボードにせよトラックポイントにせよ、本体を薄くしようという涙ぐましい努力が感じられる。
そもそもこんなことをしなければならないのは、汎用部品を使って安く仕上げるためである。キーボードとトラックポイントは自社開発なので、自助努力によって薄くすることができる。むしろ、自社開発部分では相当工夫されているようである。電子部品で独自仕様のものを使用すると高くつくが、筐体等は開発費がかかるものの独自仕様であっても製造コストは安い。
なぜかタッチパッドがついている。カーソルを移動させるためだけならトラックポイントの方が便利だが、Macに触ってみると、スクロールさせたりウェブページを前後させたりするにはタッチパッドが便利であることがわかる。Macのタッチパッドは大きいが、カーソルを移動させるのに使わなければ、タッチパッドはさほど大きくなくてよい。
キーボードは6列である。ただし、使用頻度の高いPgUpキーとPgDnキーをカーソルキーのある場所に持ってきているので、慣れてしまえばさほど問題ないのではないだろうか。その他の7列目のキーは使用頻度が低いので、独立したキーでなくてもかまわない。
店頭では熱を帯びているように感じられたが、展示台の照明の熱かもしれず、よくわからなかった。IdeaPad S10ですら熱設計が優れているので、問題ないはずだが。
ThinkPad Xシリーズといえばモノラルスピーカーなのだが、これにはステレオスピーカーがついていて、ホテルで音楽を鳴らす分には不自由ない音質である。正面の斜め下にスピーカーがついていて、机で音を反射させる方式なので、意外とあなどれない。バッテリーを長持ちさせるために低音があまり出ないようにしたとのことだが、夜に寝室やホテルで重低音を響かせると周りに迷惑がかかるので、寝室で使う分には別に構わない。
手に持ってみるとずっしりと重い。汎用部品を組み合わせたネットブックの宿命である。ただし6セルバッテリーで1.45kgなので、3セルなら1.3kgくらいだろうか。250GBのHDDを搭載しているので、これを256GBのSSDに換装すると1.2kgくらいにはなりそうで、最小構成のThinkPad X200sには及ばないものの、安い割にはなかなかいい線を行っている。
そういうわけで、IdeaPad S10-2と異なり、使ってもストレスを感じないネットブックとして仕上がっている。6列キーボードとあいまって、ThinkPad 240を思い起こさせるが、値段は3分の1であり、性能と信頼性は上がっている。欲しくなるところなのだが、幸か不幸か半年前にThinkPad X200sを買ったばかりであり、しかもこちらの方が軽くて性能が良いので、当分の間買えそうにない。改めてThinkPad X200sの出来の良さを実感する(値段が倍以上するので当然だが)。もう1台買うくらいならThinkPad X200s向けに4セルバッテリーとSSDを買う方が割が良い。
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キータッチはやはりアイソレーションキーボードのものだが、それでも他社のアイソレーションキーボードよりは良いのではないだろうか。文字入力に普通に使えるレベルだと思う。トラックポイントは普通に機能する。トラックポイントの飛び出しを無くすために高さを下げてあるのだが、使用感には問題ない。アイソレーションキーボードにせよトラックポイントにせよ、本体を薄くしようという涙ぐましい努力が感じられる。
そもそもこんなことをしなければならないのは、汎用部品を使って安く仕上げるためである。キーボードとトラックポイントは自社開発なので、自助努力によって薄くすることができる。むしろ、自社開発部分では相当工夫されているようである。電子部品で独自仕様のものを使用すると高くつくが、筐体等は開発費がかかるものの独自仕様であっても製造コストは安い。
なぜかタッチパッドがついている。カーソルを移動させるためだけならトラックポイントの方が便利だが、Macに触ってみると、スクロールさせたりウェブページを前後させたりするにはタッチパッドが便利であることがわかる。Macのタッチパッドは大きいが、カーソルを移動させるのに使わなければ、タッチパッドはさほど大きくなくてよい。
キーボードは6列である。ただし、使用頻度の高いPgUpキーとPgDnキーをカーソルキーのある場所に持ってきているので、慣れてしまえばさほど問題ないのではないだろうか。その他の7列目のキーは使用頻度が低いので、独立したキーでなくてもかまわない。
店頭では熱を帯びているように感じられたが、展示台の照明の熱かもしれず、よくわからなかった。IdeaPad S10ですら熱設計が優れているので、問題ないはずだが。
ThinkPad Xシリーズといえばモノラルスピーカーなのだが、これにはステレオスピーカーがついていて、ホテルで音楽を鳴らす分には不自由ない音質である。正面の斜め下にスピーカーがついていて、机で音を反射させる方式なので、意外とあなどれない。バッテリーを長持ちさせるために低音があまり出ないようにしたとのことだが、夜に寝室やホテルで重低音を響かせると周りに迷惑がかかるので、寝室で使う分には別に構わない。
手に持ってみるとずっしりと重い。汎用部品を組み合わせたネットブックの宿命である。ただし6セルバッテリーで1.45kgなので、3セルなら1.3kgくらいだろうか。250GBのHDDを搭載しているので、これを256GBのSSDに換装すると1.2kgくらいにはなりそうで、最小構成のThinkPad X200sには及ばないものの、安い割にはなかなかいい線を行っている。
そういうわけで、IdeaPad S10-2と異なり、使ってもストレスを感じないネットブックとして仕上がっている。6列キーボードとあいまって、ThinkPad 240を思い起こさせるが、値段は3分の1であり、性能と信頼性は上がっている。欲しくなるところなのだが、幸か不幸か半年前にThinkPad X200sを買ったばかりであり、しかもこちらの方が軽くて性能が良いので、当分の間買えそうにない。改めてThinkPad X200sの出来の良さを実感する(値段が倍以上するので当然だが)。もう1台買うくらいならThinkPad X200s向けに4セルバッテリーとSSDを買う方が割が良い。