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Safari 4を入れてみた

もともとLinux上でFirefoxを常用していたこともあってクロスプラットフォームのFirefoxを使ってきたが、「Safari 4はFirefoxの3倍速い」という広告に釣られて、Safari 4を入れてみた。最近はGmailのようなJavaScriptを多用するウェブサービスが多いので、そういうものが速くなればと期待してのことである。ThinkPad X200sを買った直後に13インチのMacBook Proを買うわけには行かないが、せめて無料でダウンロードできるソフトウェアくらいなら入れても良かろう。

初期状態では「ファイル」や「編集」などのメニューバーが表示されていないなどして使いにくかったので、いろいろいじってFirefoxに近い扱いができるようにした。手動でFirefoxからブックマークをインポートして、ブックマーク周りを整理してみると、実用に耐えるように見える。

しかし、中ボタンを押しながらトラックポイントを上下させても、画面をスクロールさせることができない。これは致命的である。ネットで調べてトラックポイントの設定ファイルを手動で編集してWindowsを再起動させたところ、無事に中ボタンでスクロールさせることができるようになった。副産物として、iTunesでも中ボタンでスクロールできるようになった。

やっと使えるようになったので、いろいろなサイトを見てみると、たしかに、速くなったような気がする。きちんと測定していないので先入観によるものかもしれないが、少なくとも遅いと感じることはない。Windows版はどうだか知らないが、Mac版だとMac OS Xのために最適化されているだろうからもっと速いのかもしれない。

Safari 4の売りは、Mac OS XみたいなグラフィカルなUIだが、今のところあまり使っていない。慣れてくるにしたがって、徐々に使うようになるかもしれない。ただし、Top Sitesは、頻繁に訪れるページをまとめて置くことができるので、一通り登録した後では便利である。もともと、頻繁に訪れるページをブックマークファイルにして、それをホームページに登録していたので、それが文字から画像になりかつ編集しやすくなった。

とりあえずSafariで不自由ない状態になったので、Safariを使っているが、最近はウェブ上のサービスが充実しているせいか、結局常時起動しているアプリケーションはSafariとiTunesだけである。これなら、キーボードとポインティングデバイスを除けばMacで十分である。もっとも、新型の13インチのMacBook ProはThinkPad X200はおろかThinkPad X200sよりもさらに高いので、ハードウェア的には特に不満はないのだが、いつものことながら、ThinkPadにMac OS Xを入れることができれば最強の組み合わせなのにと思ってしまう。Mac以外のPCに合法的にMac OS XをインストールすることができればWindowsの代わりにMac OS Xを使うという人は少なからずいるのではないだろうか。Macもキーボードは改良されているようだが、まだThinkPadには及ばない。タッチパッドもだいぶ改良されて使いやすくなったが、それでもやはりトラックポイントには及ばない。

FirefoxにはUSBメモリに入れて持ち運べるFirefox Portableがあり、本体の設定ファイル一式をそのままコピーするだけで環境を移植できるので重宝してきたが、実はSafari Portableもあるようである。あいにく現時点ではSafari 4に対応したSafari 4 Portableが出ていないのでまだ試していないが、出たら試してみたい。できることなら、ボタン1つでSafariのブックマークや設定情報をSafari Portableに移すことができればありがたい。それとも、そういうことはMobile Meでやれということだろうか。

Safariでは、Firefox向けの豊富なアドオンをそのまま使うことはできない。とはいえ、Firefoxのアドオンで不可欠なものといえばAdblockくらいなので、あまり気にならない。

AppleはLinuxユーザーにやさしくないせいか、iTunesのみならずSafariもLinuxでは使えない。Linuxを使うくらいならFreeBSDの入っているMac OS Xを使えということなのだろう。こればかりは当面期待できそうにないが、仮想マシンでLinuxを走らせれば、AppleのソフトウェアとLinuxとの両立は可能である。

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