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二重窓を導入

このたび、寝室の窓に二重窓を導入した。 断熱・防音・防犯を実現する樹脂製内窓プラマードU[引き違い戸][単板ガラス(5mm)透明]2枚建[幅1... 価格:23,000円(税込、送料込) 直接的な動機は冬の結露対策である。窓が結露すると周辺でカビが生えやすくなり不衛生だし、せっかく加湿しても窓で除湿されてしまうので湿度を管理できない。それに、そもそも結露するくらい窓が冷たいのでは熱効率が悪い。 複層ガラスの樹脂サッシの効果が絶大であることは経験上知っていたため、かねてからどうにかしたかったのだが、工事が容易な樹脂製内窓を設置することにした。アルミサッシはサッシ部分の熱伝導率が高いため、ガラスのみを複層にしても効果が限られるためである。 二重窓なので単板ガラスでよいと思っていたのだが、単板ガラスだと、外側の気温が8度を切ると結露するようで、外窓はアルミサッシで熱伝導率が高いので、念のため複層ガラスにした。 さて、効果のほどであるが、残念ながら窓の下の方で結露は残ってしまったものの、結露は大幅に減少した。結露が残ったのは、隙間から冷気が侵入しているためだろう。外窓が少々結露し、内窓が僅かに結露する。複層ガラスでこの程度なので、単板ガラスだったら導入しても意味がないくらい結露したかもしれない。 熱効率が改善した結果、全く暖房が不要とはならないものの、寒い次期でもあまり暖房をつけなくて済んでいる。夏場の冷房効率はかなり改善するのではないだろうか。

羽田空港国際線ターミナルに行ってみた

2010年10月21日に羽田空港国際線ターミナルが開業した。国際線の飛行機に乗る用事はないのだが、とりあえず見物に行ってみた。 京浜急行で行ってみたのだが、改札を出てから長いエスカレーターを上がる。時間がかかるので、エレベーターを利用する方がよいかもしれない。3階まで上がると出発ロビーである。モノレールの改札は3階にあるので、改札を出ると目の前が出発ロビーである。 出発ロビーは成田の第2ターミナルを半分くらいの大きさにしたような感じである。まだ国際線の便数が少ないのでチェックインカウンターは空いている。翌日早朝出発の便では、前日からチェックインできるようである。早朝発の便を利用するとなると前泊が必要になるので、先に荷物を預けて余裕を持って搭乗ゲートに行けるのは便利である。 エスカレーターを上がって4階に行くと、飲食店や土産物店が並んでいる。見物客が多いせいか、飲食店は混雑していたが、国際線の利用客だけが利用するならちょうど良い規模である。 5階には展望デッキがある。現状では搭乗ゲートには余裕があるが、意外と沖泊めが多い。日中に中国や韓国へ往復して、深夜にその他の国へ向かって出発するので、夜間に停泊している飛行機が多いのだろう。 前方にはA滑走路が見える。北風のときには南側からの着陸用として使われるので、続々と飛行機が着陸してきて退屈しない。南風のときには南側への離陸用として使われる。はるか遠方にはC滑走路で離着陸する飛行機やD滑走路で離着陸する飛行機が見える。D滑走路が供用されてから、常時4本の滑走路を使う運用になったので、とても複雑である。国際線ターミナルビルよりもむしろ、飛行機の複雑な動きの方が面白い。 2階に降りると到着ロビーである。税関を出てすぐ目の前にバスの切符売り場がある。バスに乗る場合にはここで切符を買ってから、少し前方に歩いてエスカレーターを降りてバス乗り場へと移動する。首都圏各地へ向けてバスの路線があり、とても便利である。前方左側にはモノレールの改札があり、改札口から入ってエスカレーターを上がると浜松町行きのホームに出ることができる。前方右側には京浜急行の改札口がある。改札口を通ってから少し歩いてエスカレーターを下ると、品川方面行きホームに出ることができる。 全般的に、動線は極めて効率的である。しかも現状ではキャパシティに余裕が...

MacBook Air11インチモデルとThinkPad X200sとの比較

MacBook Air11インチモデルは素晴らしいが、MacBook Airを素晴らしいと思えば思うほど、既存のモバイルノートPCも捨てたものではないと思うようになった。ThinkPad X200sと比較してみよう。 【10倍送料無料】【公式直販ノートパソコン】【ThinkPad】【Windows7搭載】【12.1型】【Core i3... 価格:99,960円(税込、送料込) 【共通点】 《フットプリント》 ほぼ同じ 《重量》 1kg強 《使いやすいキーボードとポインティングデバイス》 トラックポイントとトラックパッドという違いはあるが、Macのトラックパッドは使いやすいと思う。 《ディスプレイの横幅》 縦方向のみ少し違うが、16:10と16:9との違いでしかない。 《解像度》 ほぼ同じ 《メモリ》 2GBまたは4GB 【異なる点】 《厚さ》 やはりMacBook Airは薄いし、突起が無いので鞄に入れやすい 《CPU》 ThinkPad X200sのSL9400はMacBook Air13インチモデルと同じ。ThinkPad X201sのCPUはさらに高性能。ただしMac OS XではCPUの性能よりもGPUの性能の方が重要。 《バッテリー持続時間》 同じ条件で比較するとMacBook Airは2倍。軽くした分をバッテリー容量に振り向けている模様。ThinkPad X200sでも、6セルバッテリーを使えば4時間半持つ。ただし1.25kgになる。ThinkPad X200sでは、用途に応じて4セル、6セル、9セルを使い分けることができる。 《拡張性》 ThinkPadは自分で部品を交換できる。ただし、一般のユーザーは部品を交換したりしない。ノートPCは寿命が短いので、2~3年使ったら一気に新機種に乗り換える方が便利。拡張性を犠牲にすることによって、大きさや重さを極限まで切り詰めることができる。 《OS》 Max OS Xを搭載しているのはMacだけ。ただし、他のPCでもWindows以外のOSを使うこともできる。GUIを重視するのでなければUbuntuでも十分だし、動作が軽快。 MacBook Airを買うなら、11インチモデルを買って、iPhoneやiPod touchを補完する用途で使うのが...

新しいMacBook Airを触ってみた

2010年10月21日に発表された新しいMacBook Airが店頭で展示されていたので、早速触ってみた。 まず、11インチモデルだが、とても小さい。蓋を閉じるとそのまま鞄に放りこむことができるので、iPadをケースに入れて携帯するよりもコンパクトだし、キーボードも使える。しかもフルサイズキーボードである。マルチタッチトラックパッドの使い勝手も上々である。キーボード派にとってはiPadよりもMacBook Airの方がよいだろう。 フットプリントがほぼ同じであるThinkPad X200sと比較すると、重量はほぼ同じだが、MacBook Airの方が圧倒的に薄い。しかもMacBook Airには余計な突起が無いため、さらに薄く感じられる。反面、あまりに薄いため、手に取ってみると、意外と重く感じられる。これは同じ重さで薄いために、体積から予想される重さが軽いのに対して、実際の重さが軽くなっていないための感覚的なものであり、実際の重さが重いわけではない。 ハードウェアのスペックは乏しいが、実際に使ってみると別段ストレスを感じない。重たいソフトウェアを動かさない限り、普通にMacである。ウェブやメール中心の使い方なら全く問題なさそうである。Mac OS Xの場合、CPUよりもGPUの性能の方が重要だからだろう。CPUは超低電圧版Core 2 Duoの1.4Ghzまたは1.6GHz(おそらくSU9400とSU9600だろう)なので、メインマシンが別にあって、携帯用のサブマシンとして使うなら、十分かもしれない。 バッテリー持続時間は公称5時間であり、iPadのバッテリー持続時間よりも短い。しかし、iPadと異なり、PCを広げて使うことのできる場面は限られているので、実際の使い方の即して5時間バッテリーが持てばそこそこ使えるかもしれない。外で思い立ったときにメールを閲覧する程度ならiPhoneまたはiPod touch、腰を据えて作業をするならMacBook Airと使い分けるのがよいのではないか。それなら、MacBook Airのバッテリー持続時間は5時間もあれば十分だろう。 せっかくなので、13インチモデルも触ってみた。こちらは、低電圧版の1.86GHzまたは2.13GHzである。おそらくSL9400とSL9600だろう。SSDは128GBまたは2...

女性専用車の設定に配慮を

痴漢のリスクがあり電車以外の交通手段の利用が現実的でない状況で、痴漢の心配の無い車両を利用できるようにすること自体には異存ないが、設定の仕方に配慮がほしい。 典型的なのは、ラッシュピーク時1時間の列車すべてに女性専用車を設定するというものである。編成中で最も混雑度の低い車両を選定するよう配慮しているが、それでも女性専用車とそれ以外の車両との間で混雑度に格差があり、不公平感を招いている。しかも、女性専用車の乗客が、見るからに痴漢のリスクに無縁そうな人ばかりであることが、不公平感を助長している。 この程度の利用率なら、必ずしもラッシュピーク時の全列車に設定する必要はないのではないか。ラッシュピーク時は列車本数が多いので、一部の列車でのみ設定しても、利便性はさほど損なわれない。例えば、比較的空いている各駅停車でのみ設定して、比較的混雑する優等列車では設定しないという方法もある。 また、最も混雑する1時間では女性専用車を設定せず、その前後の30分づつで設定するという方法もある。これは体感混雑度を平準化する上でも効果がある。 例えば、京阪電車では50年前から「女学生児童優先車両」というのを1日1本設定している。実際の需要を考えればこの程度が適正なのではないか。1日1本というほどでなくても、朝ならラッシュピーク時の前後に1本づつあれば十分だし、夜も1時間に1本くらいあれば十分ではないか。痴漢のリスクを考えれば、最大1時間待つことなど大したことではない。 そもそも朝ラッシュ時は、時差出勤すれば電車は十分に空いており、本当に痴漢のリスクを回避したければ自助努力によってある程度回避できる。だから京王電鉄で当初女性専用車両が設定されたのは、混雑率が高くてかつ他の選択肢の乏しい、金曜の終電に近い時間帯の列車である。女性専用車を設定しても他の乗客に支障しないなら、そもそも女性専用車が無くても支障しないが、それでは意味がないので、適度なバランスを追求すべきだろう。

通勤用新幹線を妄想する

E4系Maxは輸送力を確保するために全車2階建てだが、8両編成定員817人であり、E2系10両編成(定員814人)と同等の輸送力である。しかも、E4系の定員は、2階自由席を横6列にしたり、デッキに補助椅子を設置したりして得られたものであり、これらが無いと仮定すると定員が35人ほど減少する。この程度の輸送力増のために2階建てにしたため、多くを犠牲にしている。 まず、車体が大きくなり車体重量が大きくなっただけでなく、重心も高くなったので、営業最高速度が時速240kmしかない。次に、先頭車も2階建てなので、ノーズが長く、輸送力を損ねている。さらに、1階席からは景色が見えない。通勤用なら景色が見えなくても構わないが、現状ではE4系は仙台行きの「やまびこ」や新潟行きの「とき」の主力である。 通勤用新幹線と割り切るなら、わざわざ2階建てにしなくても輸送力を増やすことができるのではないだろうか。まず、グリーン車や指定席車を無くして、すべて普通車自由席にする。車内販売を行わないことを前提に、車販準備室を廃止する。次に、京浜急行2100形と同様のシートピッチ850mmの転換クロスシートにして、横6列にする。さらに、京阪特急のように、車体中央寄りに幅1mの片開き扉を2箇所に設置する。扉付近の気密性能を強化し、デッキを廃止する。短距離利用と割りきってトイレと洗面所の数を減らす。米国の近郊鉄道のようなレイアウトだと思えばわかりやすい。 トイレ無しの車両なら縦25列横6列で定員150人を確保できる。通常の新幹線車両の場合、トイレ無し車両で縦20列横5列で定員100人なので、わざわざ2階建てにするまでもなく、輸送力を1.5倍に増やすことができる。すなわち、通常の新幹線車両で混雑率150%になるような状況でも全員着席できる。通勤型新幹線8両で通常型新幹線10両分の輸送力を確保することなどたやすい。 2階建てでないので車体を軽くできるし、車両の大半を電動車にすることができるので編成出力を大きくできる。そのため、60Hzに対応していれば北陸新幹線に乗り入れることも難しくない。ピーク時に軽井沢までピストン運転すればピーク時の需要を捌くことができる。 このような車両で10編成程度作ると、ラッシュピーク時に東北新幹線、上越新幹線のそれぞれで16両編成の列車を2本づつ設定できる。日中は3...

iPod touchがiPhoneよりもすぐれているところ

iPod touchは基本的にはiPhoneの廉価版であり、携帯電話の機能が省略されている以外にもスペックダウンしている。しかし意外にもiPod touchの方が優れている部分がいくつかあるので挙げてみたい。 薄くて軽い。厚さも重さも3分の2くらいしかないので、全くごつい感じがしない。Pocket WiFi等のモバイル無線ルータと併用すれば総重量は大きくなるが、直接手に持つのはiPod nano本体だけなので、やはり薄くて軽い。 モバイル無線ルータを窓際に置けば、iPod touchを室内で使っても快適に通信できる。iPhoneはソフトバンクの回線なので、もともと速度が遅いし、かつ室内に電波が入りにくい。 64GBモデルがある。音楽ライブラリをすべて格納しようとすると、32GBでは足りない場合がある。 2年縛りが無い。 通信回線を自由に選べる。ソフトバンクの3G回線だと遅くても、Pocket WiFi経由でイーモバイルの回線を使うとネットへのアクセスが速くなり、本来の性能を発揮できる。電波さえ入ればWiMaxだって使える。WiMaxなら2年縛りが無いし通信費も安い。 購入時に面倒な手続きが不要。家電量販店の店頭でも買える。 スマホと異なり強い電波を発しないため、音楽再生時にスマホ特有のホワイトノイズが無い。 iPhoneよりもスペックダウンしているが、あまり気にならないものもある。 ディスプレイは十分にきれい。iPhoneよりは劣るだろうが、単独で使っている分には気にならない。 カメラのスペックはiPhoneよりも大幅に劣るが、デジカメと比べれば五十歩百歩である。あの大きさのレンズでできることは限られている。コンパクトデジカメですらiPhoneよりもはるかに良いレンズを使っている。所詮メモ用でしかない。 ポータブル無線ルータとの併用は煩雑かと思ったが、意外と気にならない。起動時にネットワークにつながるまで少し時間がかかるが、一旦起動してしまえばあとは全く気にならない。Pocket WiFiはバッテリー持続時間が3時間程度しかないのが弱点だが、大容量バッテリーなら1日持つ。 iPod touchはiPhoneより劣る部分が若干あるとはいえ、薄くて軽くて安いので、コストパフォーマンスは良いのではないだろうか。たとえ陳腐...

iPod touchを購入

第5世代iPod nanoを使用しているにも関わらず、ついにiPod touchを購入してしまった。どうしてiPodを2台持つことになってしまったかというと、以下の用途を想定しているためである。 【外出時】 iPod nanoを音楽プレイヤー兼歩数計として使用。iPod touchはEvernoteを中心としたPDAとして使用。 【室内】 iPod nanoはお風呂用。iPod touchは枕元でのネット端末兼室内での音楽プレイヤー。 さて、iPod touchが届いたので、早速設定した。最初はハードウェアの認証であり、次が同期である。音楽ライブラリをすべて格納してもなお余裕があるのが嬉しい。iPod nanoだと16GBしかないので、iPod nanoに入れるものを絞り込む必要があったが、これからはそんな面倒なことをする必要がない。 アプリは予め情報収集しながら40個ほど入手していたので、それを同期した。アプリの同期が一段落したら、あとは各種設定である。無線LANの設定は意外と簡単だった。タッチパネルの操作はあまり得意でないのでソフトウェアキーボードの操作が懸念されたが、これも店頭で触ってみたときと異なり、実際に自分の端末で触ってみると意外と入力しやすい。これならEvernote端末として使えそうである。キーピッチが狭いと感じたら、本体を横向きにすると少し楽になる。さすがにiPadみたいにフルサイズというわけにはいかないが。 手に持ったときの感触は、なかなか軽い。音楽プレイヤーとしてはiPod nanoよりも重量感があるが、PDAとしてなら十分に軽い。シャツのポケットに入れるには大きいが、上着の胸ポケットに入れるには全く問題無い。紙の手帳よりも薄くて軽いのにこれだけの機能があるのだから大したものである。 オーディオプレイヤーとしては、さすがにiPod nanoよりもすぐれている。まず、音楽ライブラリをすべて格納できるというのが便利である。iPod nanoだと再生できる曲数が限られているため飽きてしまうが、iPod touchでランダム再生すると音楽ライブラリすべてから満遍なく再生できるので、飽きない。また、母艦PCの音楽ライブラリがすべてiPod touchに格納されているため、音楽再生の際に母艦を使う必要がなくなった。PCと違って静かなの...

テキストリーダーとしてのiPod nano

iPod nanoをいじっていたら、メモを保存することができるのを発見した。実は初期のiPodから実装されていた機能だったようだが、今までずっと知らなかった。 テキストファイルを保存すると表示できるというだけのものだが、普段からテキストファイルでメモを取る習慣があるので、材料はふんだんにある。 せっかくなのでやり方を調べてみた。iPodをディスクとして使うよう設定し、テキストファイルをiPodのドライブのNotesというフォルダに落としこむだけである。 早速試しにファイルをコピーして、表示させてみた。iPodおなじみのクリックホイールを操作して、まるで曲を再生するかのようにファイルを表示させてみると、ちゃんとテキストファイルが表示された。ディスプレイの大きい第5世代iPod nanoなので、iPodといえども携帯電話並に文字を表示できる。 こんなに便利なものがあるとは知らなかった。テキストファイルなら何でも表示できるようなので、青空文庫とかも読めるかもしれない。また、旅行に出かけるなら、各地のコミュニティFM曲の周波数のメモを置いておくと便利である。せっかく第5世代iPod nanoにはFMチューナーがついているのに、放送局の局名と周波数を表示させる機能が備わっていないからである。旅行のスケジュールを保存しておいてもよい。普段の通勤の際にも、電車の時刻表を入れておくと、すぐに参照できる。 この手の用途で使うならiPod touchやiPhoneを使うべきなのだろうが、iPod nanoですらテキストリーダーとしては使えるので、意外とあなどれない。

Lenovoパワーハブ

Lenovoパワーハブを買ってしまった。 Lenovoの通販で30%引きだったのでつい買ってしまったのだが、もともとの動機は、旅行で持ち出すときにUSB機器用のACアダプターを持ち出さずに済ませようというものである。最近はiPodのような携帯端末がUSB経由での充電を必要としているが、新幹線車内で利用できる電源は1箇所だけだし、ホテルの客室でも電源が乏しいので、PCの電源と1台にまとめられれば便利かと思った次第である。PCのACアダプターと同じ大きさでUSBハブとして使うこともできれば結構な話ではないか。 さて、現物を入手してみると、意外にも巨大である。ThinkPad X200s用のACアダブターの2倍以上の容積がある。ただし重量はほぼ同じである。おそらく、ACアダブターの熱がUSBハブに伝わらないようにするためだろうか。どちらかというと、携帯用というよりもむしろ、自宅用のUSBハブとしての用途が想定されているようである。 本体側にUSBの線を挿すと、普通にUSBハブとして使える。本体側のUSBの線を挿していないときには、給電専用の1口のみ給電でき、残り3口の通信用では給電されない。Pocket WiFiをAC電源で使うことができれば、新幹線の中で便利なのだが、あいにく他のUSBの口と同様、充電はされないようである。せっかく大容量のACアダプターがついているのに実に勿体無い。 これなら、通常のACアダプターとAC電源付きUSB給電アダプターとを併用する方が便利である。 なお、通常のACアダプターと異なり、コンセントからACアダプターまでの線が長く、ACアダプターから本体までの長さが短い。これはUSBハブとして使用するときの利便性を考慮してのことだろう。 想定される使い方は以下の通りである。自宅に常備し、机の後ろの方にでも置いておき、プリンタやDVDドライブや外付けHDD等のUSBデバイスを挿しておく。本体を接続する際には、これらのUSB機器を接続して使うことができる。本体を持ち出すときには、USBケーブルとACケーブルを抜いけば本体だけになるので、そのまま持ち出す。その際、持ち出し用のACアダプターは別途小型のものを用意する方が便利である(既存のACアダプターでもよい)。 したがって、USB機器充電用のACアダプタの代替というよ...

ThinkPad X200シリーズ用4セルバッテリー

かねてから欲しかったのだが、Lenovoの通販で30%引きだったのでついに購入した。 本体を購入したときに付属していたのは6セルバッテリーである。4セルバッテリーをオプションで選択するとなぜか値段が高くなるので、一番安い6セルにした次第である。 旅行に持ち出すときには軽い方が便利だし、自宅ではバッテリー持続時間はさほど必要ないので軽いに越したことは無い。旅行に持ち出すときのバッテリー持続時間が気になるところだが、最近はN700系をはじめとして、E3系やE2系の新しい車両では窓側席に電源がついているので、それならPCのバッテリー持続時間をあまり気にせずに済む。 早速6セルバッテリーと持ち比べてみると、重量が有意に異なる。測ってみたら、6セルが320g、4セルが200gである。本体に装着すると、6セルでは5ミリほど出っ張るが、4セルでは出っ張りが無い。本体の重心が前方に移った感じだが、前方の重量は変わらないので、片手で蓋を開けても本体は安定している。6セルバッテリーは、単3電池6本分のスペースが確保されているが、4セルだと薄いので、中に入っているのは円柱状ではなく板状なのだろう(円柱状の方が蓄電容量を大きく取れる)。 4セルバッテリー装着時の重量は約1.1kgである。iPadにケースとキーボードをつけたものよりも軽く、容積も同等である。これでもはやiPadを購入することはないだろう。あとはHDDをSSDに換装すればあと30gほど軽くなるようだが、費用対効果を考えるとあまり効率的とはいえない。HDDの寿命が近づく頃にはSSDももっと安くなるだろうから、そのときまで様子見である。 バッテリー持続時間は6セルで実質3時間なので、4セルなら実質2時間だろう。外で少しだけ使うには十分である。バッテリー持続時間が必要なときには既存の6セルバッテリーを使えばよいし、さらに両方使えば合計で5時間持続するので、9セルバッテリーと同等のバッテリー持続時間を確保できる。

遅ればせながらEvernoteを始めてみた

巷ではEvernoteというクラウドのメモ帳サービスが有名らしく、遅ればせながら試してみることにした。 もともとPCを筆記用具として使ってきたが、いろいろな端末から共有できれば便利かと思った次第である。Gmailが普及し始めた頃、Gmailをファイルサーバやメモ帳代わりに使う人がいたので、それ専用のサービスというのはそれなりにニーズがあるのかもしれない。 クラウドで集中管理するならGoogleの各種サービスの方が親和性が高そうだが、Evernoteの利点は、クライアントでローカルで使う事もできる点である。自動でクラウドと同期させることもできるが、同期を手動にして、ずっとローカルで使うこともできる。EvernoteのクライアントはWindows版だけでなくiPhone/iPad版があったり、Mac版があったり、各種スマートフォン用のものがあったりして、どんな環境でも使うことができる。iPhoneやiPadにはソフトウェアキーボードしかないので、文字入力にはあまり敵していないが、既存のメモを同期させて閲覧することができるし、PDFや画像も閲覧することができるので、ビューアーとしては申し分ない。カメラで撮影した画像も扱うことができるので、手書きメモやホワイトボード上の板書も扱うことができる。仕事の環境としては理想的だが、パブリッククラウド上の機密情報を置くことは、会社のセキュリティポリシーに抵触する可能性があるので注意が必要である。 今までクラウド上で普及したサービスというと、メールやRSSリーダーやSNSなど、情報を外に求めるものが多かったが、Evernoteの価値の源泉はユーザ自身の思考にある。情報を外に求めるサービスというのは、ユーザの興味の赴くままに情報を集めることを支援するものだが、とかくテレビみたいな使い方になってしまい、単なる暇潰しで終わってしまう。情報を受け取ったらそれを咀嚼して自分の思考を整理する必要がある。Evernoteはまさに思考を整理することを支援するツールである。 思考を整理するツールというと、Mindmapがあるが、あれは各種の概念を関連づけるためのツールであり、様々なフォーマットのデータを管理するツールではない。そういう意味では相互に補完的である。 会社の業務として使わないとしても、個人にも物を考えたり情報を整理したりす...

バッファローコクヨサプライのUSB充電アダプター兼OAタップ

iPod用のUSB充電アダプタを探していた際に購入した。Appleの純正品は昔とは比べ物にならないほど小さくなっている。デザインも素晴らしい。純正品ならではの安心感もある。 しかしなにぶん値段が高すぎる。しかもUSB1個しか充電できない。たしかに容量が1000mAあるのは魅力的だが、同様の容量を持ち安い製品は他にいくらでもある。そこで店頭で探してみたところ、USBポートが二つあり、しかもAC電源も二つついている当製品を見つけた次第である。携帯電話の充電のUSBで行うようにすれば、携帯電話用のACアダプターを携帯せずに済む。たしかに本体サイズはやや大きいが、1台ですべてまかなえるという点では十分にコンパクトなのではないだろうか。 ホテルの客室では電源が決定的に不足しており、どのみちOAタップも必要である。これならAC電源一つから、AC電源二つとUSB電源二つを取れるので、限られた電源の奪い合いをせずに済む。

大船軒のサンドイッチ

東京駅の大丸の地下の弁当コーナーに大船軒の売店が開店していたので、サンドイッチを購入してみた。 6切れ680円と決して安くはないし、パンにハムを挟んだだけのシンプルなサンドイッチだが、味はなかなかよろしい。全粒粉のパンを用いてマスタードの効いたサンドイッチが3切れと、白パンを用いたサンドイッチが3切れ入っている。さらに付け合せとして、ザワークラウトや、オリーブやピクルスがついている。 最近は新幹線が速くなったおかげで新幹線の乗車時間が短く、あまり量の多い弁当を食べられない。特に東京駅の駅弁はあまりおいしくないので、満腹になってしまっては勿体無い。そこで小腹を満たす程度の食べ物が欲しくなる。しかも最近は新幹線の車内でPCを使うことが多いので、手を汚さず食べやすい食べ物が欲しくなる。そういう意味ではサンドイッチが手頃である。サンドイッチはいろいろな所で売っているが、おいしいサンドイッチはなかなか手に入らない。そんなさなかにあって、ちゃんと食べられるサンドイッチが東京駅で手に入るのは嬉しい。 なお、東北新幹線の車内販売でも大船軒のサンドイッチを入手できるようである。付け合せ無しで500円のようである。どうやら駅で売っているサンドイッチもこちらのバージョンらしく、大丸の地下で売っているのは他と少々異なるようである。値段の違いは一体どういうことなのだろうか。もしかして大丸価格なのだろうか。

物質的な欲望と知性との逆相関

低学歴者向けのメディアを見ると、「楽して儲ける方法」だの「飲む打つ買う」といった、物質的な欲望にまみれていることが見て取れる。この手の層は、その欲望とは裏腹に、楽して儲けることはできていないし、飲む打つ買うによって幸せに暮らしているようにも見えない。もう少し学歴が上がるとそこまで露骨ではないものの、「金を稼ぐことが成功の証」とか「地位が高いことが成功の証」といった感じで、まだ物質的な欲望が残っている。この辺りが物質的には最も充実している層である。もっと学歴が上がると物質的な欲望が減っていって、物質的な尺度で見ると、むしろ富や名声が減っているように見える。 どうしてそのような逆相関があるのだろうと思っていたが、一つの仮説を思いついた。人間が本来持っている能力は、物質的な欲望にかき消されるということである。物質的な欲求が薄れるにつれ、人間が本来持っている能力が徐々に発揮されるようになり、その結果、勤勉になったり頭脳が明晰になったりすると考えれば、それが学歴に反映されてもおかしくないだろう。また、学歴を獲得するためには勉強が不可欠で、その過程でテストで採点され、自己を客観視する訓練を受けるし、知的好奇心がある方がそういう訓練を受けるのが容易なので、そのような過程で物質的な欲望がそぎ落とされるという側面もあるのだろう。 ではこの仮説の意味するところは何か。それは物質的な欲望は錯覚だということである。たしかに人間が物質界で生きていくためには、物質的なサポートが不可欠である。しかし物質的なサポートは手段であって目的ではないし、人間が本来持っている能力が存分に発揮されれば、結果的に物質的に困ることもなくなる。実際、業界第一位の企業はえてして目先の金儲けではなく、自社のビジョンを実現するために努力してきた企業である。このような企業はビジョナリーカンパニーと呼ばれている。 物質的な欲望が錯覚であり、人間が本来持っている能力がより発揮されている状態が幸せだとするならば、学歴が高い方が幸せなのかもしれないと思いきや、なかなかそういうわけにはいかなくて、中途半端に物知りになると取越し苦労が増えるという側面もある。とはいえ、中途半端な物知りは知識はあっても知性は足りないのだろう。おそらく、高等教育が本当の意味での知性を獲得していないのだろう。そのため、高学歴な領域では学歴を尺度と...

Comply T-140をApple In-Ear Headphoneに装着

このたび、Comply T-140をApple In-Ear Headphone向けに導入した。 あなたのイヤホンをグレードアップ!Apple In-Ear Headphonesに対応!Comply (コンプライ) イ... 価格:2,100円(税込、送料別) もともと、ソニーのEX-EP10を使っていたのだが、これは外れやすいため、落としてしまい、数が足りなくなったためである。シリコン製のイヤーチップは、当初はフィット感が良かったのだが、使っているうちに柔らかくなり、滑りやすくなるため、外れやすくなるだけでなく、フォット感が落ちて遮音性が落ち、低音も鳴らなくなる。そういうわけで、次はComplyを試してみることにした次第である。 さて、Apple In-Ear Headphoneとの相性であるが、やっと低音が鳴るようになった。遮音性も上々である。 Apple In-Ear Headphoneは高音がよく鳴る反面低音が鳴りにくいという特徴があるが、Complyと組み合わせることによって互いに補完し、バランスが良くなった。Comply T-140というのはなかなか見かけない。店頭で見かけるのはT-100ばかりである。どうやら、Apple In-Ear Headphoneのために開発したモデルらしい。T-100だと口径がわずかに小さいようである。T-140だとそういう問題がないので、装着するのに苦労がない。

EXお出かけ早特でN700系のグリーン車に乗ってみた

週末に東京から大阪まで移動する用事ができたので、EXお出かけ早特を利用してN700系のグリーン車に乗ってみた。 EXお出かけ早特は期間限定の切符で、3日前までにエクスプレスで予約することを条件に、土休日限定で新幹線に安く乗ることが出来る。特にグリーン車が相対的に割安である。普通車用は東京新大阪間13100円でEX-ICより高いのに制約が強い。グリーン車用は東京新大阪間で14500円であり、EX-ICよりも1500円高いだけ、正規の運賃料金と比べると500円程度高いだけである。これなら使わない手はない。ただし、ぷらっとこだまグリーン車エコノミープラン11500円と比べると3000円高い。名古屋までならこだまでも2時間50分なのであまり気にならないが、新大阪までだとのぞみで2時間半、こだまで4時間なので、のぞみを選ぶ場面もあるかもしれない。 こだまのグリーン車は、ぷらっとこだまにせよIC早特にせよ比較的安いので、東海道新幹線に乗るときにはこだまのグリーン車に乗るようにしているが、最近は700系が増えてきたとはいえ、こだまにはN700系が充当されないので、今までN700系のグリーン車に乗る機会が無かった。このたび、EXお出かけ早特で初めてN700系のグリーン車に乗ることになった次第である。 EXお出かけ早特は紙の切符を発券する必要があるため、モバイルSuicaと併用できない(改札内の指定席券売機で発券する場合には、東京駅までの切符を券売機に挿入する必要があるため)。東京駅で一旦改札を出て、エクスプレス予約受取専用券売機で受け取る。これがEX-ICならそのまま新幹線乗り継ぎ改札でモバイルSuicaをタッチするだけで済むのだが。 東京行きの列車が折り返す場合には、車内清掃があるので、出発直前まで乗車できない。ホーム下の待合室に電源のある席があるので、直前までそこで時間を潰すのがよい。ホーム上は当然のことながら冷房が効いていない。 さてグリーン車だが、内装は700系よりも落ち着いている。座席は固めだが、これがよい。特に、腰をしっかりと支えるのがよい。腰痛持ちにはN700系の方がよいだろう。新大阪までの2時間半だとさほど差はないのかもしれないが、広島まで乗り通すならN700系の方が疲れないかもしれない。窓は700系の普通車並の大きさであり、さほど圧迫感を感じな...

新幹線の車内サービスに情報技術を

N700系では無線LANを利用することができる。もともと新幹線には通信回線があり、余った帯域を一般乗客に開放するために、車内に無線LANのアクセスポイントと移動局を設置している。しかし、もともとが余った帯域でしかなく、1編成で下り2Mbps、上り1Mbpsしかない。大半の乗客がインターネットにアクセスしたらアナログモデム並みの速度にしかならない。 ボトムネックは列車と地上との間の通信なので、ここを通過するデータ量を減らせばよい。すなわち、列車内で完結するサービスを提供すればよい。そうすることで、せっかく設置した無線LANのアクセスポイントを有効に活用することができる。もちろん、「だったら沿線にWiMaxの基地局を設置すればよいではないか」という考え方もあるが、それだと従来の無線通信の延長でしかないし、そもそも携帯電話の帯域なら既に十分に提供されている。また、WiMaxの基地局増設は正攻法だがお金がかかるため、もともとの「余った帯域の有効活用」という趣旨に反する。そして何よりも、単に通信回線を提供するだけというのは勿体ない。せっかくだから、車内の無線LANならではのサービスがあってもよいのではないか。 では、どのようなサービスなら列車内で完結するのだろうか。真っ先に思いつくのは、車内雑誌やパンフレットなど、従来から無料で提供されてきた印刷物の電子版を提供することである。日本では電子書籍がなかなか普及しないが、無料で配布する印刷物を電子化する分には誰も反対するまい。これは車内のサーバにデータを置いておくだけでよい。地上との通信については、成田エクスプレスや京葉線のE233系のように、駅や車両基地にWiMaxの基地局を設置すればよいだろう。 東海道新幹線で提供されている印刷物というと、グリーン車向けには「ひととき」と「WEDGE」が提供されている。WEDGEは車内販売や書店で有料で販売されている。駅では、冊子型の時刻表が提供されている他、各種切符や、エクスプレス予約の宣伝や、「そうだ、京都行こう」「Shupo」など、行楽地を紹介した印刷物が大量に配布されている。これらは紙媒体向けの版下が存在するので、そのままPDFとして配布すればよい。これは今すぐにでもできる。ちなみに、東海道新幹線の時刻表は既にJR東海のウェブサイトで配布されている。また、JR東海ツアーズの...

日立風アイロンを導入

13年間使ってきた洗濯機が壊れたので、かねてから欲しかった風アイロンを買った。 【当店ポイント2倍】日立 9.0kg ドラム式洗濯乾燥機【左開き】ライトベージュHITACHI ヒートリ... 価格:130,000円(税込、送料込) この機種の最大の懸念は設置できるかどうかだが、幸い防水パンのスペースに余裕があったため、無事設置できた。 早速使ってみる。洗濯時と脱水時は音が静かである。乾燥時には高音が少し気になるものの、さほどでもない。夜に音が気になる場合には「ナイト」モードも利用でき、風速が押さえ気味になるため、音が気にならない。余計に時間がかかるが、どうせ寝ている間なら時間がかかっても平気である。 乾燥後の仕上がりは上々である。天日干しよりもふっくらとしている。しわになりやすい綿100%のシャツはさすがにアイロンがけ不要というわけにはいかないが、普通の衣服ならそのまましまうことができる。風アイロンに限ったことではないが、洗濯物を干したり取り込んだりしなくてよいというのはとても便利である。これなら一人暮らしでも洗濯に困ることがない。 洗濯機を回し始めてから乾燥が終わるまで2時間半強、ナイトモードなら6時間程度なので、丁度寝ている間に済ませることができる。

E2系J71編成に乗ってみた。

東京から盛岡に行く際、たまたま2010年に製造されたE2系に乗ることができた。 JR東海の子会社となった日本車輌製で、JR東海のN700系に準じた装備が取り入れられている。まず、側面の表示器は大画面のフルカラーLEDである。普通車の座席窓側にコンセントが一つあり、これもN700系と同様である。グリーン車の読書灯は座席頭部にLEDのランプが取り付けられており、これもN700系と同様である。グリーン車のセンターアームレストにコンセントが2個ついているのもN700系と同様である。日本車輌の都合に合わせて、装備を増やしつつ安く上げているのが見て取れる。 グリーン車ではフットレストがついていないが、代わりに大型のレッグレストがついている。これはE4系に準じたものだろう。個人的にはフットレストよりもレッグレストの方が好きである。レッグレストの上げ下げは電動である。たしかに背もたれと違って空気式だと扱いにくいので、電動の方が便利だろう。背もたれの調整は従来と同様だが、ボタンがセンターアームレストについている。 細かい装備を除けはE2系1000番代そのもので、座席自体は他のE2系のものとほぼ同様である。E2系なので窓が大きく、窓框も大きい。 もしかしたら台車等もマイナーチャンジしているのかもしれないが、乗ってみただけではわからなかった。 乗り心地はあまり良くない。これは車輌の性能の問題というよりもむしろ軌道の問題だろう。東北新幹線はスラブ軌道なので、開業当初は乗り心地が良いが、開業から30年近く経過し、軌道が劣化したのだろう。バラスト軌道が音を吸収するのに対してスラブ軌道は音を反射するので、音もうるさい。東北新幹線に長時間乗っていると疲れる。東海道新幹線のこだまと違って、グリーン車に格安で乗れるわけでもない。 東北新幹線の車輌をE5系に統一する前にE2系を増備したのは意外だが、上越新幹線に転用されることになっているので、別段無駄ではないだろう。もし60ヘルツにも対応していれば北陸新幹線にも転用できるだろうが、60ヘルツに対応しているかどうかはわからない。

スーパーあずさの良いところ

E351系がE257系と比べて特に所要時間の面で有利だとは思わないが、それでもやはりスーパーあずさはダイヤ上優遇されている。停車駅が少ないので乗降が少なくて落ち着いているし、曲線の前後での加減速がないため、一定の速度で巡航するので乗り心地もよい。 E351系自体は少し内装がくたびれてきている。お金のかかった凝った内装で、落ち着いたデザインなのだが、模様入りのデコラ版が劣化すると却ってみすぼらしい。振り子を動作させていない電車区間での乗り心地が意外と良くない。そろそろ内装の更新が必要な時期だが、特殊な車両だし鋼製車体なので、いっそのこと廃車してE257系で置き換える方が現実的かもしれない。

鉄道のレールを使用した有線通信は可能か

鉄道のような移動体向けの通信手段は無線が主力である。乗客は携帯電話や3G回線のデータ通信を使用する。鉄道会社は独自の鉄道無線や、沿線に敷設した漏洩同軸ケーブルによって通信する。しかし無線通信ではどうしても帯域が不足する。東海道新幹線のN700系では、鉄道用の通信システムの帯域の余った分を活用して、車内向けに無線LANサービスを提供しているが、帯域が乏しいので、回線速度が遅いし、乗客の大半のニーズをまかなうことも不可能である。また、トンネル内で無線通信を利用できるようにするには多額の投資が必要である。できることなら有線通信を利用したい。 幸い、鉄道車両はすべて鉄の車輪によって鉄のレールと接している。レールを通信回線にできれば有線通信を利用できる。実際、車輪とレールとの接触を活用した通信方式は古くから信号に活用されている。予め左右のレールに電位差を設けておき、閉塞区間上に列車がいる場合には、車輪や車軸を通じて電流が短絡され、電位差が無くなる。これを検出することで信号を制御できる。このような方式を軌道回路という。 電化区間では、レールはき電線の一部としても使われている。架線からパンタグラフで取り込んだ電流は、レールを流れて変電所に戻る。レールに大電流(1列車当たり最大4000アンペア)を流しつつ通信の信頼性も確保するのが、鉄道における信号システムの難しさである。 このような状況で素人が真っ先に思いつく通信方式はPLCだが、交流100ボルト程度の家庭用電力では実用化しているが、鉄道のような大電力を使用する環境でも容易に実現できるものなのかどうかはわからない。また、信号システムに支障しないように通信を行うのはかなり大変かもしれない。レールを用いた通信の場合、線路の分岐も考慮する必要がある。鉄道には膨大な数の分岐器があるので、分岐器ごとにスイッチングハブが必要な方式は現実的ではない。レールは信号システムの都合上、閉塞区間ごとに絶縁されているので、絶縁された部分をまたいでも円滑に通信できる方式が必要である。 信号システムに支障しないようにするには、架線を用いて通信するということが考えられるが、離線のリスクがあるので、離線してもさほど支障しない、TCPのような「いい加減」なシステムでないと難しいだろう。車内の乗客にインターネットサービスを提供する程度ならこれで十分か...

トクだ値を使ってみた

えきねっと会員向けに「トクだ値」という切符がある。前日深夜(当日午前1時40分)までに予約する必要があり、予約期限を過ぎると便変更不可、利用可能列車限定、利用可能区間限定、さらに座席数制限ありという、航空会社の特定便割引と同様のルールで、新幹線は平日1割引土休日2割引、在来線特急は毎日3割引になる。乗り遅れると乗車券特急券ともに無効になる。その他の条件はえきねっとの通常のサービスと同様である。窓側か通路側か、車端部以外か車端部かといった指定もできる(ただしシートマップによる座席の選択はできない)。 上記の条件に合致するなら、とてもお買い得である。例えば在来線特急の運賃料金は高速バスの2倍程度だが、3割引になると1.5倍程度にまで下がる。スピードや定時性や車内空間を考慮すれば、高速バスよりも有利である。払い戻し手数料は300円なので、払い戻しの可能性を考慮しても十分に安い。高速1000円のおかげでJRも値下げしてくれるようになったので、乗客にはうれしい。 土日きっぷや3連休パスが廃止されたが、新幹線や特急による単純往復なら、土日きっぷよりもむしろ安くなった。例えば東京仙台間は片道8000円弱、往復で15000円台なので、土日きっぷの18000円よりも安くなった。 新幹線ではグリーン車用も利用可能で、グリーン料金部分も2割引になるので、相対的に割安にグリーン車を利用できる。300km以上の区間のグリーン料金は4000円だが、繁忙期の指定席特急料金との差額は3290円しかない。これが2割引になると差額は2500円強である。乗車時間が3時間を越えるなら、十分に魅力的である。200kmまでの区間なら、繁忙期の普通車指定席とグリーン車との差額は1290円なので、2割引になると差額は1000円である。満席状態のときには普通車とグリーン車とで快適性に差があるので、乗車時間1時間半で差額1000円なら悪くない。 いろいろ制限はあるが、乗ってしまえばあとはノーマルチケットと同様である。 このように、使いこなせば実にすばらしい切符なのだが、いくつか残念な部分もある。 まず、在来線用ではグリーン車を利用できない。在来線は距離の割に乗車時間が長いので、グリーン車用があればお買い得なのだが、おそらく座席数が少なく、安売りする必要が無いからだろう。 次に、列車限定なの...

iPadを触ってみた

ほとぼりも冷めてきたようなので、店頭に展示されたいたiPadを触ってみた。 とりあえずSafariでインターネットにアクセスしてみたところ、画面のスクロールはとても直感的である。タッチするときの反応が少し鈍いような気がするが、これは設定次第でどうにかなるかもしれない。ソフトウェアキーボードは、検索窓に入力する程度なら申し分ないが、文章入力で使う気にはなれない。本質的に閲覧用の端末であり、キーボード派には物足りない。 大きさは手頃である。B5の週刊誌サイズなので、新幹線の中では邪魔にならないだろう。横向きにして、単行本や新書本や文庫本を見開きの状態で読むには便利だろう。縦向きにすれば、A4縦の書類を読むことができる。雑誌を読む場合には1ページづつ読むことになるが、もともと雑誌は広げると大きいので、紙であっても1ページづつ読むことが多いだろう。 手に持つとずっしりと重い。片手で持つのはつらいので、両手で持って、ページをめくるときだけ片手で持つことになるだろう。ページをスクロールする際には、両手で持ったまま、親指でスクロールすると楽である。紙の本と違って手に持ったまま操作するのは難しいので、スタンドが必要だろう。机の上でスタンドの上に置いてネットにアクセスするなら、最初からノートPCを使った方が手軽である。平置きするのは現実的ではない。試しに、ノートPCのディスプレイを水平に倒して使ってみればわかる。 本や雑誌を何冊も持ち運ぶよりもiPadを1台持ち運ぶ方が軽い。もちろん大抵のノートPCを持ち運ぶよりも軽い。旅行用端末としては便利だろう。旅行専用端末としてはかなり高価なので、ビジネストラベラーくらいにしか需要が無さそうだが、ビジネストラベラーはPCを持たざるを得ないので、さらにもう1台の端末を持ち運ぶ余裕は無さそうである。それでも、仕事用PCに加えて個人用のネット端末も持ち運びたいという場合には、軽いiPadは魅力的である。なお、飛行機の中では3GはおろかWiFiも使えないし(とりあえず今のところは)、N700系には一応無線LANがあるし、ホテルの中では最低限有線LANはあるので、旅行用端末として3Gを使うとしたら在来線特急くらいしか思いつかない。 ついでなので、NetWalker T1やVaio Type Pの新型も触ってみたが、全然使い物にならない...

ThinkPad X200sにUbuntu 10.04を入れてみた

世間がiPadで盛り上がっているさなか、ThinkPad X200sにUbuntu 10.04を入れてみた。iPadは当分手に入りそうにないし、人柱の様子を見る必要があるし、さらにWiFiスポットがもっと普及するまで待つ必要があるので、せめてその間は今あるThinkPad X200sを快適に使おうと思った次第である。折しもUbuntu 10.04が出たところなのでUbuntuを入れるには良いタイミングである。 もともとWindows Vistaを使い続けたくないし、HDDは回転音が気になるのでSSDに換装したいと思って、いろいろと考えてきた。そんな中Ubuntu 10.04が出たので、まずはVirtualBoxに入れてみた。なかなか具合が良さそうだし、D23HWを使える目処もついたので、次はWubiを用いてWindowsのパーティションの中の仮想ディスクにインストールしてみることにした。VirtualBox上の仮想マシンと異なり、3GBまでメモリを認識できれば随分と動作が軽快になるだろうと思ってのことである。一旦パーティションを切るといろいろ面倒なのに対し、Wubiならいつでもアンインストールできる。 結論としては、Windowsを使うのが馬鹿馬鹿しくなるくらい軽くなった。Windows 7で軽くなったとか、Windowsを高速化するといったことが全く的外れに感じられる。SSDでなくHDDを使っていても起動と終了はWindowsとは比べ物にならないほど速い。SSDだと3秒で起動するらしいが、HDDであっても15秒程度で起動し、かつ起動後にすぐに使える状態なので、Windows Vistaと比べて10分から15分くらい時間を節約できる。これでインテルのSSDに換装しようものなら、iPadは要らないのではないかというくらいの勢いである。 メモリ使用量は少ない。ウェブブラウザを中心にいくつかのソフトウェアを立ち上げた状態で、Windows Vistaで1.5GBほどメモリを使っていたのに対し、Ubuntuではその半分しか使っていない。メモリ使用量が少ないので、64ビット版を導入するまでもない。ディスク使用量はもっと少なくて、Windows VistaだとなぜかOSと普段使いのソフトウェアだけでも70GBほど使用しているが、Ubuntuだとその10分の1の7...

PCの静音化の切り札はiPadか

かねてからThinkPad X200sの静音化と高速化を検討してきたが、大金を投じてSSDに換装するまでもなく、iPadを買って室内や旅行/出張で使う方が快適かつ安いのではないかという気がしてきた。 iPadにはCPUファンはおろかHDDが内蔵されていないので、静音性能は抜群である。動作も軽快である。どうしてもキーボードを使いたいときにはBluetoothキーボードを使うという選択肢があるし、そもそも母艦PCで作業する方が快適かもしれない。旅行先のビジネスホテルのロビーにだってPCはあるので、どうしてもPCが必要ならそちらで作業すればよい。キーボードの使用頻度は高いが、キーボードを使って作業するときにはHDDの回転音など気にならない。 現状のiPhone OSはマルチタスクでなくて、マルチタスクが実現するためにはiPhone OS 4まで待つ必要があるが、どうせ普段はウェブブラウザーとiTunesしか開いていないし、せいぜいテキストエディタを開くくらいである。iTunesだって、普段は曲をシャッフルして再生しているだけである。 手元で使うのはiPadにして、現在使用しているThinkPad X200sを母艦にすれば、わざわざThinkPad X200sを高速化したり静音化したりする必要がなくなる。もう1台PCを買うよりもiPadの方が安いし、SSDを買ったりWindows 7を買ったりするよりも圧倒的に安い。もうPCに投資する気になれない。 気になるのは、現在のiPhone OSではGoogle Chromeを使えないということなのだが、Appleと心中するつもりでまたSafariに乗り換えるという手もあり、たしかにiPadのSafariのブックマークを母艦のSafariのブックマークと同期させることができる。 もうしばらく待つと、GoogleタブレットなるAndroid搭載のタブレット端末が出てくるらしい。デフォルトのウェブブラウザはもちろんGoogle Chromeである。ただし、iPhone OSのようなUIが実現できるかどうかは、現物を見てみないとわからない。また、AndoroidにはiTunesは乗らないので、音楽周りは母艦PCとiPodに任せる必要がある。

リビングルームからテレビを追放せよ

今まで長いこと、テレビがリビングルームの主役だった。地上波テレビが事実上唯一の娯楽だった時代には、家族全員でテレビを見ていたものである。食事中も、全員がテレビを見ており、各人がテレビと対話していた。テレビが安価になり大画面化するにつれ、この傾向が顕著になった。 しかし今はもうそんな時代ではない。テレビが安価になったおかげで、一家に一台ではなく、各部屋に一台ある。多様な情報源の中から各人が見たい番組を見る時代である。各部屋に一台テレビがあるなら、リビングルームにはテレビは要らない。リビングルームでテレビを見るということは、リビングルームに自分の部屋を持ち込むということであり、それは共有スペースを一人で占拠することに他ならない。なぜなら、テレビの発する騒音は大きいし、テレビを見るためには所定の場所に着席している必要があるし、テレビの画面を遮るような動作が憚られるため、テレビを見ている人以外が他のことをすることが著しく困難になるからである。 そもそもテレビは今や娯楽の中心ではない。地上波テレビなんて緊急報道用にインフラだけ残っている程度のものでしかなく、特に地上波民放テレビなんて暇つぶしの最後の手段でしかない。ケーブルテレビや衛星テレビでは多数のチャンネルを提供しているが、分野が細分化されているため、あくまでも個人の趣味のためのメディアであり、娯楽の中心ではない。そういうものは、リビングルームに持ち込んで占拠するような性質のものではない。 リビングルームは共有スペースである以上、人の邪魔になるような使い方をすべきではない。例えば、大量の私物を置けば邪魔になる。大きな音を出せば邪魔になる。リビングルームをあたかも自分の部屋であるかのように扱えば、リビングルームから人が遠ざかることになるだろう。リビングルームは住宅の中で最も環境の良い場所にある。特に昼間に最も居心地が良いのはリビングルームである。そこから人が締め出されるのは不幸なことである。

またGoogle Chromeに乗り換えてみた

最近はクラウドサービスばかり利用するようになったので、それならばGoogle Chromeの方が便利かと思い、また入れてみた。 ブックマークのみならず保存したパスワードもFirefoxからインポートされるので、移行はスムースである。 Firefoxを捨てられなかった理由は広告ブロック機能やブックマークの同期だが、どちらも解決していた。広告ブロックについては、AdSweepという拡張機能が利用できる。と思いきや定番のAdBlockもChromeの拡張機能に移植されていたので、こちらに乗り換えた。かつてのFirefoxのように、ユーザーが増えるにつれて拡張の提供が増えてきている。iPhoneにしてもそうだが、開発者コミュニティを引きつけられるかが鍵のようである。 ブックマークの同期については、Google Document上でブックマークファイルを同期できる。Googleならではのサービスである。出先で共有PCを使う場合には、Google Document上のブックマークのURLをクリックするとウェブサイトにアクセスできるので、オンラインブックマークとして使うことができる(ただしブックマークフォルダの並び順は勝手にソートされてしまうので若干違和感がある)。複数台のPCを使うならブックマーク同期機能は便利というか必需品である。いっそのことすべてのブックマークをクラウド化してしまえば簡単なのかもしれないが、ローカルマシンに全くブックマークが無いと不便なので、今のところはローカルマシンのブックマークを定期的に同期するという方法を取っているのだろう。 動作はやはりFiredoxよりも軽快である。これならFirefoxを捨てることができそうである。Firefoxと同様にWindows、Mac、Linuxで使えるので、メインのブラウザにしても問題なさそうである。

ガラパゴスケータイは悪くない

ガラパゴスケータイは日本でしか売れていないようだが、それで何が問題なのだろう。 日本でもNOKIAやLGの端末は安価に手に入るが、全然売れていない。Willcomやイー・モバイルの音声端末は国際標準仕様だが、通話品質に問題なく安価であるにも関わらず、全然普及していない。少なくとも日本市場で消費者に受け入れられているのはガラパゴスケータイである。 どんなにiPhoneが売れようとも、それはPDAとして売れているだけであり、音声通話の電波品質とおサイフケータイ機能のため、ガラパゴスケータイと併用する使い方になっている。音声通話の電波品質については、DoCoMoやAUで利用できないからでもあるが、仮にDoCoMoでiPhoneが利用できるようになっても、バッテリー持続時間が短いため、iPhoneをメインの音声端末にするのにはリスクがある。たしかに1台にまとめられたら便利だと思う一方で、PDAと一体化した巨大な音声端末を持ち運ぶ気にもなれない。音声端末に求められるのはいつでもどこでも連絡が取れるという信頼性と取り回しの良さである。一方、PDAに求められるのは、豊富なアプリケーションをもたらす開発者コミュニティや操作性である。残念ながら現時点ではこれらは両立しない。 ひるがえって、ガラパゴスケータイは日本でしか売れていないようだが、日本で使う上でそれで具体的にどのようなデメリットがあるのだろうか。市場が小さいなら、メーカーの統廃合で競争力を増すか、あるいは要素技術をモジュール化して小規模な市場でも成立するようなビジネスにすればよい。それで端末価格も安くなるだろう。おそらく後者の方が現実的ではないだろうか。 PDAとの併用を前提に音声端末の無駄なPDA機能をそぎ落とすなら、音声端末に残すのは、通話機能、電話帳機能、緊急用のケータイメール、おサイフケータイくらいにして、極力シンプルで小型軽量で安価な端末が欲しいところである。日本以外の国で売られているシンプルな音声端末にケータイメールとおサイフケータイを追加した程度の端末である。音楽プレイヤー機能は不要である。音楽再生でバッテリーが持たなくなったら音声端末として機能しないからである。PDAに音楽プレイヤーを載せる必要もない。電話機やPDAにヘッドホンケーブルを挿したら取り回しにくい。iPod nanoのような小型軽...

家電量販店のポイントの実質還元率

家電量販店で10%ポイント還元とあっても、1割引なわけではない。1万円の買い物をして10%ポイントが得られるとしても、1万円で1万1千円分の買い物ができるに過ぎない。しかし、家電量販店の商品価格はポイント還元を前提に安売り店の相場よりも少し高いので、Amazon等で1万円で買えるものが1万1千円で売っていたりする。結局、1万円出して相場価格1万円相当のものを入手しているのだから、実質還元率は0である。最初からポイント無しで安い店で買う方が、縛りが無い分だけ楽である。 ポイントは相対比率の違いから鞘を取るものである。大型家電等の還元率の高い商品でポイントを貯め、書籍やApple製品等の定価販売で還元率の低い商品でポイントを使う。そういう意味では、粗利率の低い定価販売商品と抱合せにして、粗利率の高い大型家電を買わせているともいえる。家電量販店にとっては、どうせ買ってもらえるなら値引きよりもポイントを提供して在庫を引きとってもらう方が懐が痛まない。テレビ通販のおまけと一緒である。ポイント制だと、おまけを自由に選べるだけのことである。

ReadyBoostに使っていたSDメモリカード死亡

1ヶ月前に、4GBのSDメモリカードが格安で売っていたので、物は試しReadyBoostに使ってみたが、さすが安物だけあって、1ヶ月で死亡した。もともと安物にはそういうリスクがあることを承知の上で、安かったので実験のために買ってみたものである。もっとも、普通に使っていればこんなに早く死亡することもなかっただろうから、ReadyBoostにはそれだけ負担がかかるのかもしれない。 生きていた間はよく使うアプリケーションソフトの立ち上がりが早かったので、効果はあったようだが、こんなにすぐに死亡するのでは使い物にならない。高級なSDメモリカードを挿すくらいなら最初からSSDに換装する方が効率的である。そもそもこういうおまけみたいなものは、余ったメディアの有効活用にしかならず、わざわざお金を出してメディアを買うほどのことではないのかもしれない。 それにしてもシリコンメモリとは相性が悪い。32GBのコンパクトフラッシュの安物を買ったときも、すぐに壊れた。しかもHDDと違って壊れても音ではわからないので、すぐに手を打つことができず、原因究明に時間がかかる。この調子でSSDに換装したらまた壊れそうで怖い。リムーバブルメディアが壊れる程度ならどうにかなるが、SSDが死亡したらたまったものではない。PCの静音化には興味があるが、SSDに換装するよりも静音型HDDに換装する方が安全かもしれない。

DVDドライブのCD部分が死亡

バッファローのDVSM-P58U2/BというDVDドライブのCD部分のみが死亡した。DVD部分はいたって正常である。ネットで調べてみたら、DVDとCDとではレンズやレーザーが違うので、DVD部分が生きていてもCD部分だけが死ぬことがあるようである。 一見するとDVDよりもCDの方が枯れた技術なので壊れにくそうだが、DVD部分が壊れたという事例はあまりヒットしなかった一方で、CD部分が壊れたという事例は多くヒットした。どうやらCDのレーザーの方が壊れやすいらしい。DVD-ROMだったらメディアも安いので、早いところDVDにシフトした方がDVD系に統一できる分だけ却って安上がりなのではないだろうか。 DVDドライブとしては使えるので、将来USBメモリが安価になってCD系のメディアが淘汰されれば問題ないのだが、差し当たりCD系のメディアを読めないのは困る。修理しようにも保証期間が過ぎてしまったので、修理代がかかるが、もともと6000円の安物なので、修理代を出すくらいなら新品を買った方が安かったりする。しかしまた6000円の安物を買ったらまた壊れそうな気がする。 もともと、PC本体が陳腐化してもDVDドライブは陳腐化しないので、外付けドライブを長く使うつもりだったのだが、PC本体よりも先に死亡したのは意外である。しかし、外付けだからこそ安価かつ容易に交換できるのであり、ノートPC内蔵のドライブとかが死んだらさぞかしお金がかかることだろう。

理髪店の洗髪設備設置義務化に反対

理髪店に洗髪設備の設置を義務化しようという動きがあるらしい。余計なお世話である。 理容師法では消毒設備の設置が義務付けられており、それ自体に異論は無いが、その手段が洗髪設備でなければならないというのはおかしい。なぜなら、消毒ための手段は技術の進歩によって変わりうるので洗髪設備に限定すべきでないのみならず、そもそも洗髪設備があろうと無かろうと、切り屑は飛散するからである。洗髪によって除去できるのは頭についた切り屑のみである。しかしその程度なら自宅で洗髪すれば済むことである。消毒という目的を達成出来るかどうかで判断すれば済むことである。店内や店員の衛生のために洗面台を設置したければ、各店舗の判断によってそうすればよい。「消毒設備即ち洗髪設備」というのは21世紀の現代では論理的におかしい。そのような主張をする理容師組合の頭の悪さが明るみに出た。 そもそも従来型の床屋に洗髪設備があるのは、一般家庭に浴室が無かった時代の遺物でしかない。しかも頭にシラミが湧いていた時代のことである。そういう時代なら、衛生上の理由で洗髪設備が必要とされてもおかしくない。しかし、各家庭に浴室があって当然の時代には存在意義が乏しい。もちろん、すぐに帰宅できない場合には床屋で洗髪したくなることもあるだろう。あるいは、もしかしたら「洗髪設備も無いような不潔な店など利用したくない」と考える人もいるかもしれない。そういうときには洗髪サービスを提供している店を利用すれば済むことである(それにしても洗髪をつけるといきなり4000円もするのは困ったものだが)。むしろ夏場には、髪を切るとき以外にも頭を洗いたくなるので、リラクゼーションも兼ねて、数百円程度で洗髪サービスだけ提供してくれれば利用したい。別に、床屋に洗髪設備があってはならないなんて主張している人はいないのだから、洗髪設備を設置することが利益につながるなら、規制されなくたってそうするだろう。 床屋の側にも、洗髪設備を設置しようとする動機があるとも思えない。なぜなら、洗髪抜きでカットだけを提供する方が回転率が高く利益になるからである(ただしこれにはある程度の商圏人口が前提になるが、回転率を上げても意味がないような田舎なら、フルサービスを提供すればよいだろう)。既存の寿司屋が開店寿司屋に商売替えするのと同様に、従来型の床屋がカット専門店に商売替えす...

イオンの金融サービス

イオンのクレジットカードやWAONを使うメリットなら思いつくが、イオン銀行の口座を持つメリットが未だにわからない。都銀の預金残高が十分にあればATMには全く不自由しないし、定期預金の金利が抜きん出ているわけでもない。住宅ローンの条件が良さそうなくらいか。おかげで、せっかくイオン系のスーパーの中にイオン銀行があっても、全く利用する動機がない。 おそらく、イオンが想定している利用者は、田舎のイオンモールの利用者なのだろう。田舎では現金決済が多い割にATMが少ないし、地元以外では地銀は役に立たない。地銀の存在意義もよくわからないが、地元企業向けの融資が中心であって、お付き合いで預金を獲得しているのだろう。しかも地方経済が衰退するにつれ、地方経済を支えている地銀も衰退せざるを得ない。そういうお付き合いからあぶれたお金をイオン銀行が取り込みたいのかもしれない。地銀は比較的破綻のリスクが高く、1000万円以上預けるのは危険だから、第二の口座として利用してもらいたいというのもあるだろう。 田舎で生活していると、イオンモールとその周辺でしか買い物しないだろうから、イオンモールが自宅以外の生活の拠点となる。それならばそこでワンストップサービスを提供できれば、たしかに利用者にとっては便利だろう。お金を下ろすのも店頭で手続きするのも、すべてイオンモールの中でできれば、銀行に行くために駐車スペースの乏しい市街中心部まで車を運転する必要がない。 そう考えると、地方経済の衰退や中心市街地の衰退と郊外の繁栄という、小売業と全く同じことが金融の世界でも起こっているように思える。 金融サービスを行うなら、決済金額が多い方が有利である。勘定系システムの構築には多額の費用がかかるし、決済サービスには相乗効果があるから、小売やクレジットカードや電子マネーと一緒に銀行もやってしまう方が効率的だろう。だからこそ小売業であるイオンが金融業への進出を決めたのだろうが、たしかに地銀に同じ役割を期待するのは荷が重そうである。

iPadでリビングルームは復権するか

iPadはリビングルーム向けと言われている。たしかに、満員電車の中で使える大きさではないので、屋内向けだが、それだけではない。従来、デスクトップパソコンもノートパソコンも、椅子に座って机の上にあるPCを操作するスタイルが主流だった。ノートパソコンはデスクトップよりも自由な姿勢で操作できるので、好みの場所で操作できるし、ベッドで横になりながら操作することもできる。ただし、ゆったり座りながら操作するためには膝の上に置く必要があり、姿勢が制約される。いずれにせよ、自室で一人で使う方が快適である。 それに対し、iPadはゆったりと座り、手に持って操作するものである。本を読むときと同じ姿勢である。iPadを使うときには机にかじりつく必要はない。むしろリビングルームで使いたい。それなら寝室や書斎に篭る必要はなく、自ずとリビングルームに人が集まることになる。また、iPadはプレゼンにも向いていて、一つの画面を複数人で眺めるのに適している。 パソコンからiPadに移行することで、人々のライフスタイルも変わりうる。孤独にネットと対峙する態度から、集まって思い思いに楽しんだり、時には語らったりする態度への転換である。 最近、リビングルームの存在意義に疑問を持っていた。特に日本では単なるテレビ部屋と化しており、PCとインターネットが普及してテレビが衰退するにつれ、リビングルームにいてもすることがないからである。しかしそれがiPadによって変わるかもしれない。 iPad自体は単に大きなiPhoneないしiPod touchに過ぎない。しかしiPhoneやiPod touchと異なるのは大きさだけではない。画面の大きさが異なれば当然視野も異なり、視界も異なる。iPhoneだと画面のみを眺める使い方だが、iPadは視界が広いため、周辺のものも目に入る。これが外界との関係を変える。 要素技術はiPhoneの延長線上でしかないが、人間の感覚に影響を及ぼすが故にライフスタイルを変える可能性を持っている。人間にとっての使いやすさを追求してきたAppleならではの製品だろう。 リビングルームで使うなら、画面の情報をテレビに出力して皆で見るという使い方ができた方がよい。しかしケーブルで接続するのはスマートではないので、無線LANを活用したいものである。しかしテレビ出力を無線化すると...

WAONを使ってみた

最近、電子マネーはWAONだけ使える店が増えてきたので、思い切ってWAONを使うことにした。なかなかよく出来ているので、結果的にはもっと早くから使うようにしていれば良かったと思う。 導入は簡単だった。モバイルWAONのアプリをダウンロードして携帯電話にインストールし、登録するだけである。近所にイオン系スーパーがあり、イオンカードを持っているので、クレジットカードからのチャージの登録をした。WAONはオートチャージもできるので、その登録もした。これでSuica並の使い勝手を実現できた。 WAONは後発であり、かつイオン向けに特化した仕様なので、なかなか使い勝手が良い。イオン系スーパーの店内にはワオンステーションがあり、現金やクレジットカードでチャージできる。カードを挿入するタイプではなく、カードリーダーの上に置くタイプなので、携帯電話でもプラスチックカードと同じようにチャージできる。おかげでパケット代がかからない。これはモバイルSuicaではできないことである。 オートチャージもなかなか便利である。モバイルSuicaがオートチャージに対応したのは2010年3月13日からだが、モバイルWAONでは導入当初からオートチャージに対応しているようである。電子マネーは主に少額決済向けなので、あまり大きな金額をチャージしない。少しづつ使っているうちに残高が減るが、僅かな金額のために手間をかけてチャージしたくないので、レジで決済したついでにチャージする程度の手間で調度良い。 ポイントは200円につき1ポイントで、100ポイントからWAON100円分に交換できる。交換比率は0.5%しかなく、通常のクレジットカード並であり、ビューカードでSuicaにチャージするときの1.5%には及ばないが、後述の通り、実は交換比率は意外と悪くない。ポイント100円分から電子マネーに交換できるのもなかなか便利で、EdyでANAのマイルを貯めても1万マイルに達する前に失効してしまうが、3年で1万マイル貯めるためには3年で200万円分の買い物が必要でハードルが高い。100円分のポイントを獲得するためには2万円分の買い物で十分なので、普段スーパーで買い物をしていれば容易に電子マネーに交換できる。ちなみにSuicaも1000円分からSuicaに交換できるので、そこそこ便利である。こちらは還元率1...

ThinkPad 200sを高速化してみた

できればSSDに換装してWindows 7でも入れたいものなのだが、SSDはともかくとしてWindowsごときのためにお金を出すのもしゃくなので、現状でどこまで動作を軽くできるか試みた。 まず、システムを「パフォーマンス優先」にしてデザインをWindowsクラシックに変えてみたところ、如実に動作が軽快になった。グラフィックチップに描画させるAeroの方が軽いとまことしやかに言われているが、ThinkPadはCPUのパワーに余裕がある反面、グラフィックチップの性能はあまり良くないので、Aeroを切ってCPUに描画させる方がリソースを効率的に使えるようである。 せっかくなので余計なサービスを切ってみたが、間違ってテレフォニーを切ってしまったせいでイーモバイルが使えなくなってしまい、ネットで検索して急遽戻したりした。起動時のサービスの立ち上げを減らすと動作が速くなるようだが、これはあまり体感できなかった。 省電力設定で、ファンの静音化を優先する設定にしてみたが、もともと通常の使い方をしている限り、ファンが回ることはほとんどないため、あまり効果を感じられない。 そうこうしているうちに近所のスーパーで4GBのSDカードが998円で売っていたのでものは試しにReadyBoostで遊んでみた。あまり効果は感じられないが、アプリケーションを立ち上げたときの動作は機敏なような気がする。ハードディスクへのアクセスなしに1秒以内で立ち上がるので、まるでSSDを入れているかのようである。 OS起動時には依然として時間がかかるが、どうせ普段はスリープしかしないので、再起動が必要なとき以外はあまり困っていない。 とりあえず、Vistaのままでもさほど困らない状態になったので、お金を出してまでWindows 7を買う必要は無くなった。 残るはHDDの静音化だけだが、音が気になるのは寝室で他の音がしないときだけであり、空調の音にかき消される程度でしかない。どうしても静音化したければSSDに換装する必要がありそうだが、それだけのためにSSDを買うのはお金が勿体ないし、SSD特有のリスクもある。HDDの寿命が近づく頃にはSSDの値段と信頼性もこなれているであろうことを期待して、もうしばらくこのままの状態で使うことになりそうである。

北陸新幹線のJR西日本区間

5年先の話なので、今から気にするほどのことではないのだが、北陸新幹線が金沢まで開業すると、JR西日本区間はどうなるのだろうか。 車両についてはJR東日本とほぼ共通仕様のものが投入されるだろう。山陽新幹線とは運用上も整備上も別だからである。問題はIC乗車券である。山陽新幹線はJR東海に合わせてEX-ICが導入されているが、北陸新幹線ではJR東日本に合わせてモバイルSuica特急券を導入する必要があるだろう。JR西日本は従来はJR東海との互換性だけを考えていればよかったが、九州新幹線が開業し、北陸新幹線が開業すると、異なる3つの会社の新幹線と相互乗り入れすることになる。 困ったことEX-ICとモバイルSuica特急券とは一見似ているものの、設計思想が異なる。金沢以東は並行在来線が第3セクター化されることもあって、JR西日本の路線でありながら、実質的にはJR東日本の延長線のような存在になるだろう。金沢以西は引き続きJR西日本の在来線が存続する。大阪から線路が伸びているので、ICOCAのサービスエリアになるのだろう。金沢を境にSuica文化圏とICOCA文化圏とに分かれることになる。いっそのこと、北陸新幹線は金沢まですべてJR東日本であった方がむしろすっきりするのではないだろうか。 東京から例えば福井まで北陸新幹線で移動するとなると、金沢まではモバイルSuica特急券を使い、金沢から福井まではICOCAで乗り越すことになるだろう。モバイルSuica特急券は新幹線路線だけで完結した特急券/乗車券なので運賃を通算する必要はないが、逆にいえば、北陸エリアから東京までの往復割引切符を販売すると、モバイルSuicaを使えず、磁気切符が必要になる。 また、京都から富山まで移動するとなると、金沢富山間は新幹線を利用することになるだろうが、これも通しで発券するとなると磁気切符とせざるを得ない。 サンダーバードを金沢止まりとするか富山まで運転するかという問題もある。金沢と富山の間の在来線は第3セクターになる一方、北陸新幹線はJR西日本の路線なので、JR西日本にとっては、サンダーバードを金沢止まりにして北陸新幹線に乗り換えてもらった方が有利である。しかし大阪方面からの乗客にとっては僅かな末端区間で新幹線に乗り換えても時間短縮効果はなく、煩わしいだけなので、できればサンダーバ...

iPadでの文字入力

iPadは文書を読むにはすぐれたデバイスだと期待しているが、文字入力はどうだろうか。 一応ソフトウェアキーボードが実装され、iPhoneよりは使いやすそうな感じだが、やはり1文字づつ触れることになるため、検索窓に英単語を入力する程度なら支障しないだろうが、文書を作成するには向いていないだろう。 幸い、Bluetoothキーボードなら使えるらしい。普段はiPadだけ使い、文字入力が必要になったときだけ、おもむろにBluetoothキーボードを取り出して文字を入力するという使い方なら、かろうじて使えそうな感じである。しかし、iPadとキーボードの両方を携帯するとなると結局ノートPCを携帯するよりもかさばる。また、文字を入力しているときには両手が塞がっているので、iPadを持つことができない。文字を入力している最中にはノートPCの方が使いやすい。もしかしたらネットブックでもましかもしれない。 MacBook Airなら文字入力で困ることはないだろうが、文書を読むだけの用途には適さないし、画面を縦にすることもできない。母艦を必要としている点ではiPadと同じだが、MacBook Airよりも軽くて母艦無しで単独で使えるモバイルPCは他にいくらでもある。 しかし諦めるのはまだ早い。iPadと組み合わせて使えるBluetoothキーボードがあればよい。iPadと同じ形で貝殻のように合わさるなら、持ち運びの際にあまり邪魔にならない。そして、キーボード側にiPadを立てかけるスタンドがついていれば、文字入力の際にはノートPCと同じようなポジションで使うことができる。可動式のヒンジだと壊れやすいので、iPadを一定の角度(120度くらい?)でキーボードの溝に挿し込む方式の方がよいかもしれない。せっかくなので、iPadは縦でも横でも挿せる方がよい。ついでに、iPadだけでなくiPod touchやiPhoneも挿せるとよいだろう。 挿して使うことを前提とするならBluetoothキーボードでなくてもよくて、iPad Keyboard Dockを持ち運びに適した用途にアレンジするのでもよい。キーボードにバッテリーを仕込んでおけば、文字を入力しながらiPadに充電できる。重量のバランスを取るためにキーボード側に重しが必要だろうから、バッテリーがついているくらいで丁度良い...

ThinkPad X200sのHDD騒音

ThinkPad X200sは放熱・静音性能に優れており、ファンがほとんど回転しないこともあり、唯一の騒音発生源はHDDである。富士通製の320GBのHDDが内蔵されているが、これの回転音が気になる。別に騒音の大きいHDDではなく、24dbとのことなので、単体としては特に問題ないのだが、他に騒音源が無いために目立ってしまうのである。寝室で空調音が無い場合には目立つが、空調音やその他の雑音が室内にあればかき消される程度の騒音である。 抜本的な解決策はSSDへの換装なのだが、静音化以外に積極的な理由が見当たらない。 衝撃への強さに関しては、HDDでもアクティブプロテクションがあるのでさほど困らない。 容量はもちろんHDDの方が有利である。インテルのSSDはまだ160GBしかないし(実売4万円強)、東芝の256GBのは実売7万円程度である。現状の使い方だと160GBでギリギリなので、256GBで値段がこなれないと換装する気になれない。安物のSSDはスピードと信頼性の面で検討に値しない。 Windows VistaでSSDを使おうとすると、いろいろ面倒な設定が必要だが、さりとてSSDへの換装だけのためにお金を出してWindows 7を買う気にはなれない。 動作の速さについては、起動してからまともに使えるようになるまでの時間がかかるのが気になるのだが、通常はスタンバイしか使わないのであまり気にならない。 SSDはまだ信頼性の面でも不安がある。HDDは調子が悪くなってから死亡するまでに若干の猶予があるが、SSDの場合、半導体は突然死ぬのでいざというときに対応できない。 もともと2009年5月にX200sを購入する時点でSSDやWindows 7も考慮したが、両者が枯れるまでの繋ぎとして敢えてVistaとHDDを受け入れたという経緯がある。HDDとVistaが陳腐化する頃にはSSDとWindows 7が枯れているだろうと想定してのことである。全般的には静音性の高いマシンであるので、もうしばらく辛抱すべきなのかもしれない。

ThinkPad X201シリーズ登場

ThinkPad X200シリーズがマイナーチェンジしてX201シリーズとなった。 主な変更点はCPUが1世代新しくなったことだが、LEDバックライトが普及してきためか標準装備されており、廉価版でも軽量化してバッテリー持続時間が延びている。 X201シリーズからはオプションでタッチパッド付にすることもできるようになった。カーソルを移動させるならトラックポイントの方が便利だが、スクロールしたりウェブページを前後に移動したりするときにはMacのようにタッチパッドを使う方が便利な人もいるかもしれない。 X201シリーズから廉価版CPU搭載のX201iというのが登場した。廉価版CPUといっても、ネットブックに搭載されているAtomよりも圧倒的に高性能だし、デュアルコアである。直販サイトでキャンペーンやクーポンを活用すると10万円を切る。ネットブックの倍の値段だが、まともに使えるノートPCである。1.4kgなので、1.1kgの10インチクラスより少し重い程度である。11インチ~12インチクラスのネットブックやCULVノートは1.5~1.6kgなので、それらよりも軽いし、値段も一回り高い程度である。ちなみにThinkPad X100eよりも軽い。 WiMaxをオプションで搭載できるようになったが、室内でも高速で使えるようになるまでは、内蔵タイプよりも窓際に置いて無線LAN経由でアクセスし、外に持ち出すときだけUSBで接続する方が実用的ではないだろうか。 X201とX201iではステレオスピーカーが搭載されるようになった。あいにく実機を見たことが無いので実用的な音質かどうかはわからない。

モバイルSuicaでオートチャージ

3月13日からモバイルSuicaでオートチャージできるようになる。 クレジットカード一体型のSuicaであっても、通常のSuicaであっても、モバイルSuicaであっても、SuicaのIDとクレジットカード情報とがサーバ上で紐付けられているという点では同じであり、通常のSuicaでオートチャージできるようになった時点で、モバイルSuicaでもオートチャージは可能だったはずである。 今までモバイルSuicaでオートチャージできなかった理由として推測されるのは「チャージの都度携帯電話のパケットを使わせるため」だが、パケット定額が普及するにつれ、「パケットを使わせることで収益を得る」というビジネスモデルが成り立ちにくくなったのだろう。 そして何よりも、オートチャージによって残高を気にせずSuicaを使えるようになることで、Suicaの利用金額が増える方がメリットがあるということなのだろう。 従来は残高が不足するとどこか時間のあるときに、あるいは歩きながら携帯電話を操作してチャージする必要があったが、これだとチャージが完了するまでに数分かかり不便だった。そんなことでみすみすSuicaを使ってもらえるチャンスを失うのは勿体無い。 また、自分でチャージする場合、クレジットカードの締日を意識する。ビューカードの締日は月末なので、月末に近くなると、翌月までチャージしないよう心がけるようになる。オートチャージなら締日が近くても有無を言わさずチャージされるので、ビューカードのキャッシュフローが良くなる。

機能会社の存在意義

機能会社というのはよくわからない。会社にとって核となる業務でなければ、市場から調達すれば済む話である。自社で必ず行うべき業務ならば最初から内製すれば済む話である。 機能会社は親会社向けに特化した商売をしており、市場で他社と同じ条件で競争できるわけではない。 市場で通用しない会社から独占的に供給を受けることに、一体どのような経済的合理性があるのだろうか。 親会社のことを熟知しているというのは尤もらしいが、外注業者でも常駐していれば条件はほぼ同じである。 親会社の意向を反映させやすいというのは、良い方向に作用すれば確かにその通りかもしれないが、実際には、本来合理的なビジネスであるべき場に非合理的な親子関係が介在することで、非効率的になる。もし親会社の意向をストレートに反映させたければ、契約に基づいた取引をするまでもなく、同一組織内で指令を出す方が取引費用が低い。 余剰ホワイトカラーの受け皿という面もあるかもしれないが、そういうことなら内製する方がやりやすい。客先に出られない人に客先に出ない仕事をさせるのはごく当たり前のことである。分社化することで賃金を引き下げたいというのは尤もらしいが、出向者の賃金は親会社が負担するので、人件費削減効果は限られている。本当に賃金を引き下げたければ資本関係の無い会社に外注する方が効果的である。

翻訳本のすすめ

大抵の翻訳本は面白い。外国の本だから面白くて日本の本だとつまらないというわけではなくて、翻訳するという意思決定が介在している分だけ、フィルターがかかっているからである。 商業出版というフィルタを通過した書物が一定水準を確保しているのと同様に(最近はこれも怪しいが)、翻訳という時間も手間もかかる作業をしてでも世に出したいと思わせる本には、それなりのものがある。外国語をこなれた日本語に訳するだけでも大変だし、原著者から翻訳権を得るのも大変である。翻訳には一定の期間がかかるので、原著の出版から年数を経ても陳腐化しない題材が好まれる。 そのおかげで、1800円程度の本でも、日本人が書いた同じ値段の本よりも中身が濃くて面白い。

東京九頭竜湖間の往復運賃

越美北線に乗ろうと思い立って東京から米原経由で九頭竜湖までのキロ数を調べてみたところ、運賃計算キロが601kmだった。それなら往復割引が使えるかと思って駅の指定席券売機で運賃を検索してみたところ、往復割引運賃が適用されない。 調べてみると、往復割引適用の条件は「片道の 営業キロ が600kmを越えている」ことである。東京から九頭竜湖までの営業キロは595.7kmなので、600km越えの運賃が適用されるのに往復割引は適用されない。 通常は、営業キロが600kmを越えるよう、少し先の駅までの乗車券にするものだが、九頭竜湖は終点なので、これ以上距離を稼げない。しかし、東京側で距離を稼ぐことはできる。東京都区内の外の駅を起点とすればよいのである。片道の運賃計算キロが640kmを越えなければよい。

効率賃金は非効率

効率賃金仮説には重要な仮定がある。一つは、会社にとって不都合な事実がばれると解雇されるということであり、もう一つは企業は利潤を最大化すべく合理的に振舞うということである。 しかるに現実の企業では正社員を解雇することは事実上不可能で、解雇に該当するのは犯罪や重大な就業規則違反くらいである。そういうものを抑止するなら世間並みの賃金でも十分である。また、企業は単純に利潤を最大化するような抽象的な存在ではなく、経営者や従業員から成る組織である。 一方、効率賃金仮説で説得力がある前提条件は、「給与が世間並以上に高いと、従業員はその給与を失うまいと努力する」ということである。 現実の日本企業においてこれらが組み合わさるとどうなるだろうか。 摺り合わせ型を主とする日本企業においては、成功を個人に帰属させることが難しい反面失敗を個人に帰属させることは容易なため、新しいことに挑戦するリスクが過大評価され、挑戦しないことによるリスクが過小評価される。たとえ解雇されないとしても社内での待遇が悪くなるので、失敗するリスクを最小化するよう振舞うようになる。もちろん、失敗して干されても世間並みの賃金は得られるのだが、意思決定は相対的なものなので、リスクとリターンとを天秤にかけて相対的に得な方を選ぶ。 一方、リスクを取らずにリターンを取れなくても個人のレベルでは高い賃金を保証されているので、状況を改善する誘因を持たない。本来ならば会社がだめになったら優秀な人が辞めていくことで淘汰されるはずだし、そのような脅威が企業に自浄作用をもたらすはずなのだが、どんなにだめな会社であっても、辞めるには惜しい会社であれば、リスクを取らずに居座ることになる。その結果、本来ならば新しいことに挑戦すべき優秀な人材が、高い賃金にしがみついて非生産的な活動にいそしむことになる。こういう会社を俗に人材の墓場という。 もちろん業績が低下すれば長期的には賃金が下がるだろうが、賃金は短期的には下がりにくいので、特に、賃金が高く、その賃金が定年まで持続すると予想でき、かつ転職市場で価値の乏しい中高年労働者は高い賃金を所与として振舞う。 そもそも賃金が高すぎることが企業の活力を削いでいるなら、賃金を世間並みに引き下げればよいのかもしれないが、日本企業は事実上従業員管理型企業なので、自ら進んで待遇を悪くする...

iPod用ポータブルヘッドホンアンプ

iPodのドック端子からデジタル信号を取り出すヘッドホンアンプが欲しいとかねてから思っていたが、ついに店頭で発見した。オーディオテクニカのAT-PHA30iという製品が店頭で展示されていたので自分のiPodをつないでみたところ、見違えるほど音が良くなった。 電池を探してみたところそれらしきものがないのでよく見ると、iPodから電源を供給しているようである(バッテリーの持ちが悪くなるが)。挿すだけで使えるのである。 実売価格9000円程度だが、今までよりも9000円高いヘッドホンを買うよりも、その9000円でヘッドホンアンプを買う方が音がよくなるだろう。 どうして今まで無かったのだろうかと思えるくらい、ありそうで無かった製品である。 衝動買いしたくなったのだが、よく考えてみると欲が出てきた。ノイズキャンセリングヘッドホンと併用するなら両者が一体になっている方が取り回しが便利である。オーディオテクニカはノイズキャンセリングヘッドホンも作っているのだから、できないことはないはずである。既にヘッドホンアンプがあるなら、その中にノイズキャンセリング回路を入れるのはさほど難しくないのではないか。ノイズキャンセリング機能もつけるとバッテリーの持ちがさらに悪くなるが、長時間使いたいときには、ドック端子と本体との間に予備のバッテリーを挟めるようにすればよいだろう。

サッカーに技術点を導入せよ

日本のサッカーの弱点は得点力の低さと言われている。しかるに現在のサッカーはゴールによってしか点を取ることができず、日本に不利な仕組みになっている。また、「勝つための執着心が乏しい」と言われる日本人にとって、結果がすべてというのは不利である。自国に有利なようにルールを変えるべきではないか。 柔道では一本勝ちが本来の勝ち方だが、それだとなかなか勝負がつかないので、さまざまな技術点が導入されている。ボクシングもフィギュアスケートもそうである。ゴールできずに判定勝ちしても勝ちは勝ちなのだから、それでよいではないか。 パス回しとか、ボール支配時間とか、選手が走っている時間とか(これは日本人には不利か)、観客が見てすばらしいと思える要素を点数に取り込めばよいだろう。ついでに芸術点なんてあると面白いかもしれない。その結果、観客が見て面白いプレーをするよう動機づけることができる。これはプロスポーツでは大切なことである。サッカーでは22人の選手が同時に動くので、審判による点数付けが難しいが、ITを活用しつつ十分なリソースを割けばできないことはないだろう。 どうせなら、試合をネット配信して観客に点数をつけてもらうなんてことも面白いかもしれない。良いプレイをしたと思われたチームが勝つのがフェアだろう。競技場やテレビと違って世界中を相手にできる(日本国外で受け入れられるかどうか不明だが)。 それがサッカーなのかと言われれば、もちろん従来のサッカーとは異質だろう。しかしそれは競技化したスポーツ全般に言えることなのだから、単なる慣れの問題だろう。現行のサッカーのルールを変えるのは政治的な理由で難しいかもしれないが、それなら日本独自のガラパゴスサッカーを創設すればよい。アメリカンフットボールだってサッカーやラグビーとは明らかに異質だが、アメリカ人の嗜好に合っているため、米国では絶大な人気があり、本家サッカーやラグビーとは比べ物にならない。日本独自のサッカーであっても、自国の市場が大きければそれでよい。 日本サッカーの現状に不満を持つばかりではなく、前向きな解決策を考えてはどうか。というかそういう後ろ向きな発想ばかりだから弱いのではないか。

いっそのことテレビ番組などやめてしまってはどうか

地上波民放テレビの番組がつまらなくなった今となっては、番組を「広告を見せるための広告媒体」として活用することが困難になっている。いまどきのくだらない番組で満足するような視聴者はどうしようもない貧乏人だから、そんな人に物を売ろうとしても金にならない(ちなみに米国ではまともな家庭にはケーブルテレビや衛星テレビが普及しているので、地上波テレビしか見られないのはどうしようもない貧乏人だけである)。 それならいっそのこと番組を廃止して広告だけ流せばどうか。下手なバラエティ番組よりも、広告の方がよほどお金がかかっていて凝った作りになっている。番組が廃止されれば広告単独での勝負になるので、視聴者を惹きつける工夫がなされるだろう。 現に、番組が放映されない深夜時間帯はテレビ通販ばかりである。深夜にできることが昼間にできないはずがない。さすがにテレビ通販ばかりだと飽きるので宣伝効果が限られる。様々な広告を組み合わせて視聴者を飽きさせないのが広告代理店の腕の見せ所である。例えば家電製品の広告だけを集中して放映すれば、製品の比較に有用である。 番組製作は多重請負の丸投げなので、払ったお金に見合った品質を確保できないが、広告は完成品の持ち込みなので、コスト相応の品質を確保しやすい。広告の方が面白いものを作りやすいのである。また、スポット広告は時間が短いので、忙しい(時間の機会費用が高い)人でも見ることができる。 もちろん、緊急時にはニュース番組を放映することになるだろうが、そういう可能性を前提として広告料を安くする契約にするか、違約金を払う契約にすればよいだろう。むしろ、緊急時のニュース番組は視聴率が極めて高く宣伝効果が大きいので、広告主のテロップが流れるだけでも十分に効果がある。 普段は広告しか放映されないテレビにお金を払うのはばかばかしいので、初期設定では地上波民放テレビしか見られない地デジ対応テレビを無料で配布するのがよいだろう。これなら地デジへの移行も万全である。どうせ低所得者には地デジ対応テレビをタダで配ることになるだろうが、普通のテレビをタダで配るとモラルハザードになるし、スクリーニングにもコストがかかるので、広告しか見られないテレビのみ無料で配布することによってモラルハザードを防ぐのである。 NHKを見たかったらNHK視聴対応のプリペイド式のB-CAS...

北陸鉄道石川線をLRT化できないものか

北陸鉄道石川線には、LRT化に適した条件がいくつか揃っている。 1)架線電圧が路面電車と同じく600Vである。 2)ターミナルが都心から離れており、都心乗り入れによる効果が大きい 3)車両と変電所が老朽化しており、更新するか廃止するかの選択を迫られている 大手私鉄の中古車両は通常は架線電圧1500V用なので、600V用の中古車両の入手は困難である。多額の費用をかけて1500Vに昇圧したり、1500V用の車両を600V用に改造するくらいなら、600V用のLRT車両を新規に導入する方が安くつく。富山ライトレール等と同規格の車両を導入すれば、万一路線が廃止になっても転売先を確保できる。 都心乗り入れについては、そう簡単ではない。野町から片町、香林坊、武蔵が辻を経由して金沢駅へ至るルートが開通すればたしかに便利だが、現状の道路事情のもとで電車優先の軌道を敷設することは現実的ではないだろう。 しかし、富山ライトレールの実績から推測すると、都心に乗り入れなくても、LRT化して本数を増やすだけでも効果があるのではないか。 あるいは、金沢ではバスの方が現実的ということならば、電気式ガイドウェイバスにするというのはどうだろうか。電気自動車を導入して、軌道区間では集電と同時に充電し、道路でばバッテリーで走行するようにすれば、静かで排気ガスを出さない、環境に優しい乗り物になるのだはないだろうか。バッテリーの持ちが心配なら、主要停留所やバス専用レーンでも充電できるようにすればよいだろう。 ガイドウェイの建設費用を安くしたければ、既存のレールを活用できる方式があるとよい。軌道敷を舗装するが、レール部分だけは併用軌道のように残して、そこに案内用の小型の車輪を乗せるのである。鉄車輪を走行に用いないことで機構を簡略化できる。 バスでは輸送力が足りないということなら、千葉の幕張で走っている全長18mの連接バスと同じ車体にすればよいだろう。これならそのまま金沢駅まで乗り入れてもさして邪魔にならないはずである。都心乗り入れだけでなく、郊外で道路上を走ることもできるので、バスと同様に多種多様な運転系統を設定できる。

iPod nanoでコミュニティFMを聴く

かつて、「どうせ日本ではFM局なんて少ないし番組も画一的だからiPod nanoにFMチューナーなんてついていても意味がない」と書いてしまったが、地方を旅行すると意外とコミュニティFM局が多いことに気がついた。 他愛もない番組ばかりだが、それでも地域独自の放送を聴けるというのは観光客にとっては価値がある。事前に旅行先のコミュニティFM局について調べておくと楽しめるだろう。国道沿いにはその場所で利用可能なラジオ局の案内が出ていることが多いので、その場で気がつくこともあるかもしれない。 しかし困ったことに、調子に乗ってFMラジオばかり聴いていると、iPodの電池の減りが早い。逆に言えば、MP3プレイヤーの電池の持ちが良いということでもある。 そういえば、FMの周波数のプリセット情報や番組表をPCに保存しておいてiPodと同期する機能なんてあれば便利ではないだろうか。iTunesにラジオ局の一覧が表示され、その中から選択したラジオ局の周波数情報をiPodと同期する。iPod上で操作する際には、局名や地域名で検索できれば便利だし、局を選択したときに番組表が表示されれば便利である。ガラパゴス携帯なら、GPS情報をもとに、その地域で利用可能なFM局の情報をネットから引っ張ってきて自動的に表示するなんてこともできるかもしれないが、iPodではそこまではできまい。しかし、iPhoneで実装されれば、それがiPod nanoにも応用できるだろう。現在、iPhoneやiPod touchにはFMラジオ用のチップが内蔵されているが、使われていない。おそらくその機能を活かせるだけのユーザーインターフェースが開発されていないのだろう。

券売機でもモバイルSuicaを使いたい

Suica対応の券売機は、カード型Suicaにしか対応していない。最新型の黒い券売機ですら、依然としてカードを挿入するタイプである。モバイルSuicaを持っているならそのまま自動改札に入れるし、携帯電話経由でチャージできるからだろう。 しかし回数券や在来線の自由席特急券など、モバイルSuicaでは買えない切符もある。自由席特急券なら指定席券売機でクレジットカード払いで買うことが出来るが、発券に時間がかかる。窓口で回数券を買えば、クレジットカード払いも可能だが、これも煩雑である。さりとて、券売機でしか買えない切符を買うためにカード型のSuicaを常備するのも、これまた煩雑である。 飲料の自動販売機のように、購入すべき切符を特定した上でカードリーダーにSuicaをかざすというごく当たり前のことがどうして券売機ではできないのか、理解に苦しむ。 もし券売機でモバイルSuicaが使えないなら、せめてグリーン券やモバイルSuica特急券のように携帯電話経由で購入できるようにしてほしい。

TOICA電子マネー

2月15日付のJR東海のプレスリリースで、TOICA電子マネーを使える店舗が発表された。 駅構内の売店と飲料の自動販売機が中心となる他、エキナカの飲食店でも使えるようになる。今回対象となるのは名古屋駅や静岡駅が中心だが、関東では既にSuicaが使えるし、関西では既にICOCAが使えるので、これで新幹線の主要駅すべてで電子マネーを使えるようになる。思っていたよりも店舗数が多い。 しかし新幹線の車内販売ではまだ使えないようである。JR東日本にできることがJR東海にできないはずはないので、いずれ実現するのではないかと期待している。荷物を持った状態で駅構内で小銭を出すのも大変だが、車内販売で小銭を出すのも難儀なものである。東海道新幹線の乗客の大半はSuicaかICOCAを持っていて、コンビニ等での小額決済では電子マネーを使っているので、現金払いに対する抵抗感がある(使ったらATMでお金を下ろさなければならない)。電子マネーを使える方が車内販売の売り上げは増えるはずである。 乗車券としてのTOICAは、JR東日本やJR西日本のエリアとまたがって使うことはできないが、電子マネーの場合にはそういう問題がないし、特に東海道新幹線の車内販売はJR東海パッセンジャーズ1社のみなので、導入は比較的容易なはずである。もしかして車内販売用のハンディ端末だとSuicaやICOCAとの相互利用に問題があるのかと思いきや、JR東日本の新幹線の車内販売ではPasmoやICOCAも使えるので、どうやらそうではないようである。

上越新幹線の200系

JR東日本には上越新幹線用に200系が11本だけ残っている。どうしてそんな中途半端なことをするのかよくわからないが、E5系が投入されると玉突きで廃車になることだろう。 さて、200系はすべてリニューアルされており、内装はきれいだし、座席は新車同様である。しかし音がうるさくて揺れるのはどうにもならない。上越新幹線なら最長でも2時間程度の乗車時間だし、多くの乗客にとっては1時間程度の乗車時間でしかないので、所詮上越新幹線だからと割り切るしかなさそうである。 そういえば、200系が廃車になる頃にはE1系も廃車になるだろうから、上越新幹線はE4系に統一されることになりそうだが、少しは速くなるだろうか。とりあえず、朝の上りの高崎東京間は16両になるだろうから、混雑は緩和されそうである。

富山ライトレール

富山港線が廃止されLRTとして生まれ変わった富山ライトレールに乗ってみた。15分間隔で走るようになり、便利になったおかげで乗客が増えた。岩瀬に行くのが便利になったため、岩瀬を積極的に宣伝するようになった。こんなことならもっと早くLRT化すればよかったのにと思う。 現在は富山駅北止まりで、市内中心部に行くには不便だが、JRの駅の高架化工事が完成したあかつきには、富山地方鉄道循環線(セントラム)に乗り入れることになっている。環状線を一周して新富町で折り返すのだろうか。 富山県内のLRT車両は規格が統一されており、富山ライトレール、セントラム、万葉線(新車のみ)とすべて同一規格である。 いっそのこと富山地方鉄道不二越線と上滝線もLRTにしてしまって南富山駅で市内電車に乗り入れてはどうかと思うのだが、古い市内電車では勾配を登れないらしい。LRT車両だとどうなるのか気になるところである。本来、路面電車は道路の勾配に合わせて軌道を敷設するものだし、最高速度も低いので、比較的勾配に強いはずである。鉄道は軌道に比べて維持費が高いので、大規模改修が必要になったタイミングでLRT化するのが効率的である。地上設備はお金がかかるので、車両を勾配対応にする方が安くつく。

乗車券をクラウド化できるか

最近はネットワーク上に情報を格納するのがはやりだが、どうせなら回数券や定期券もクラウド化できないものだろうか。特に、回数券をSuicaに格納できないのはかねてから不便だと思っているのだが、何とかならないものだろうか。おそらく部分的には可能だろうが全面的な導入は難しいかもしれない。 エクスプレス予約では「回数券預かりサービス」を実施している。エクスプレス予約ではサーバ上に予約データを格納しているからこういうことができる。Pasmoでは「バス利用特典サービス」が導入されている。また、一部のバスでは一日乗車券をICカードに格納することができる。 EX-ICのように、ICカードを認証のみに用いてサーバ側に乗車券情報を格納すれば、任意の乗車券を扱うことができる。ローカル線を抱えるJRの在来線ではICカードを乗車券にするのは難しいだろうが、民鉄や新幹線では容易だろう。 しかし、東京圏の通勤路線の乗車券情報をすべてデータセンターに格納するとなると、いったいどれくらいの規模のデータセンターが必要になるか見当がつかない。だからこそ、乗車券情報をICカードに格納して、改札機や券売機で分散処理するのだろう。改札機や券売機で扱う情報は単純だし通信量が少ないので、高速で処理できる。

FedExの最後の1マイル

FedExは迅速で信頼性の高い国際宅配サービスとして知られているが、実はとんでもない弱点がある。それは、個人向けの配達をまともにできないということである。せっかく地球の反対側からたった1日で荷物を運んでも、最後の1マイルで数日かかるのである。 もともとFedExはビジネス向けのサービスなので、ビジネスアワーに合わせた配達体制しか持っていない。平日の昼間に事務所に荷物を届け、荷物を引き取ってもらってサインしてもらったらおしまいというやり方である。だから土日は配達しないし、夜間の配達もしない。 しかしこれだと、「なぜ平日の昼間に在宅していたのに、配達の知らせもせずに不在通知だけ置いていったのか」を説明できない。一つの可能性は、「FedExの配達員は個人の住所を識別する能力を持たない」ということである。そんな馬鹿なことがあるかと思うだろうが、日本と米国とでは住所の表記法が異なるため、会社名のような識別子が無いと、正しい住所に配達できる自信がないのではないだろうか。そういうときには一旦不在通知を残してカスタマーサービスに電話してもらい、住所を確認してもらうことにするのだろう。重要な文書を届ける以上、正しい相手に届けることは大切なので、これはこれで仕方ない。日本人の感覚だとそこまで疑う必要があるのかと感じるだろうが、アメリカは、世の中がいい加減であることを前提にした社会なので、相応の対策が必要になる。 「せめて宅配ボックスに配達してくれればよいのに」と思っても、誰が受け取るかわからない状態で宅配ボックスに荷物を残すのはリスクがあるので、本人の確認が取れるまでは宅配ボックスを使えない。それにそもそも米国には宅配ボックスという便利なものは存在しないので、たとえ宅配ボックスがあっても、どう対処したらよいのかわからないのだろう。米国の高層アパートには、保安上の理由で24時間営業のフロントデスクがあるので、そこに荷物を預けるだけである。 日本におけるFedExの攻略法は以下の通りである。 1)わかりやすい宛名を心がける。マンション住まいなら、マンションの名前を書く。 2)職場に届けてもらう。公私混同は望ましくないが、荷物が届く可能性は高くなるので、急ぎのときには効果的である。 3)ウェブのトラッキングに表示された配達予定日よりも1日余計にかかることを覚悟する。不在...

iTunes Storeの全曲プレビュー機能

iTunes Storeは試聴に便利なので重宝しているが、いつの間にか「全曲プレビュー」という機能が実装されている。通常、アルバムを購入するかどうか決める際には全曲試聴してみたいものだが、1曲づつ試聴するのは面倒なので、こういう機能があると便利である。

ThinkVantage Toolbox

ThinkPad向けに、Lenovo ThinkVantage Toolboxというソフトウェアがあるが、OSとの相性が悪いらしく、途中で停止してしまうので役に立たない。別段無くても支障しないので、アンインストールした。

中立命題と財政危機

ここ20年間で景気対策のために財政出動を繰り返した結果、景気浮揚効果が出ないまま財政赤字だけが膨らんで、財政破綻の危機に瀕しているそうである。 景気対策に財政支出が無力であることはリカードの中立命題やバローの中立命題として知られている。政府の財政支出には税の裏づけが必要なので、景気対策で政府が財政支出を増やすと、合理的な経済主体は将来の増税に備えて貯蓄するので、財政支出と同額の消費が減るというものである。実際、この20年間で景気浮揚効果が無かったことから、これらの中立命題は実証的に支持されているように見える。 しかし、もしこの命題が正しいとするならば、財政破綻の危機は無く、実体経済への影響も無いことになる。なぜなら、合理的な経済主体は、将来の増税に備えて既に貯蓄をしているはずだからである。マクロ経済学のいまどきの常識といわれているDSGE(実はただの価格理論)も、時間を通じて最適な消費水準を決定する合理的な経済主体を想定しているため、現代風の分析道具で装っても本質は同じである。 中立命題の説くところによれば、財政破綻を避けるために増税しても、単に貯蓄の名義が個人から政府に移るだけであり、消費水準は変わらない。いつ増税しても同じである。合理的な経済主体は、クレジットカードで買い物をするときに、いつか支払いのときが来ることを予見して節制する。一括払いだろうとボーナス一括払いだろうと同様である。銀行口座に残っている預金は、たとえ今は自分名義であっても、事実上カード会社に差し押さえられたも同然であり、あとはいつ引き落とされるかの問題でしかない。カード破産するようなファイナンシャルリテラシーの無い者ばかりなら乗数効果があるのかもしれないが、幸か不幸か平均的な日本人はもっと利口らしく、大半の人はカード破産しない。バラマキ財政でくだらない買い物をさせられるときも、その支払いを予見するはずである。合理的な経済主体は、誰も使わない高速道路を買わされるときには、アップルのクールなガジェットを買うのを諦める。私がMacBookもiPhoneも持っていないのは、きっとバラマキ財政のせいに違いない。 実体経済の落ち込みにより、将来の増税に備えた貯蓄が目減りしたという考え方もあるかもしれないが、合理的な経済主体は将来に対する予想の変化に敏感に反応して消費経路を随時最適化している...

高速バス事業における所有と運行の分離

もともと運輸業は所有と運行の分離の進んだ業界である。 海運業では船主と運航業者とが分離しているし、航空業でもリースが普及している。船舶にせよ航空機にせよ、資本コストはかかるがどこでも使えるものなので、資金力のある主体が所有し、それを運航業者が調達する仕組みになっている。 実はバスも同様である。たしかに資本コストはさほど高くなくて、夜行バスでも1台4000万円程度である。しかしまとまった台数を保有するとなると億単位の金額になり、バスの事業規模に比べると決して軽い負担ではない。 そういう意味では、貸切バス事業者からバスを調達してサービスを展開する都市間ツアーバス事業者は、ごく当然のことをしているように見える。資本を持たずに身軽に動けるからこそ、顧客のニーズを汲み取って柔軟なサービスを展開できる。夜行バスとホテルの早朝チェックインとを組み合わせるといったサービスは、顧客の求めるサービスをワンストップで提供するものであり、物流業界でのフォワーディングに近い。 乗務員を提供することに特化した会社や、車両整備に特化した会社や、車両の保有に特化した会社があってもよい。ただし、この手のビジネスの常として、生産要素を提供するだけだとリスクが低い反面、あまり利益が出ない。 この手のサービスが出現すると、整備不良や超過労働が問題になるが、それは本来そのようなサービスを提供する側の責任において適正に遂行すべきものであり、ツアーバス事業者に責めを負わせる筋合いのものではない。もちろん、調達側が調達の際の要件として提示したり、受け入れ時にチェックすることは当然必要だろうが、むしろ、個々の生産要素において、安全規制等によって品質が保証されている方が調達しやすい。 都市間ツアーバスも、数年前と比べると様変わりしており、ウィラートラベルのウェブサイトを見ると、随分工夫しているのが見て取れる。従来型のバス事業者の中では最大手の西鉄バスやJRバス関東はよく工夫している方だと思うが、やはり生産要素を供給する側であり、サービス事業者並のきめ細かさを期待できない。 運輸業において所有と運行の分離が機能しにくい唯一の例外は鉄道業である。地上設備の規模が大きく、幅広い技術を組み合わせる必要があり、しかも業務が複雑なため、既存の生産要素を調達するという方式が機能しにくいためである。第3セ...

北陸・能登廃止

2010年3月12日限りで北陸と能登が廃止になるようである。てっきり北陸新幹線が開業するときに廃止になると思っていたので意外である。 表向きの理由は車両の老朽化で、たしかに北陸の14系客車も能登の489系も老朽化している。特に北陸については、代替となる車両が存在しない。しかし能登については余剰の485系を調達することは可能だし、実際、多客期の臨時列車として485系で運行されるとのことである。東京から富山や金沢までは1000円高速の恩恵を受ける区間でもないので、おそらく他の要因によるものだろう。 金沢も富山も安くてきれいなビジネスホテルが多いし、特に金沢は駅が高架になった後、駅前に雨後の筍の如くビジネスホテルが開業したので、わざわざ我慢して夜行に乗るまでもない。どうしても夜行に乗りたかったら安くて快適な夜行バスがある。夜行バスもツアーバスのおかげでたいぶ安くなった。 そもそも、座席夜行で急行料金を取る列車というのもいまどき珍しい。急行料金を取る列車として残っているのは他にははまなすときたぐにだけである。どちらも昼間に移動しても5時間以上かかる区間なので車中泊の需要があるのは理解できるが、東京から金沢まで4時間しかかからないし、飛行機なら市内起点でも3時間程度である。今まで残っていた方が不思議なくらいである。

携帯電話の時計表示

携帯電話に時計機能があるため、最近は腕時計をしなくなった。腕時計が壊れたとき、どうせ携帯電話があるからいいやと思ってそれっきりである。時計なんてそんなに頻繁に見ないので、必要なときだけ取り出せば十分である。 しかし、時には時計を常時表示させる必要のあるときもある。そういうとき、携帯電話のディスプレイがすぐにオフになってしまうので困る。もちろん省電力のためなので、それ自体は仕方ないと思うのだが、そうならない設定にもできるようにしてほしい。時計表示モードみたいなのがあって、時計が大きく表示され、バックライトがオフにならないような設定にできればよいのだが。PCでもプレゼンモードに設定すればディスプレイがオフにならない。ニーズはあるし、技術的にも難しくないはずである。

Thunderbirdを使ってみた

オフラインでも使えるメーラー兼RSSリーダーが欲しいと思ってThunderbird 3を入れてみたのだが、困ったことになった。登録しているRSSが多いと、読み込みの際に帯域を圧迫するのである。もちろんブロードバンドなら問題ない程度なのだろうが、回線の細いモバイル用で帯域が圧迫されると支障する。 これでは使えないと思ってGoogleリーダーに戻ってみる。こちらはフィードの購読が簡単である。さすがGoogleがやっているだけあってキーワードで検索すると候補が表示されるので、その中から「登録する」のボタンを押すだけである。 Googleリーダーの方が動作が軽い。サーバに格納されているユーザの登録情報をもとに、クラウド側で更新を検索し、差分だけを送信しているからだろう。ただし、クラウド型の弱点として、オフラインリーディングには対応していない。 軽くてオフラインで使えてフィードの追加の簡単なRSSリーダーがあればよいのだが、そういう便利なものが出るのはもうしばらく先になりそうである。当面の間は、普段使いはGoogleリーダーで、オフラインユースの際にのみThunderbirdを使うことになりそうだが、1つのソフトウェアでできないのは不便である。

日本で電子ブックリーダーは普及するか

AmazonのKindle等の電子ブックリーダーが日本で普及しないのは著作権団体の圧力のせいだというのは本当だろうか。たしかにそういう面もあるだろう。こういうビジネスはコンテンツが豊富でないと発展しないので、著作権フリーのコンテンツだけではあまり魅力がないかもしれない。 しかしそれ以上の要因として考えられるのは、日本の書籍の読みやすさである。洋書は紙質が悪いし、同じ大きさの字がびっしり詰まっており、全然読みやすくない。タイプライターで印字した紙の束をそのまま製本したような感じである。それに対して、日本の書籍は装丁が凝っており、フォントや段組みが読みやすいだけでなく、紙の質感をはじめとして、手に取ったときの感触も工夫されている。 洋書だったら電子ブックリーダーでも代用できるだろうし、本を紙の塊として通販で売るくらいだったら、データだけを売る方が効率的である。それに、本は結構場所を取るので電子化されている方が楽だし、 検索もしやすい。それにも関わらず電子ブックが普及しないのは、やはり本と比べて扱いにくいからだろう。結局決め手になるのは、読むときの扱いやすさである。そうはいっても、紙には紙の扱いやすさがあると同時に、電子媒体には電子媒体の扱いやすさがある。触って気持ちよければそれでよい。 そこでiPadなのだが、たしかに電子ブックリーダーとしてはよくできていそうである。いかにも痒い所に手が届きそうで、そういう意味では日本で受け入れられそうな感じである。しかし見れば見るほどでかいiPod touchに見える。枕元で使う分には便利かもしれないが、枕元専用マシンを買うくらいなら、モバイルノートPCをそのまま使う方が手軽である。それに、日本の通勤事情のもとで持ち出すには大きすぎる。理想的なのはポケットに入る文庫本サイズなのだが、それはiPod touchである。読み捨ての新書本だったらデータをダウンロードして、読み終わったら捨てればよいが、新書本は情報量が少ないので、iPod touchで十分だろう。 小さい画面で我慢できるならガラパゴスケータイで十分であり、ポケットに入るサイズならiPod touchである。大きい画面で見たいと思うのは漫画や譜面である。自動的に譜面をめくってくれるソフトがあったら便利だろう。たしかに雑誌も大画面の方が見やすいが、雑誌ならウェブ...

平均値バイアスとマスメディア

人間には、「自分は平均以上だと思う」という傾向があるそうである。もちろん、大半の人が平均以上であることはあまりないので(大半の人が平均以上であるのは、著しく平均を下回る少数の人がいる場合のみである)、これは平均値バイアスと呼ばれている。 どこかの誰かが「大衆とは新聞を読む人のことである」と言った通り、マスメディアというのは、平均的な多数の人を対象としたものなので、「自分は平均以上だ」と信じている人は、マスメディアである新聞やテレビや雑誌を馬鹿にして遠ざけているはずである。しかるにマスメディアは依然として健在である。 通常、平均値バイアスが扱うのは「運転のうまさ」といった能力に関する主観である。客観的な情報をなかなか入手できないため、楽観的な主観が修正されない。学力試験のような客観テストが存在する場合には、否応なしに自分の客観的な位置を知ることになる。「今回は準備不足だったから本来の能力を発揮できていない」というような言い訳をする余地はあるかもしれないが、結果に関しては言い訳の余地がない。 しかし、自分の意思に基づいてマスメディアを遠ざけている限り、自分の主観が覆されることはないはずである。それなのになぜわざわざ「自分は平均的な人間だ」というシグナルを発するような行動を取るのだろうか。「必要があって情報を収集しているのだ」という言い訳はできそうだが、そもそもマスメディアの情報を必要とするような人のことを一般大衆というので、自分は一般大衆ではないという言い訳をするのは容易ではない。 そのような人はマスメディアの定義を主観的に捉えているのだろう。「マスメディアは広い範囲の受け手を対象としているので、自分のような平均以上の人間も対象となるのである」なんて言いそうである。 あるいは自分がマスメディアの受け手であるかどうかについて主観的に捉えているのだろう。実際には新聞を読んでいるにも関わらず、「自分は新聞なんて読んでいない」と思っているのかもしれない。

首輪をどうにかできないものか

そこそこまともな組織に所属していると、IDカードを首にぶら下げることが義務付けられる。一見誰にでもできそうなくらい簡単なので、セキュリティ対策として普及している。 しかしこれは特に女性に不評である。首からぶら下げると肩が凝るからである。その程度のことで肩が凝るような体に問題があるのではないかと思うのだが、こういうことは本人にしかわからないので、きっとそうなのだろう。そのため、後ろ向きに首輪をつけたり、腰につけたりして対処しているようである。 首輪は単につければよいというわけではなく、ストラップによって容易に識別できることに意味があるので、なるべくなら普通に首輪プレイしてほしいものである。 そこで、ファイテンの肩の凝らないネックレスみたいなものをストラップにすれば一石二鳥だと思うのだが、どうだろうか。もし本当に効果があればの話だが。こういうのを組織の総務に売り込むメーカーは無いものだろうか。

土日きっぷ廃止

JR東日本のプレスリリースによると、2010年3月28日限りで土日きっぷが廃止になり、4月からは代わりに、乗車券のみで特急料金が含まれていないウィークエンドパスが8500円で発売されるとのことである。 一瞬びっくりしたが、えきねっとで特急券を安く購入できることを考えれば、土日きっぷとくらべて料金で不利になることはない。自由席しか利用しない場合やあまり特急を利用しない場合にはむしろ安くなる。もちろん、特急の自由席に何度も乗るような使い方をしてきた人にとっては不利になるかもしれないが、それはJRが想定している使い方ではない。 土日きっぷの場合、えきねっとで座席を指定すると窓口で指定席券を発券してもらわなければならなかったが、特急券を別に発行するなら、好きなときに指定席券売機で発券できるので、むしろ便利である。 また、特急料金が別だということは、グリーン券を買えばグリーン車に乗れるということでもあるので、むしろ融通が利く。 全体として、選択肢が増える分だけ使いやすくなるのではないか。 なお、各種回数券も大幅に廃止になるようだが、これはモバイルSuica特急券やえきねっとでそのまま代替されたものであり、むしろ当然である。

J-SOXは投資家のためになっているのか

内部統制監査の目的は投資家保護であり、実際US-SOXが施行されてから時価総額が上がったという研究もある。しかし、日本の場合、もし投資家に利益になることしたければ、内部統制監査みたいなコストばかりかかることをする以前に、普通に投資家に報いる経営をすればそれで済む話である。それに、日本の株価は業績と連動していないのだから、業績を正しく開示してもあまり意味がないのではないか。

チョイスピロー

地方都市で安くてきれいなビジネスホテルを展開しているコンフォートホテルでは独自の枕が使われている。コンフォートホテルを運営しているチョイスホテルズが寝具メーカーと共同で開発した枕なので、チョイスピローと呼ばれている。宿泊客へのアンケートを通じて開発した枕で、横向きで寝ても快適なのが売りである。 コンフォートホテルは安くてきれいなので利用する機会が多いが、たしかに枕のせいでよく眠れなかったことはないので、きっと効果があるのだろう。ホテルのフロントでも販売しているのだが、大きな枕を持ち帰るのは面倒なので、通販で購入した。値段は張るが、もともと睡眠を重視しているし、時間を買うと思えば割りの良い投資である。オフィシャル通販サイトもあり、こちらの方が値段が安いのだが、なにぶん代引きと銀行振り込みしか使えなくて不便なので、楽天のサイトを利用した。 実際に使ってみると、仰向けで使う部分は低いがホールド感がある。両側が盛り上がっているので、しっかりと頭を支えてくれる。鉄道や飛行機の座席の背もたれもこんな感じだったらよいのだが。横向きで使う部分は高さがありふかふかしてる。寝返りを打つと、丁度横向きの部分に当たるので具合が良い。 特殊な形をしているため、通販では専用のカバーがついているが、普通の封筒型枕カバーでももちろん使うことができ、特に不都合はない。 安いビジネスホテルは部屋を広くするわけにはいかないので、睡眠の質で勝負する方が効果的である。高級なマットレスは値段が張るが、枕は安価でかつ睡眠に及ぼす影響が大きいので、こういう部分に投資するのは割りが良いのではないだろうか。

いっそのこと消費税をやめて宝くじにしてしまってはどうか

宝くじほど割りの良い徴税装置はない。なにしろ自発的にお金を出してくれるうえ、コストもあまりかからないからである。しかも既に地方自治体が宝くじ販売の権利を保有している。こんなすばらしい徴税手段を拡大しない手はない。 また、宝くじは有価証券なので、都会にいながらにして地方の宝くじを買うこともできる。ふるさと納税よりはるかに安価に同等の効果を期待できる。 そこでネックになるのは買い手の予算である。もともと宝くじを買うような人には貧乏人が多いし、いくら夢を買うといっても人は夢だけでは生きられないから、無尽蔵に宝くじを買うわけには行かない。それなら彼らの予算を増やせばよい。すなわち、減税するのである。 ではどの税を減税するのが効果的だろうか。真っ先に思いつくのは税務調査の削減である。もともと徴税 コストが高いので、ネットの税収はあまり大きくないからである。しかし、これでは貧乏人が宝くじを買う予算を増やすことにはならない。もともと脱税を考えるような抜け目のない人が宝くじを買うなんて愚かなことをするはずがない。 貧乏人の予算を増やすことを考えるなら、消費税をやめるのが効果的だろう。財政理論上は一般消費税がベストとはいえ、どのみち現実の財政は政治的に歪んでいるのだから、徴税コスト等を勘案しながら、もっとも現実的で効率的なものを見出すことになる。 たしかに、一般消費税と異なり、宝くじは愚か者に重点的に課税するという点で公平ではない。しかし、愚か者が損をするからこそ、人は利口になろうとする。他人の金を当てにしようとせずに真面目に働く者が報われるような世の中にする方がひいては本人のためになる。そういう意味では、公平ではないが公正ではある。利口な人ばかりで宝くじが売れなくなっても、所得税や法人税といった別の税収が増えればそれでよい。

宝くじの独占販売権を競売にかけるべきか

宝くじは夢を売る商売である以上、小口に分散させるのは望ましくないのかもしれない。例えば、「10円払えば5円の賞金がもらえる宝くじ」に買い手がつくとは思えない。それによって独占供給が正当化されるとしても、独占の主体が永久に固定されていなければならない理由はない。より効率的な主体が経営できるようにすべきであり、そのような場合の定番は独占販売権を競売にかけることである。 もし競売にかけるとしたら、一定期間有効なライセンスを販売することになるだろう。これは、収益力が低い場合に、より収益力の高い主体にライセンスが移動することを促すためである。あるいは、永久的なライセンスである代わりに転売可能にしてもよいだろうが、実際にはある程度の期間は業務を継続してくれないと利便性を損なうだろう。 さて、このようにして競売が実現するとどうなるだろうか。まず、競売によって落札者と落札価格が決まる。すると、「宝くじビジネスは少なくともこれくらいは利益が出る」ということが明るみに出る。これは宝くじを買う者にとってはあまり気分のよいものではないだろう。たとえテラ銭が9割であろうと「3億円当たる」という夢が買えれば十分なはずだが、そうは言っても強欲に水を差すようなことをするのは商売上得策ではない。 では、落札価格を非公開にすればよいのだろうか。しかしそれでも入札者が多数発生するだけでも買い手にとっては気分が良くないだろうし、参入する側にとっても、どれほど旨みのあるビジネスなのかよくわからないので、あまり効果がないのではないだろうか。

宝くじの最高賞金額と販売頻度

最大3億円の賞金が出る年末ジャンボ宝くじやサマージャンボ宝くじは、なぜ年に2回しか販売されないのだろうか。宝くじは利益率が高いし、代金前受けなので資金繰りの心配もいらないのだから、それこそ毎日販売してもよいのではないだろうか。一方、小額賞金の宝くじは、毎日販売されている。どちらのタイプの宝くじも、総額ではそれなりに売れているようである。 当選者が出るまで賞金が繰り越されるタイプの宝くじも、当選金が出るまでの間隔が長い。しかも、当選金の金額と当選金が出るまでの間隔との間に相関がある。ちなみに、競馬でも小規模なレースは毎週開催されているが、大規模なレースの開催頻度は低い。 当選金の金額と当選金が出るまでの間隔との間には、ある種の最適解が存在するのだろうか。 最初に思いつくのは、買い手の予算である。宝くじの収益率はマイナスなので、「夢を買う」にしても、期間当たりの予算を限定しないと破綻してしまう。販売が分散されると、1回あたりの集金額が少なくなるので、そのような状況で最高賞金3億円なんて宝くじを出したら、ほとんどすべての人は空くじを掴まされることになる。それでは夢がない。 それならば10年に1回、最高賞金100億円の宝くじを売ればよいのかというと、どうやらそうでもなさそうである。どのみち、宝くじを買うような人には計画性がないだろうから、「金は取れるうちに取る」という考え方を取れば、ボーナスの出る時期には高額の宝くじを売り、それ以外の時期には低額の宝くじを売ることによって、効果的に金を取れそうな感じがする。それに、宝くじを買うような人にとって、100億円なんてお金は想像もつかないような金額であり、夢を抱きようが無いのかもしれない。 もし「金は取れるうちに取る」という仮説が正しいならば、貧乏人が小金を手にしそうなところに宝くじの広告が出ているはずである。

宝くじで確実に儲ける方法

宝くじに限らずどのような賭博であれ、確実に儲けることができてなおかつ儲けが大きいのは胴元である。鉄火場はテラ銭1割だが、回転率が高いので、時間当たり、資本当たりの収益はかなり大きいのではないだろうか。JRA競馬はテラ銭2割だが、競馬は維持費が高いので、利益はあまり出ていないのではないだろうか。 宝くじはテラ銭5割で、維持費がほとんどかからず、かつ売り上げが大きいので、莫大な利益が発生する。しかし、それ故宝くじビジネスは一般に開放されていない。宝くじ擁護論者は「夢を買っているのだ」と主張しているが、もしそれが本当なら夢の売買を自由化することで、ますます多くの夢を手に入れられるはずである。しかも売り手の間で競争が発生することで売り手の利潤率も低下するので、買い手の期待リターンも増える。とはいえ、せっかくの利権をそう簡単に手放すはずがなく、国家独占による「過小供給」が続いている。 胴元を諦めて、より現実的な手段はないだろうかと考えた結果、宝くじの広告で儲けることを思いついた。ところが、宝くじは店頭購入が主流で、インターネット上のアフィリエイト広告にはそぐわない。宝くじのような「愚か者への課税」では、マスメディアを使用したマスマーケティングの方が効果的なようで、現にテレビ広告や電車の広告では頻繁に見かける。一般人にはマスマーケティングの手段にアクセスできないので、結局宝くじの広告で儲けることができるのは大手広告代理店だけである。 宝くじへのネガティブキャンペーンを展開し、広告料を出してもらったらネガティブキャンペーンをやめるというのはどうだろうか。この場合、影響力の無い者がネガティブキャンペーンを展開しても広告料を出してもらえることはないだろう。万一絶大な影響力が発揮され、宝くじを買う人が激減してしまったら、今度は広告料を出してでも宝くじビジネスを継続しようという主体がいなくなってしまうかもしれない。それに、それなりに影響力のあるネガティブキャンペーンを継続するにはコストがかかる。 というわけで、宝くじで確実に儲ける方法をまだ見出せていない。

GmailとGoogleドキュメントのオフライン機能

GoogleGearをインストールすると、Gmailでオフライン機能を使えるようになる。いわば、GmailのUIを持つIMAPメールクライアントである。ウェブブラウザさえあればどこからでもアクセルできるGmailの利点と、ローカルマシンでオフラインで読み書きできるIMAPメールクライアントの利点とを兼ね備えている。 とても便利なのだが、唯一弱点がある。それはオフラインではメッセージを印刷できないことである。どうやら印刷する際にはサーバ上でメッセージからPDFを生成してそれをプリンタに送っているようだが、オフラインだと、PDFを生成できないためのようである。ホテル予約の確認メール等、念のため印刷しておきたい文書はいろいろあるが、モバイルPCは常時プリンタに接続されているわけではないので、プリンタに接続できるときに印刷したい。最近はホテルのロビーにPCを置いてある所が増えているものの、印刷だけは有料であるケースが多い。印刷したいと思い立ったときに印刷できないのは不便である。 つい最近、Googleドキュメントでもオフライン機能が使えることを発見した。ローカルマシン上でもネットワーク経由でもどちらでも、ファイルを読み書きできるので、とても便利である。 クラウドコンピューティングの時代になっても、モバイルPCが常時オンラインだとは限らない。外出すればブロードバンドは使えないし、携帯電話の電波の届かない所だってある。そういうときにファイルを読み書きできないのは困るし、かといって、やはり普段使っているマシン以外からも同じような利便性でアクセスしたい。 Googleドキュメントのオフライン機能のおかげで、ローカルのファイルのうち、ネットワーク上に置いても差し支えないものについてはGoogleドキュメントに移行できそうである。 しかしこれも同様に、オフラインからでは印刷できないという悩みがある。オフライン時にはPDFを生成せず、ウェブブラウザの印刷機能を使うことで解決できないだろうか。